今回はタイトルにある通り。
「性格」に関して、面白いコトを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
タイトルにもある通りなんですが、僕らの性格を決めているのは半分が遺伝子で、半分が環境だとされています。
遺伝子はある意味変えようがないので、残りの環境にどうしてもフォーカスしてしまいますが、この環境と一口にとっても「人間関係」と大きく分けると分けれてしまう。
その人間関係においては、友人や恋人、上司や部下、クライアントというように、いろんな人間関係があるのが、僕らの世界です。
この中で「どの人付き合い」が一番影響が大きいのか?ということですが、結論から言ってしまうと、10代ほどの若い年齢であれば「恋人」が一番影響が強いことがわかっています。
つまりは、性格や趣味嗜好は恋人によって大きく影響を受ける可能性があるので、恋人やパートナーの選び方は結構慎重に選んだ方がいいよ、って話ですね。
恋人の影響を強く受ける
まずは根拠から。
これは2015年にフロリダアトランティック大学が行った研究が元になっていて。
「Adolescent Friend Similarity on Alcohol Abuse as a Function of Participation in Romantic Relationships: Sometimes a New Love Comes Between Old Friends」
この論文が元になっている訳ですが、この研究では、男性の被験者662人、女性の被験者574人を対象にして行われました。
まず被験者のアルコール乱用度合いを調べていきます。
「なぜアルコール乱用度合いなのか」
という部分ですが、お酒というのは趣味嗜好が強く現れるポイントだとし。
飲み方などが、その人の性格と酷似しているため、このアルコール乱用度合いを調べることは、その人の性格や趣味嗜好を知る1つの要素となるとしたためです。
その次に、被験者の友人や恋人なども同様にアルコール乱用度合いを調べていくことで、友人や恋人とでは、どちらの方が影響を強く受けるのか、ということを調べていきました。
するとわかったのは「恋人やパートナー」からアルコール乱用の影響を受ける割合が高く、性格や趣味嗜好は友人よりも恋人の方が影響を受けやすい、ということがわかりました。
具体的に解説していくと。
影響を受けやすいのは、年齢によっても少し異なっていき。
年齢が若い人ほど友人からの影響が強くある反面。
年齢が上がってくると恋人から受ける影響が強くなっていくことがわかっています。
また、クラスでのあまり人気がない人は、恋人から受ける影響が強くあることもわかりました。
つまり、お酒の飲み方≒性格や趣味嗜好っていうのは、恋人からの影響を強く受ける、ということがわかったのでした。
注意点
これはあくまで「お酒の飲み方≒性格や趣味嗜好」なので、完璧に一致する訳じゃありません。
今回の研究ではあくまで「アルコール乱用」のレベルなので、密接な関係にあるとはいえ、アルコール乱用レベルが高い(パリピ)であるから、性格が横柄だということを断定することはできません。
あくまで密接な関係、ということです。
ただ、それでも「恋人の影響は大きく受ける」ということは、多分の可能性があるので、参考にしておくといいかと思います。
嫌いな性格を変える方法
そして最後になりますが、この論文をどうやって応用していけばいいのか、というところを考えていくと。
自分の性格や趣味嗜好を変えたい、と願う場合、多くの人は「友人関係」を精査していきます。
友人関係を断捨離したり、明るくなりたいから暗い友達と遊ばなくなったり。
そう言った選択肢を設ける人がいますが、もちろんこれらは効果がある事に変わりはないですが、ポイントとなるのは「恋人」の方が強く影響を受けるため、「恋人選び」をする方が、友人関係を取捨選択するよりも効果が高そうです。
自分自身が「暗い性格(=クラスで人気がない)」と分析するのであれば、より恋人の影響を強く受けるので、性格を変える意味では効果的でしょう。
また、合わせて伝えておくと。
この記事でも書いている通り、性格というのは短時間で変えることができます。
性格を変えたいと願うのであれば、この記事に書いている方法を試してみてもいいかもしれません。
そして上記記事でも解説している通り、ポイントとなるのは「行動」です。
行動を変えることが、心理学的に性格を変える要素になることがわかっているので、性格を変えるには、合わせて行動を変えるのが効果的ですね。
性格を変えないという選択肢も
ただ併せて伝えておきたいのは、別に「今のまま」でもいいという、あえて変えない選択肢を持っておくのも十分得策です。
心理学的にセルフコンパッションと呼ばれるもので、「ありのままの自分を受け入れる」という方法のこと。
これらの記事でも書いている通り、ネガティブはネガティブで成功できない訳じゃないし。
ネガティブならばネガティブの良さをうまく活用すればいいだけの話です。
ですから、まずは「自分を受け入れる」というところから始めるのが僕はいいと思いますね。
まとめ
少し長くなってしまったのでまとめておくと。
自分自身の性格に影響を与えるのは、友人よりも恋人である可能性が高い。
特に年齢が上がってくると恋人が与える影響は強くなり、クラスや同性に人気がない人ほど恋人の影響を強く受ける。
だからこそ、自分の性格を変えたいのであれば、恋人選びを慎重に行う必要がある。
また性格を直すためには、行動を変えたり、セルフコンパッションを学んだりする必要がある。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。