今回はタイトルにある通り。
「会社を辞めた方が良い人」や「会社勤めに向いていない人」の特徴に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
先に結論から伝えておくと、「夜型人間」の人は、会社を辞めて独立したりフリーランスや個人事業主になった方が収入が上がる可能性があるので、ぜひ検討してみてください。
朝型の人のほうが会社員は向いている
ではさっそく。
なぜ夜型人間の人は会社をやめたほうが、収入が上がると言えるのか。
その根拠から解説していくと。
これはフローニンゲン大学が発表した論文が元になっていて。
この論文では523人の学生を対象にして、ある実験が行われました。
その実験というのは、まず523人の被験者に対して約4万件にわたるアンケートを行い、被験者の「クロノタイプ」というものを判定していきます。
クロノタイプというのはいわゆる「何型人間か」というものの判断要素で、多くは
- 朝型
- 夜型
という2つの要素に分かれます。
結構いますよね。
「私は朝が苦手で、夜になった方が頭が冴える」という風に感じている人や「夜はすぐに眠くなっちゃっうので、朝のほうが頭が回る」という人。
本田圭佑さんなんかは、夜22時には眠くなり寝るらしいので、パッと見で判断するクロノタイプは「朝型」ということが言えそうですね。
このように「なんとなくそんな気がする」というだけではなく、その人の本当の特性、クロノタイプを見分けるために4万にも及ぶ調査によって被験者のクロノタイプを調べていったわけです。
そして、このクロノタイプと学業の成績とを見比べていったとき、面白いことが判明しました。
まず1つ目に判明したこととして、夜型であるクロノタイプの被験者は「学業の成績が低い傾向にある」ということがまず判明しています。
どのぐらい影響があるのかというと、1時間睡眠が自分のタイプとずれるだけで、0.06ｐ影響があるということもわかっていて。
0.06pというのは、結構大きな影響だと考えられています。
またさらに面白いのは、「睡眠」という影響を除いたシーンも研究されているわけですが、睡眠時間が変わらなくても成績が下がるということが判明しています。
上記の記事でも解説していますが、睡眠時間がわずか数十分いつもより短いだけで、集中力や脳機能が大幅に低下することをサウスフロリダ大学の研究により証明されています。
これは一般的な常識で、睡眠と学業や仕事のパフォーマンスとの相関関係があることは知られているわけですが、この睡眠の影響を取り除いたとしても、「自分にあっていない活動タイミング」ではパフォーマンスが下がる、ということが言えるわけです。
なぜ夜型の人は会社員に向いていないのか
ではなぜ、夜型の人は会社員ではなく起業したり、個人事業主などの仕事に就いたほうが成果を発揮できると言えるのか。
これはさきほどのフローニンゲン大学の研究をよく観察すると見えてくるポイントで。
先ほどのフローニンゲン大学の研究では、「学生」を対象にして研究が行われ、「成績」と「クロノタイプ」との相関関係を見ることで、比較していきました。
当然「学生」ですから、社会人や会社員の人と同様に「朝型」に組み込まれたタイムスケジュールで動きます。
朝型の人であれば、体の中のサイクルとフィッティングするため大きなパフォーマンスや生産性が生まれるわけです。
ただ一方で夜型の人が、高校や大学などの「朝型の社会生活」を送る場合、クロノタイプにズレが生じます。
今回のフローニンゲン大学の研究では「クロノタイプのズレ」による「成績の低下傾向」が報告されたわけでした。
とすると、何も「学生の成績」だけ言えることではないことは理解できるかと思います。
当然社会人が会社で動くタイムスケジュールも大学などの学校と同じタイムスケジュールで基本は動きます。
残業などにより「夜まで仕事をする」ということはあると思いますが、基本的には「9時に出社して17時に退社する」という朝型のタイムスケジュールが会社勤めの人のスケジュールです。
ただ「朝が極端に苦手」というクロノタイプの場合は、いくら睡眠をきちんととろうが、そもそもこの朝型にパフォーマンスが最大化するわけではないため、生産性を上げることが出来ないわけです。
そのため、会社勤めを辞めて起業したり、個人事業主などになったうえで、「夜型の仕事スケジュールにする」ということをしたほうが、パフォーマンスが高くなり収入が上がる可能氏がある、と言えるわけですね。
まとめ
少し長くなったので最後にまとめておくと。
クロノタイプは大きく分けて2つある
- 朝型の人
- 夜型の人
フローニンゲン大学の研究によって、クロノタイプとズレている時間帯ではいいパフォーマンスを発揮することが出来ないことが分かっている。
それは睡眠時間をきちんととっても同様である。
そのため、夜型の人が朝型のタイムスケジュールである会社員などに従事すると、十分なパフォーマンスや生産性を測れない可能性があり、働きに見合った収入なども上げられない可能性がある。
だからこそ、夜型人間の人は、自由にタイムスケジュールを組め、自分が一番パフォーマンスが最大化する時間帯を決められる個人事業主や起業をするなどしたほうが収入なども高められると言える。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考んどうぞ。
