今回はタイトルにある通り。
なかなか行動できない、だらだらと過ごしてしまうという人のために、即行動するための心理学テクニックを1つ紹介します。
僕自身、このテクニックを知った時っていうのは、自然にこの心理学を応用していて。
特に意識していたわけではありませんが、でも、行動力があると言われる方なので、なかなか使えるかなと。
その行動するための心理学テクニックというのが「ステップ化する」という方法。
根拠
これは心理学者のニアリーベルマンとヤコブトローベという人が提唱している心理学のテクニック方法で、物事を「ステップ化」することによって、行動できない人の障壁である「迷い」を振り切るテクニックだとされています。
どういうことかというと。
人のモチベーションっていうのは、よく言われる通り「やり始めてから」湧き上がってくるもの。
始める前から「よしやろう!」って行動できるほどのモチベーションがある人はなかなかいないかと思います。
そうではなく。
やっていってだんだんとモチベーションが上がってきて、やる気が向上した結果「楽しくなっている」という行動に移行します。
つまりこれがよく言われるのは「やり始める」ことでモチベーションが湧くということの真意。
これに間違いはないわけですが、ここで疑問となるのが「やり始める」までの行動のストップ。
やり始めればモチベーションが上がり、やる気が湧いてくるのは、肌感覚としてわからなくはないけれど「最初の一歩を行動するまで」が、なかなかしんどいもの。
行動してしまえば、自然とやる気が湧いてくるのだから、最初の一歩を踏み出す方法をより大切にしなくちゃいけない。
それを可能にするのが、「ステップ化」です。
理由
なぜこのステップ化をすることによって、最初の一歩を踏み出すことができるのかというと、色々な理由がありますが、大きなポイントとしては「迷い」です。
行動できないケースの最初の一歩は、「何から手をつければいいかわからない」という漠然とした迷いが生じ、この迷いから人は前を向いて歩くことができません。
「先行き不透明」だからこそ、最初の一歩を行動するやる気が削がれ、だらだらと行動せずに過ごしていってしまうわけです。
そこで、ステップ化してしまい「作業が見える化」してしまえば、ゲームの要領で一歩一歩進む道のりが見えてくるため、歩き出しやすくなります。
そう。
この最初の一歩を行動しやすくするために「ステップ化」を行い、「見える化」させることが重要で。
そのことによって「迷い」がなくなるため、行動することができるというロジックなんですね。
方法
じゃあ、どうやってこのステップ化というものを進めていけばいいのか。
このステップ化というのは、自分が取り組む仕事に手順を決めるという方法で至極シンプルな方法です。
それは「達成したいタスクに手順をつけていく」だけ。
ただのこれだけで十分です。
例えば、僕のこういった「ブログ記事」においても、ステップ化をしていました。
そのブログを書くという行動の流れというのは、
- 「キーワードを絞る」
- 「タイトルを決める」
- 「内容を決める」
- 「書き始める」
- 「クローラーに知らせる」
おおよそこの手順だということが、ステップ化を進めた時に決めたことでした。
今でこそ、もうこの手順が染み込んでいるため、「ブログを書こう」と思ってからの最初の一歩ははるかに低いハードルで、普通に行動することができています。
ただ、その最初は僕もよく作業をステップ化させていて、「慣れるまで」書き出した手順をよく見ていました。
そしてもっと効率的に覚えていった時、
- 「リサーチ」
- 「ライティング」
- 「クローラー」
たったこの3つだということに気づき、今のブログを書くという行動の手順は立ったの3つからなりたっています。
このように、手順が明確化してしまえば、「何からやればいいんだっけ?」というような迷いがなくなるため、「まずはリサーチしよう」というように手順に沿って、行動することができるわけです。
これが心理学者のニアリーベルマンやヤコブたちが提唱した方法です。
応用方法
そして今でもなお、僕は何かを始める時や今日1日のタスクを決める時、全てノートに手順を書き出しステップ化させています。
今日はブログを書いて、本を読んで、リサーチする。
このようにその日のタスクを書き出して、ステップ化しています。
至極シンプルですが、この方法をすることによって、何をすべきかのか、また何が優先順位が高いのか。
こういったことが明確になるため、最初の一歩がかなり踏み出しやすいです。
これは個人で仕事を始めて独立してから、毎日行なっているタスクです。
そうしてステップ化を行い、取り組み始める手順さえ決まってしまえば、取り組みはじめ、行動していくことによって、徐々にモチベーションが湧いてきて、「途中でやめたら気持ち悪い」という感覚が襲ってきます。
なので、最後までやり通すことができるし、「1日立てた計画だから、ここまでは終わらそう」というように、行動を押し流すことができるわけです。
終わりに
モチベーションというのは、立っているだけで、座っているだけで湧いてくるものではなく、行動することによって湧いて出てくるもの。
だからこそ、行動することが大切なわけだと、いろいろなところで言われますが、そうなった時重要になるのは「最初の一歩を踏み出すための準備」です。
その準備がきちんとできて初めて、自分の体を動かすエンジンの「セル」を回せる状態になるということ。
この「セル」の役割を果たすのが「ステップ化」だということです。
もし仮にはし得たいことや、やり遂げたいタスクがある場合、尚且つそれがなかなか行動できない場合。
一度「手順に落とし込みステップ化」させていってみてください。
やり方自体すごく簡単でシンプルな心理学ですが、かなり効果的で個人的にオススメな方法です。