今回はタイトルにある通り。
肌荒れを防ぐために効果的な食生活に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
肌荒れの中でも特にニキビを防ぐためには、「お菓子と乳製品」
これが関係性が高く、相関性があることがわかったので、なるべく肌荒れを防ぎニキビを作りたくない人は、お菓子と乳製品をやめると効果があるかもしれません。
根拠と理由
まずこの肌荒れ(特にニキビ)との食生活の関係性を調べてくれたのは、第28回ヨーロッパ皮膚性病科学会議にて発表されたレポートが元になっていて。
(※参考文献)
この研究では、5カ国約6700人の人たちを対象に、「ニキビ発生率」と「食生活」を調べていくことによって、ニキビが多くできてしまう人の食生活に共通することは何か、ということを調べていきます。
この研究でも「肌荒れ、ニキビには、様々な要因があり、一概に「食生活が全て」とすることはできないが、その反対の「食生活とニキビの関係」も少なからずある」として。
これらの食生活を改善すれば、ニキビが絶対に治るということではないですが、逆に相関性を否定することもできない、ということを前提に研究が行われました。
その結果ニキビの発生率と食生活を調べていく中で、「ニキビ発生率」が高い人が、共通してよく食べる食べ物として「お菓子」と「乳製品類」が多いことが判明しました。
お菓子というのは、いわゆるスナック系であったり、甘味類であったり。
具体的には砂糖が多く使われているチョコレートや焼き菓子、加糖飲料、乳製品などが該当し、ニキビが良くできる人はこれらの食品をよく食べる傾向にあった、ということがわかりました。
もちろん先ほども伝えた通り、ニキビや肌荒れの原因として、空気が期待ない場所にいるなどの大気汚染やストレス、アナボリックステロイドなども原因の一部とされています。
アナボリックステロイドとは、いわゆる筋肉増強剤のようなものなので、僕ら日本人にはあまり馴染みのないものかもしれませんが(これはヨーロッパの研究なので)。
その一方で、「ストレス」に関しては、日本においてはストレス社会と言われるぐらいなので、食生活だけではなく、ストレスの影響も肌荒れには大きく影響してくるとしています。
だから、食生活だけでニキビが改善されるかといえば、そうではないですが、肌荒れがの原因が「食」から来ているのであれば、お菓子や乳製品などを控えることによって、肌荒れを改善することが期待できる、とこの研究では読み取ることができるわけです。
そして、そのお菓子類や乳製品類が、肌荒れの原因となる理由ですが、簡単に言ってしまえば共通して「砂糖の過剰摂取」が挙げられます。
この砂糖には、ホルモンバランスを崩してしまう危険があり、その結果肌荒れを起こしてしまう原因になるとされています。
なので、ニキビ発生率が高い人は、お菓子や乳製品を多く食べる傾向にあったわけですね。
つまり、肌荒れをなるべく抑えたい人は、お菓子や乳製品を控えることで、改善が期待できるかもしれない、ということが言えるわけです。
応用方法
とは言っても、砂糖を筆頭に、お菓子などの食べ物は、僕らに大きな幸福感を与えてくれる食べ物です。
だから、なかなか「やめる」と言ってもやめられるものじゃなく。
今日からお菓子は食べないと言っても、明日明後日には忘れてしまっていることでしょう。
そうならないために「悪い習慣」をやめる方法を合わせて伝えておくと。
まず大切なのは、「お菓子を食べてしまうタイミング」を知っておくことが大切。
これを心理学では「トリガー」というわけですが、要は「きっかけ」ですね。
人が習慣を行う際に、トリガーというものをきっかけに行動します。
つまり、「お菓子を食べるきっかけ」に着目し、そのトリガーを「変えてあげる」ことで、お菓子を食べてしまう習慣をやめることにつながるということ。
そんな具体的な方法が、上記記事に詳しく書いているので、参考にしてみてください。
その上で、トリガーに着目してあげて、「トリガーを変える」時に、ポイントなのが「簡単にできること」と「平行してできないこと」にしてあげる必要があります。
「カリフォルニア大学式!悪い習慣を約3倍も辞められる科学メソッドを紹介!」
詳しくはこちらの記事で紹介していますが、例えばお菓子を食べるトリガーが、「お風呂上がり」にアイスを食べてしまうのが習慣だった場合。
多くの人は「アイスを食べない」や「アイスが食べたくなったら、スクワットをする」というような行動に変えようとします。
ただこれの落とし穴は、アイスを食べないと決断してすぐにできるのなら人は苦労しないし、「アイスを食べる」から「スクワット」というのは、より「難しい行動に変える」ことを意味しています。
これだと挫折しやすいんですね。
そうではなく、スクワットというハードな習慣に変えるのではなく、ストレッチなどの「簡単にできること」と、ストレッチをしたらアイスが食べられない、という「平行してできないこと」に代替行動を入れるのが重要なポイントとなるわけです。
その上で。
「どうしても食べたい」となってしまった場合に「イフゼンルール」を入れておくと効果的。
「契約率を約2倍もあげたセールス技法!イフゼンルールとは。」
具体的なイフゼンルールは上記記事で紹介していますが、要するに「〇〇になったら〇〇をする」というようなルールを決めておくことを、イフゼンルールと言います。
アイスを食べたくなってしまったら、お水を飲む。だとか。
アイスを食べたくなってしまったら、肌荒れしてしまっている鏡を見る、だとか。
こういった保険をかけておくと、より一層悪い習慣を断ち切ることができます。
そしてこういった方法を駆使して、お菓子を我慢する習慣を続けていくわけですが、「習慣が定着するまでの期間はどれぐらい?ロンドン大学の研究結果とは。」
こちらの研究では「習慣が定着するまでの期間」を科学的に紹介していますが、およそ2ヶ月程度行うことで、習慣として根付くとされています。
ですから、頑張って肌荒れやニキビを防ぐために、我慢する方法を2ヶ月続けること自然とお菓子や乳製品を食べなくてもよくなる習慣が身につく可能性が高い、ということなんですね。
もちろんこれは肌荒れやニキビのための方法ではなく、ダイエットや筋トレにも応用が聞きますし、悪い習慣をやめていい習慣を根付かせたい、という場合も利用可能です。
まとめ
最後に今一度まとめておくと。
お菓子や乳製品が、ニキビや肌荒れの原因である可能性が高い。
だから、スナック類やチョコレート、アイスなどのお菓子や乳製品はなるべく控える。
そのための悪い習慣を断ち切る方法を知って実践していく。
これが肌荒れやニキビを食生活から変えていく方法になります。
ぜひ参考にどうぞ。