依存症さえ乗り切れる最強のモチベーション管理法!

今回はタイトルにある通り。

「モチベーションの維持」や「目標達成」ということに関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

このモチベーション管理の方法は実際かなり強力で。

先に結論から伝えておくと、その方法というのが「MI」と呼ばれるテクニックになります。

日本語でいうと「動機付け面接法」と呼ばれるテクニックで、タバコなどの依存症の人であってもかなり強力に目標達成することが出来ていることから知られているものなので、今日はそんなモチベーション管理法を紹介しておきます。

タバコを辞めたモチベーションテクニック

ではさっそく。

タバコやニコチン依存症の人たちが、禁煙を続けられるほどのモチベーション管理法「MI」、動機付け面接法というものを解説していくと。

これはプリマス大学が行った研究がもとになっていて。

この論文では、まず被験者を集め2つのグループに分けていきます。

そのグループというのが、簡単に言えば

  • 動機付け面接
  • デメリット

この2つのグループに分けていきました。

先にデメリットの方から解説していくと。

デメリットというのはいわゆる「辞めたいもののデメリットを伝える」というもので。

ここでいえばタバコがやめたいものに当たるので、

  • タバコを吸い続けると寿命が縮む
  • 運動機能に害をきたす
  • 老化が早まる

こういったタバコを吸い続けることによるデメリットを被験者の人たちに伝えていく、というのがデメリットの方法になります。

反対にMI、いわゆる動機付け面接法というのは被験者に対して

  • なぜ禁煙をしようと思い立ったのですか?
  • どうしたら禁煙できると思いますか?
  • 今まで禁煙したことはありますか?
  • そしてそれはなぜ失敗したのですか?
  • 禁煙した場合、余ったお金は何に使いますか?

こういった質問を投げかけることを意味しています。

こういった質問を通して「禁煙する」という動機付けを、面接を通じて行っていくため「動機付け面接」というのがMIというテクニックになります。

  • 動機付け面接
  • デメリット

それぞれのテクニックを駆使した後、「目標達成」がどれぐらい行われているのか、ということを追跡調査していきました。

すると面白いことが判明して。

デメリットを伝えたグループに対して、「動機付け面接」を行ったグループというのは、平均して「3.49倍」も禁煙という一つの目標を達成していることが判明したんですね。

加えて半年後の追跡調査の中では、約8倍もデメリットを伝えるよりもモチベーションを高く維持しることが出来ており、目標達成できているという結果が得られています。

つまり、何かを達成したい(プリマス大学では禁煙)と願う場合、デメリットを考えるよりも、「動機付け面接」を行ったほうが効果的で、モチベーションも維持しやすいということが言えるわけですね。

セルフ動機付け面接

ただそうはいっても、なかなかプリマス大学のように「面接官」や「動機付けを行ってくれるパートナー」がいる人は多くないかと思います。

そこで「一人で行う」ための方法も併せて解説していくと。

シンプルに「自問自答」する方法というのが、セルフ動機付け面接として活用できます。

やり方もシンプルで、仮に「今年は副業で稼ぐ」ということを目標にした場合、

  • なぜ副業をやるのか
  • なぜ月10万円稼ぎたいと思っているのか
  • 選んだ副業はなぜそれなのか
  • 副業で稼ぐために何をすべきなのか
  • 失敗したらどうするのか

こうしたことを自問自答していくことで、プリマス大学の行っていたMIというテクニックを一人で行うことが出来ます。

なので、一人なので面接官やパートナーがいない、という人はぜひ自問自答し自分が自分に疑問を投げかけるようにしてみてください。

なぜ自問自答に効果があるのか

ただ。

自問自答って言葉だけ聞くと、かなりしょぼく感じるのも事実だし、そこまで効果がないんじゃないかと思う人もいるかと思います。

でも侮ることなかれ。

この自問自答と同じようなテクニックとして「ソクラテス式問答法」というのが存在します。

メンタルを即座に回復させるソクラテス式問答法。
今回はタイトルにある通り。「メンタルを回復させる方法」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。先に結論から伝えておくと、メンタルを回復させる方法というのは「ソクラテス式問答法」と呼ばれるもので、これを行うことによっ...

そしてこのソクラテス式問答法を行うことによって、メンタルや抑うつ傾向の低下などの効果があることをオハイオ州立大学の研究によって発表されています。

まさにこの精神面の安定とメンタル強化が期待されているのが、ソクラテス式問答法であり、自問自答なんですね。

そしてこの部分こそが、「動機付け面接」がモチベーションの管理法として効果的だとされている理由だったりします。

ソクラテス式問答法にもある通り、自問自答し自分の中に納得感を持てた場合、メンタルや精神面が改善されクリアになる。

とすると不安や恐怖などのモチベーションを阻害する要因を取り除くことになる。

こうした安定した精神状態やメンタル面をつくれるため、目標達成へと向かいやすい、と考えられるわけです。

暴飲暴食や自暴自棄などの言葉がありますが、これらはいづれにしろ「ストレス」などを筆頭にした「精神状態の悪化」から引き起こされるものです。

暴飲暴食や自暴自棄などからもわかる通り、安定した精神状態が自制心を作るのは言うまでもありませんし、目標達成やモチベーションを高い状態で維持するためには自制心が重要なのも言うまでもありません。

そのため、ソクラテス式問答法などのように自問自答することが効果的になる、ということが言えるわけですね。

まとめ

ということで、少し長くなってしまったので、最後にまとめておくと。

モチベーション管理において、デメリットなどを考えたり伝えられたりするよりも、「なぜそれをするのか?」という動機をうかがったほうが達成率は高い。

それはソクラテス式問答法にもある通り、自問自答することでメンタル改善や抑うつ傾向の低下が確認されるため、安定した状態が続くことが一つの理由とされている。

これはMIと呼ばれるテクニックで、プリマス大学により証明された目標達成のテクニックである。

動機付けを行う際には、パートナーなどがいれば面接のように「なぜ」を引き出してもらうとよいが、一人の場合でも「自問自答」することによって応用が可能である。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。