堀江貴文「将来の夢なんか今叶えろ。」をシンプルに要約!&辛口感想レビュー!

今回はタイトルで紹介した堀江貴文さんこと、ホリエモンの「将来の夢なんか今叶えろ。」を読んだので、その内容を分かりやすく要約しながら、感想とレビューをしていこうと思います。

まず結論から行ってしまえば、あんま買う意味はないっすね。

ほとんどといっていいほど、ホリエモンが主催する「ゼロ校」の宣伝本です。

別にホリエモンが嫌いなわけじゃなく、主張に関しては共感できる部分も多いので、好きな分類に入る人ですが、こと「この本」に関しては、結構否定的です。

それを踏まえてこの先見てみてください。

「将来の夢なんか今叶えろ。」全体構成

まずはこの「将来の夢なんか今叶えろ。」の全体構成を解説していくと。

前半部分はホリエモンの「現代教育」に関しての解釈が書かれています。

読者の人にとっては、この部分が読みたいポイントじゃないかな。

んで。

ホリエモン独自の「急速に変化する現代の生き方」に関しての解釈が聞きたい。

そう思っている人がこの本を手にするのかとも思う。

ただ、ホリエモンが話しているのはこの前半パートだけで、後半はホリエモンが主催する通信制サポート校の「ゼロ校」の生徒の成功体験談が掲載されていて。

あとは、ゼロ校の代表である内藤さんとホリエモンの対談でこの本は終わる。

だからホリエモンの「急速に変化する現代の生き方」や「夢をかなえるためのホリエモン流のノウハウ」を期待するのであれば、前半部分で終わり。

内容的には半分以上が「ゼロ校」の宣伝が入る全体構成になっています。

だから、あんまり買う価値がないのかなと第一印象的には思いましたね。

現代の教育の問題点

ただね。

「宣伝」って聞くとあんまりいい印象を持たない人もいるかと思いますが、別に僕はそう思わない。

この本の「ゼロ校」も例外じゃなくって、その根底にある「現代教育の問題」に関しては、僕自身もおおよそ同感だからです。

ここから深く本書の内容に触れていくと。

本書で語られている通り、今までの教育というのは「座学」が中心となっていました。

それは「戦前」に作られた教育システムであり、当時は「兵士」を作るために生み出された教育システムだった、と語られます。

その例に挙げられるのは「貯金」

日本が戦争をしていくために、費用を集めなければいけない。

そうするためには、日本国民からお金を巻き上げるために「貯金」をしてもらうほかない。

だから「貯金」を国民に敷いて、資金を集め、戦争の費用に充てた。

この教育によって「貯金」が一般的に根付いたが、戦争が終わった今、今度はお金を使ってもらわなければ、経済が潤っていかない。

そのため今では「お金を使おう」と政府は言う。

この例からも「教育」というものの生み出す力は大きくある。

さらに言えば、この時は「兵士」を生み出すための教育をするのが、国にとっての目的であったため、「右向け右」というような「いうことを聞くロボット」を量産するのが、国にとっての正義だった。

それが「工業製品」などを作る際にも、活躍して、戦争が終わった後大きく経済を成長させたが、それも過去の話。

「言われた通りやる」という教育は、先進国に追いつけ野時代はいいものの。

先進国となり世界をリードするための戦略としては、時代遅れとなり。

その結果。

時価総額世界20位中、14位とあった日本企業が、今やほとんど見る影もなくなった。

唯一世界に食い込んでいたトヨタも、テスラモーターズに時価総額を抜かれるなどをして、「言われた通りやる」という日本教育の洗脳が、世界の衰退を招いていった。

学校教育という洗脳

そんな感じで、日本は衰退していったわけですが、多くの人は「世界がどうとか知ったこっちゃない」って感じていると思います。

ただ、世界を見据えた政府の教育制度を受けている僕らは、少なからず「洗脳」されている。

この本でも「やりたいことがない」「できっこない」

そういった受動的で、非積極的な感情は「教育の洗脳」からきていると描かれます。

親は「やりたいことをやりなさい」という。

だけど、遊んでいたら「きちんと勉強しなさい」という。

やりたいことが遊びだった場合、「遊び」と「勉強」どっちをやったらいいのか、子供は疑問に感じる。

また「将来の夢は?」と大人は聞くのに、「youtuber」と答えたら、「まじめな仕事に就きなさい」という。

「やりたいことをやれ」といったのはどこの誰だ?

これも親世代が学校教育という洗脳を受けているため、生まれてくる矛盾だと描かれます。

それは「偏差値教育」という名のもと、「良い学校に入り、いい大学に入り、いい会社に就職する」というこれまでの凝り固まった考え方があるから。

これは一つの小さな例に過ぎないけれど、洗脳の一種になっている。

そして、その大人が「正しい」と考えていたこれまでのやり方をしていった結果、「日本の衰退」を招いていった。

それは本当に正しいのか?

これが前半パートでホリエモンが訴えたいメッセージになってきます。

これからの教育

では一体どうすればいいのか。

この「将来の夢なんか今叶えろ。」では、「座って勉強する座学」ではなく、「自ら動いてする独学」をしろ。という風に語られます。

例えば、今ではオンライン授業を受けられる方法が増えてきている。

世界に猛威を振るったコロナウイルスから世界の大学が、オンライン授業に移行し、どこにいてもスマホで授業が受けられるようになっている。

留学せずとも英語は学べるし、専門技術も勉強できる。

その証拠に、高校大学と部活に入らず、レクチャー動画を見て練習した杉浦選手という人が、野球でプロになった例もあります。

また、寿司を握る動画を見て、独学で一〇〇〇貫ほどお寿司を握り、寿司職人になった人もいる。

さらにホリエモン自身も東大を少し前に受験しましたが、その際の講師が「ヨビノリのたくみ」という人で、youtubeで授業動画を上げている。

結果は落ちてしまったが、数学のテストの点は確実に上がった。

また、本田圭佑選手がnowdoというオンラインサッカースクールを立ち上げ、スポーツなどを学ぶこともできる。

こうやって、学校に行かずとも、そして座って勉強をしなくても、スマホさえあれば独学で道を切り開くことができる。

さらに言えば、学校教育のような「平均点の子供」を作る洗脳を受けずして、無駄なく最適なルートを歩むことだってできる。

まさに「行動しろ」というこの「将来の夢なんか今叶えろ。」という本の一番のメッセージとともに「改善策」としてこれからの教育が描かれていくわけです。

そしてその一つの方法として「ゼロ校」があり、ゼロ校とはどんなところなのか、どういったことを行っているのか、がメインとして描かれるわけです。

感想レビュー

つまりこの本の要約をしていくと。

現代の教育は古くて、行動しないことを良し、洗脳をする場所である。

そのせいで日本は衰退していった。このままではヤバイ。

だからこそ、自らで行動し、動き出すことが重要。

そのための情報はインターネットやスマホにあふれてる。

ゼロ校がその一つだ。

ってな感じの構成になっています。

そしてここから、この本の感想に関して書いていこうと思いますが、ホリエモンの本を初めて読んだ、っていう人ならこのレビューだけを見ると案外面白いかもしれない。

でも、おそらくホリエモンの本を「この本が初めて読んだ本」っていう人はいないと思います。

というか僕はそう。

何冊もホリエモンの本を読んで人間側からすると、「これまでに書かれた内容」とほとんど同じです。

  • 行動しろ。
  • やりたいことをやれ。
  • 学校は必要ない。
  • 必要なものはスマホにある。

こんな感じかな。

んで、この将来の夢なんか今叶えろ。に関しても、おんなじことが描かれる。

特に目新しい情報もなく、ホリエモン自身の主張も本書の中では最初の部分だけ。

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ぶっちゃけこの本の中に描かれる内容とかなりかぶってる部分も多い。

まあ、「主張が一貫している」といえばそれまでなんだけど、主張が一貫していても、目新しい情報を欲しているのが事実。

ホリエモンの本を読む大きな理由が「過激な主張」とそれを裏付ける「最新テクノロジー」の話だから。

ただ、主張は同じにしても、それを裏付ける「最新テクノロジー」や最新情報もあまり感じられず、「ゼロ校」の宣伝がメインになってしまっている。

ここがこの本の一番の残念なポイント。

確かに今の学校教育の遅れや、それに通じる日本経済の衰退は主張の通りだけど、それはこの本を読んで知った事実じゃなく、雰囲気やニュースから見て取れること。

ホリエモン自身「コピペでベストセラーを取れる」といっているだけあって、今回の本は「これまでの主張のまとめ」っていう感じで、「ゼロ校の宣伝のための本」ということだけが浮き彫りになった感が否めませんでした。

それなら上記で紹介した「スマホ人生戦略」を読むほうがいい。

ホリエモン事態は嫌いじゃないし、書いている本も何冊も読んでいますが、今回のこの「将来の夢なんか今叶えろ。」は結構外れな本だと感じましたね。

ぜひ参考にどうぞ。

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ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

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現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

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