4000万人を研究して判明した!年収300万円未満を脱出する方法トップ3とは。

今回はタイトルにある通り。

「貧乏から脱出する方法」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

まず結論から伝えてしまうと。

  1. 不労所得、パートナーの収入
  2. 労働環境
  3. 職業スキル

この3つが、貧乏から脱出するための方法として有効だと言うことがわかっています。

まあ貧乏がどれぐらいの年収なのか?って言う議論はあると思いますが、下記の記事でも書いている通り、2013年の国税庁の研究だと、サラリーマンの平均年収は414万円でした。

オモテの儲かる仕事ランキングベスト3とウラの稼げる仕事ランキング3とは?
日本がどんどん不景気になり、給料やボーナスがカットされている最中、 増税するしないや生活必需品の値上がりが多く、生きていくのがやっと という方も多いかもしれません。 そんな中で世間で言われている 儲かる仕事をランキング形式で...

また、貧困って言うと「絶対的貧困」と「相対的貧困」っていう2種類存在するので、結構「貧乏」って言うのを定義するのも難しかったりします。

あとどこに住んでるのか?って言うのも大きく影響してきて。

東京で年収300万円未満となると、結構厳しかったりして貧乏の領域に入ってきたりしますが。

地方でいえば、そこまで貧乏と感じなかったりする。

ここら辺も結構曖昧だったりするので、今回は一応「平均年収である414万円」からマイナス100万円した「年収300万円」を相対的貧困として、「貧乏」と定義づけるようにしたいと思います。

その上で「年収300万円未満」の貧乏を抜け出すための方法のトップ3を紹介させてもらいました。

4000万人を調べてわかった貧困から抜け出した人の共通点

まあ、ここら辺の貧富の差って結構シビアだし、問題も大きいのであえて大切に前振りさせていただきましたが、おさらいしておくと

  1. 不労所得、パートナーの収入
  2. 労働環境
  3. 職業スキル

この3つが、貧乏から抜け出すために重要な順番と伝えました。

この根拠となるのは、2つの論文が元になっていて。

一つ目の論文は、ハーバード大学が2014年に行った研究が元になっています。

この研究では4000万人の人たちを調査して行い、「貧困だった人が、どのように抜け出したのか?」というデータをとっていきました。

4000万人ってデータは、普通の研究の時よりもはるかに多い研究データで。

これは国が関与している研究でもあります。

おそらくアメリカにとって「貧富の差」は国家的な問題なので、「貧困」と言う問題をどう解決するのか?のヒントを探るために、ハーバードの研究にタッグを組んだんじゃないかと推測しています。

話を戻して。

貧乏からどう抜け出して行ったのか?と言うことを、1980年から4000万人のデータをとっていき「違いは何か」を探って行った訳ですが、これらの違いが見えてきました。

  1. 差別
  2. 世帯構成
  3. 所得の不平等
  4. 学校の質
  5. 社会関係資本

これらが貧困から抜け出した人たちに共通することだと、ハーバード大学の研究により判明しました。

僕ら日本人にとって理解が少し難しいですが、当たり前のように「差別」と言う問題が入ってきています。

ここはアメリカらしいと言う感じがしますが、あとは日本でも同様に引き起こってくる問題だったりします。

この中で理解が難しいとすれば、「社会関係資本」だと思いますが、この社会関係資本というのは、いわゆる「街の空気感」を意味しています。

なんとなく治安が悪い場所だったり、人と人との関係が希薄だったり。

そう言った地域ってあると思います。

逆に、フレンドリーな地域で人間があったかい場所っていうのもあったりします。

それがいわゆる「社会関係資本」。

これらを含めた5つの項目が、貧困を抜け出すために重要なポイントだった訳ですね。

ランキング1:不労所得

ただぶっちゃけ。

これらの5つをみても、どう実生活に生かしていけばいいのかちょっとわからない。

自分の街が社会関係資本がなく、治安が悪い場所なのであれば、「引っ越す」ぐらいしか年収300万円未満から抜け出す方法として見当たらない。

そこでこのハーバード大学の論文をカリフォルニア大学がさらに精査し研究した論文というのが存在します。

このカリフォルニア大学の論文ではさらに噛み砕いて「貧乏から抜け出すための要素」として、相関性が高い項目を具体的に研究してくれていたのでした。

その「貧乏から抜け出すための要素」として、トップ3に挙げられていたのが、上記で伝えた

  1. 不労所得、パートナーの収入
  2. 労働環境
  3. 職業スキル

この3つだった、ということなんですね。

具体的に見ていくと。

「不労所得」と言うのは、知っている人がほとんどだと思いますが、一応解説しておくと「自分が働かなくても入ってくる所得の仕組み」を不労所得といいます。

不動産の家賃収入であったり、株式であったり。

印税や著作権物なども、不労所得にあたるわけです。

僕のブログなんかもそうですね。

ほとんど更新せず、売り上げを上げてくれているので。

そして重要なのは、お金持ちのほとんどがこの「不労所得」によってお金持ちになっていると言う点。

それもそのはずで労働所得で言えば、1日24時間しかないので、時給1000円でマックス働いても2万4千円しか稼げません。

どうやってもこれでは貧困を抜け出すことはできない。

そのため不労所得、および不労所得の勉強がランキング1位に入っており、その割合は36%にも及びました。

つまり貧乏から抜け出した人の36&は不労所得かパートナーの収入によって抜け出すことができたってことなんですね。

ランキング2:労働環境

その次にランクインしていたのが、「労働環境」。

この労働環境を細かく紐解いていくと、労働市場ネットワークと言う項目と職業差別の項目によって構成されていました。

労働市場ネットワークというのは、いわゆる「ブラック企業かどうか」や「保証はあるのか」

また、「労働者の権利は守られているのか」「労働基準法は守っているのか」

こう言ったことを表す数値で。

僕ら日本人にとってはかなり耳が痛い項目だと思います。

そして職業差別ですが、「人種差別」というのであれば、僕ら日本人には少し想像が難しいかもしれませんが、「職業差別」と言うのは結構身近に考えられる項目だと思います。

少し前の文化で「お客様は神様」的な考え方があったりして、定員さんに横柄な態度を取ったり。

お客さんにはペコペコしてなきゃいけない従業員の方だったり。

こういった「お客様は神様だ」的な「職業差別」と言うのはあまり見られなくはなりましたが、職業間では今でもあったりします。

肉体労働している人を馬鹿にしたり、格好が着たいなと揶揄したり。

派遣社員をぞんざいに扱ったり。

こう言ったのも職業差別にあたり、職業差別がない職業や地域、はたまたブラック企業を辞めたりしことによって、貧乏を抜け出せた割合がおよそ31%いたことがわかっています。

これがランキング2位でした。

ランキング3:職業スキル

そして再度告げた通り、ランキング3位となったのは「職業スキル」でした。

詳しくいうと、職業スキルや学校の質というのがランクインしています。

先にこれの割合を言ってしまうと、貧乏から抜け出せた割合は16%となっていて、ランキング1位の「不労所得」に比べると、およそ半分で意外にも低い割合だということがわかっています。

職業スキルというのは、いわゆる「資格」だったりとかも入ってきます。

これは科学って残酷だなぁって感じる部分ではありますが、年収300万円未満の大半の人が、収入が少ない時に「資格を取ろう」と躍起になります。

勉強すること自体悪いことではないですが、その矛先が「資格」となってしまった際に「貧乏から抜け出す割合」が半分になってしまう。

これが4000万人を調べた科学の事実であり、結果だということですね。

この事実に知って最近では「資格は意味がない」と発信する人も増えてきた印象ですが、まさしく「資格」に関しては、効果が低いと言わざるを得ないでしょうね。

少なくとも「年収」においては。

番外編:ランキング4

そして最後に。

冒頭には伝えませんでしたが、ランキング4も当然存在していて。

このランキング3と少し似ている部分だったので、最後に紹介しておくと。

貧困から抜け出した人の4位のランキングだったのは「学校の成績」や「テストの点」でした。

いわゆる学歴というやつですね。

この割合は12%で1位に比べると3分の1の結果となりました。

学業をを頑張ってきた人には、少し残酷な結果ですが、僕はある意味ポジティブだと思っていて。

というのも。

この研究から導かれる部分は「学歴や学校の成績では年収は決まらない」ということを意味している訳です。

もっと細かく言えば「学歴や学校の成績以上に大切なことがある」ということを言っている訳です。

年収300万円未満ということであれば、おそらくもう社会人として働いていて、今から学業を頑張るってことは大半の人ができない。

そしてもし仮に「学歴が一番貧困からの脱出を左右する」とするのであれば、もう手遅れな事柄です。

でもそうじゃなく、割合は12%ほどしかない。

だからこそ、社会人となった今からでも「年収300万円未満から脱出するのは遅くはない」というメッセージな気がしてポジティブな意味だと僕は思うんですね。

まとめ

少し長くなってしまったのでまとめておくと。

年収300万円未満から脱出する方法トップ4は

  1. 不労所得、パートナーの収入:36%
  2. 労働環境(労働市場ネットワーク、職業差別):31%
  3. 職業スキル(職業スキル、学校の質):16%
  4. 学歴(学校の成績、テストの成績):12%

これらを見ていくと、上位2つを抑えるだけで67%も脱出できる割合を高められるので、この研究を実際に応用していくと考えると。

きちんと労働基準法が守られているホワイト企業に行き、労働環境を整え、自分の時間を確保しつつ、不労所得に関して勉強し「労働収入以外の報酬」を作っていくのが、ベストなんじゃないかなと感じましたね。

またさらに。

不労所得でも色々な方法ややり方があると思いますが、一番手軽で堅実なのがブログなんで、ブログのことを勉強してみるのがいいのかと思いますね。

ぜひ参考にしてみてください。