【コロンビア大式】朝から憂鬱な気分を無くすために必ず知っておきたい仕事テクニック!

今回はタイトルにある通り。

「朝から憂鬱な気分を無くす方法」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

結論から言ってしまえば、「難しいが興味があること」から仕事に取り掛かることによって、モチベーションをそのまま高い状態で維持し、その後の仕事のパフォーマンスが上がることも判明しています。

なので、なるべく簡単な仕事や、単純作業などは「難しいが興味のあること」の後にやってしまうことをおすすめします。

根拠

まずは根拠から。

これはハイディグラント教授がコロンビア大学で行った研究がもとになっていて。

この研究では、「仕事を始めるときに、どういったタスクが僕らのモチベーションを上げるか?」ということを調べるために、以下の実験を行いました。

1つ目は、「難しく難易度が高いが、興味があって面白いと感じる仕事」

2つ目は、「簡単で流れ作業でできるものの、退屈で面白くない仕事」

この2つでした。

少し考察を挟むと、先に結論を述べてしまっているので、「難易度は高いが、面白い仕事のほうがいいだろう」と考えてしまうかもしれませんが、2つ目もそれなりに実績があったりします。

朝一の仕事選びは5分程度で終わる簡単なものから始めると集中力が上がるって話。
「朝一の仕事選び」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。 タイトルにある通りで結論も出ているんですが、朝一の仕事は「簡単なものから」取り組んでいったほうが、仕事におけるタスク達成度が高まるってことが判明しまし...

この記事で紹介した論文の中では、「簡単なタスク」から終わらせることで、集中力が上がることが分かっていたりします。

なので、「簡単で単純作業」というのは、あながち侮れなくて。

「比較候補」として挙がるのは、それだけ「拮抗しているため」と想像できるわけですね。

話を戻して。

この2つのタスクのとりかかる順番ごとに被験者の「パフォーマンス」や「モチベーション」などを調査していきました。

その結果わかったのは、「難しいが面白い仕事」を取り組んだほうが、体力的な疲れはあったものの、パフォーマンスが高く、モチベーションも上がっている傾向にあることが分かりました。

さらに同じ研究チームで、別の実験も行われていて。

この研究では、先ほどの「難しいが面白い仕事」のような「内的動機づけ」が行われた状態で簡単でつまらない単純作業を行っていくことにしました。

一応説明しておくと。

内的動機づけというのは、「誰かにやらされている」というモチベーションじゃなく、「やりたいからやっている」という自分から湧き出るモチベーションのこと。

その比較対象として、「単純作業から難しく楽しい仕事へ」と切り替えるパターンも同様に研究していきました。

要するに、

  1. 難しいが面白い仕事→つまらないが簡単な仕事
  2. つまらないが簡単な仕事→難しいが面白い仕事

この順番のどちらから取り掛かればいいのか?

これを調べていった、ということですね。

すると、どうなったかというと。

はじめに「難しく面白い仕事」をしたほうが、パフォーマンスが高く、モチベーションが落ちづらいことが判明しました。

このことから、内的動機づけというのをはじめにしたほうが、エネルギー補填をしてくれる役割があり、そのあとの仕事にも好影響を与えることが判明しました。

つまり、朝に憂鬱な気分で仕事をスタートさせるとき、「難しいが面白い仕事」から取り掛かることによって憂鬱な気分をはねのけるぐらいモチベーションを上げることができる、ということなんですね。

応用方法

ってな感じで、「なるべく難しいけれど、自分が興味を持って楽しいと思える仕事」から取り掛かってください。

って占めることもできたんですが、少しだけ引っかかる部分もあるので、一応僕なりの考察も併せて伝えておくと。

先ほど挙げた

朝一の仕事選びは5分程度で終わる簡単なものから始めると集中力が上がるって話。
「朝一の仕事選び」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。 タイトルにある通りで結論も出ているんですが、朝一の仕事は「簡単なものから」取り組んでいったほうが、仕事におけるタスク達成度が高まるってことが判明しまし...

この記事の中で紹介される論文では、「簡単な仕事が集中力を上げてくれる」という効果が期待できるとしています。

  • 簡単な仕事
  • 重要で大変な仕事
  • リスト順

この3つのうち、朝一番に取り掛かる仕事として「集中力を上げるには?」という観点から考察された論文の中で、結果的には「簡単な仕事」のほうが集中力が上がることが判明していました。

これだけ聞くと、「難しい仕事をしたほうがいい」というコロンビア大学の意見とバッティングしてしまい、「矛盾」しているような感覚が残ってしまう。

ここが一つ引っかかる理由。

ただ、上記の論文で研究対象となっている仕事のタスクに「面白いと感じる好奇心」が入っていないんですよね。

とすると、重要で大変な仕事と簡単な仕事との比較であって、好奇心という内的動機づけを行う大切要素が抜け落ちているため、集中力を上げるには「簡単な仕事」に軍配が上がったことが推測できます。

また、ここでもう一つ重要になってくるのは、「5分間」という短期仕事であること。

ここがポイントになってくるわけですが、今回紹介したコロンビア大学の研究では、おそらく「通常仕事」として単純作業が実験として行われたモデルだと推測すると。

5分以上の作業時間を要していることが想像できます。

となると、「5分間の単純作業が集中力を高める」ということには該当せず、矛盾が生まれないことにつながります。

これらをまとめると、さらに朝の憂鬱な気分を乗り切る応用方法が見えてきて。

5分間単純作業を行うことで、1つのタスクを終わらせ達成感を味わうことで集中力を獲得することができる。

この集中力を持って、大変だが面白いと感じるタスクを行い、モチベーションを上げていく。

そのあとに、「簡単だが終わらせなくちゃいけない退屈な仕事」をこなしていく。

これが理想的な仕事スケジュールの組み方ということが見えてくるわけです。

朝の憂鬱な気分を高めてしまうのは、一番初めに「簡単だが終わらせなくちゃいけない退屈な仕事」から取り掛かってしまうことで、モチベーションが上がらずに、そのまま難しい仕事に取り掛かるからです。

別の研究では「その日楽しいことがある」と想像できるだけで、1日のモチベーションが上がることが分かっていますから、「その日は退屈だ」ということを想像してしまうだけで、憂鬱さが増してしまうことは想像に難しくない。

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とすると、やはり「仕事を始める前の1日の過ごし方を予想する段階」で憂鬱さが決まってくるといっても過言ではありません。

そうならないためにも、朝は難しく大変でもいいので、内的動機づけを行える「楽しい、興味のある仕事」から取り掛かることが重要だということですね。

まとめ

少し長くなってしまったので、まとめておくと。

朝の憂鬱な気分とは、「その日1日の想像」から生まれる。

そのため憂鬱な気分を取り払う仕事の取り組み方のテクニックとして、難しいが、興味があり楽しいと感じる仕事から取り掛かり、そのあと単純作業をすること。

こうすることによって、モチベーションを高め、維持し、パフォーマンスが高い状態で仕事をすることができる。

また「5分」という短時間であれば、簡単な仕事を終わせてしまうことによって、集中力を高める効果があるので、応用してもいい。

(その際は、長時間続けないことがポイント)

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。