今回はタイトルにある通り。
「ビジネスと数学」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
これは僕が社会人の時に言われて知ったのですが、経営や自分でビジネスをして成功をしたいのであれば「数字に強くなれ」といわれたことがあります。
後は、小さいころ友達のお父さんが会社をやっていたのですが、「数学はやっておけ」なんていわれたことがありました。
なぜ優秀な経営者は数学が大切だと伝えているのか。
ビジネスと数学に関して今日は伝えていこうと思います。
数学の成績がいい子供を40年間追跡調査した結果
では早速、今回紹介する論文を見ていくと。
これはピーポディ大学が行った研究がもとになっていて。
この論文では、小学校などの学業で「数学の成績が良かった子」を対象にして行われました。
その数学の成績がいい子供が、大人になったとき、どういった仕事や資格、収入になっているのか、ということを40年にわたって追跡調査をしていきました。
すると面白いことが判明して。
ピーポディ大学の報告では、数字に強く数学の成績が良かった子供は、大人になってから成功する確率が大幅に高かったことを報告しています。
具体的には、25%~40%ほどの確率で博士号を取得していることが確認されていたり。
約8%の割合で特許の取得。
約3%の割合で本の出版経験がある。
約2%の割合で弁護士に就職していたり、大企業の重役についていたりすることが確認されています。
また平均しても男性は年収が1000万円、女性は900万円の平均年収があることが分かっていて、そのうえ幸福度も高く、人生の満足度が高いことが分かっています。
この結果からも、ビジネスで成功をしている人は「数学が強い」という特徴を表していることが見えてくるわけです。
なぜ数学の成績がいい子供は成功しやすいのか
では次に。
なぜ数学の成績がいい子供は成功しやすいのか。
その理由について解説していくと。
まず1つ目に挙げられるのは「論理的思考力」が考えられます。
というのも数学というのは、論理的な思考力が求められる分野です。
数学のテストなんかを見ていくと、順序だてて説明する欄が設けられていたり、計算していくプロセスにも点数が与えられている。
つまり数学によって論理的な思考を養うことができたため、成功しやすくなったと考えられるわけです。
よくある話ですが、「A=B、B=C」こんな式があった場合「A=C」という式が成り立ちます。
パッと見ると、AとCは関連性がないように見えるけれど、AとBとCは一緒だということが論理的に考えれば見えてくる。
こういうことが日常で行われていると「論理的に判断することができる人」というのは決断を間違える確率が減るわけです。
だからこそ、数学が強い人は成功しやすいと考えられるわけです。
感情に流されない
そしてもう一つ付け加えると、論理的思考力がある人というのは「感情に流されづらい」という特性も考えることができます。
実は成功している人とそうじゃない人なんかの研究を見てみると、「常に一定のアウトプットを出しているかどうか」という研究があったりします。
当然「調子がいい時は頑張るけど、調子が悪い時はやらない」というように、パフォーマンスに波がある人はなかなか成功しづらいでしょう。
ただ一方で数学ができ論理的思考力が高い人というのは、感情に流されることなく「これは論理的に考えてやった方が得だ」と判断し実行できるため、一定のアウトプットを生産できます。
その積み重ねによって成功かどうかを分けるポイントになるため、感情に流されづらいというのは成功の要因と考えられるわけです。
上記記事でも解説していますが、サイコパスって社会的に成功を収めている人が多いことでも知られていますが、これも同様の理由ですね。
直接的に役に立つ学問である
そしてもう1つ考えらえる要因というのは、「直接的に役に立つ学問である」ということが考えられます。
というのも、数学以外の普通の教科の場合、役に立たないということはないかもしれませんが、間接的な恩恵しか得られないことが多いです。
理科なんかの実験は「科学者」にでもならない限り、僕らの実生活にはあまり使わないですし、古文なんかも同様です。
その一方で数学というのは、身近にあふれるものであり、経営となると「数字とのにらめっこ」です。
営業の成績やノルマ、売り上げ目標や出費。
どの業種やビジネスにおいても数字というのはかかわってくるものです。
さらに言えば、昨今ではAIの発達からデータやそれに伴った統計確率手法なんかも身近になってきました。
別にデータサイエンティストじゃなくても、基礎的な統計を学ぶビジネスマンも多いです。
これもすべて「直接的に役に立つ学問」だからこそ、普及したということが考えられるわけです。
まとめ
少し長くなったのでまとめておくと。
ピーポディ大学の研究により、幼少期に数学の成績が良かった人は成功しやすい傾向にあることが分かった。
具体的には、年収は平均して1000万円と高く、半数近くが博士号を取得するなどの学歴も有していたほか、本を出版していたり特許を取得していたりと特異な経歴の人もいた。
また弁護士や大企業の役員といったポストについている人もおり、数学が成功の要因として大きくかかわっていることが分かっている。
数学がビジネスマンや優秀な経営者としての成功を収める理由としては、数々が考えられるが、「論理的思考力が強く、感情に振り回されない」というポイントが1つ挙げられる。
まとめるとこんな感じですね。
当然今からやってもかなり有効で、自分自身のメリットになる分野が数学だと思うので、ぜひ参考にどうぞ。