今回はタイトルにある通り。
「人生を変えるということと着る服」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
まず先に結論から伝えると、人生を変えたければ着る服に注意することが大切で。
僕ら人間は「どんな服を着るか」によってかなり大きな影響を受けることが分かっています。
着る服に注意すれば、ネガティブな性格がポジティブになれたり、創造性が上がったり、様々な影響が実は存在します。
今回はそんな「着る服が与える影響」について解説していこうと思います。
どんな服を着るかが僕らに与える影響
ではさっそく。
人生を変えたければ着る服を気を付けなければいけない、というその根拠から解説していくと。
これはカリフォルニア大学が行った研究がもとになっていて。
学生である男女約60名を集めて、2つのグループに分けていきました。
- 普段着
- スーツ
集まってもらった学生にはそれぞれの衣装を着てもらい、その後「認知テスト」を実行していってもらいます。
要するにカリフォルニア大学は「着ている服によって与えられる影響」を学生を通して調べていった、ということですね。
その上で、この認知テストによって面白いことが判明しました。
まず一つ目に、普段着の人よりもスーツを着ている人のほうが、自尊心が向上していることが判明しました。
自尊心とは、自分を尊ぶ心と書きますが、自信にすごく似た感情であり、人生を変える上では欠かせない要素の一つです。
そしてさらにスーツを着た被験者のほうが「抽象思考」のレベルが高くなっていることが判明しました。
抽象思考というのは「物事を抽象的に見る思考」のことを意味していて、クリエイティビティを高めてくれ発想力を豊かにすることが出来る要素の一つです。
ネガティブやポジティブというのは「一つの物の見方」に過ぎません。
例えば、朝は晴れていたのに夕方に雨が降ってきたとき、ネガティブな人は「最悪だ」と感じますが、ポジティブな人は「まぁそういう日もある」と考えます。
最悪だと感じるのも、そういう日もあると感じるのも、どちらも間違いではなく「一つの見方の過ぎない」ということが言えるかと思います。
その上で「抽象思考」が高まると、想像力が豊かになるため、いろんな視点を持つことが出来ます。
先ほどの雨のシーンでも「最悪だ」と思ったとしても、抽象思考が高まれば「逆に雨が降らないことって絶対にありえないよな」と抽象的な視点で物事w見れるため、ネガティブな人はネガティブで終わらせずに済むようになります。
このカリフォルニア大学の研究においては
- 自尊心
- 抽象思考
この2つがわずか「着るもの」を変えるだけで変わったことを報告してくれているわけです。
なぜスーツを着るだけで性格や思考までも変わるのか
では次に。
なぜ普段着とスーツを変えただけで、認知テストの結果が変わり、「自尊心や抽象思考」に影響を与えたのか。
これに関しては、スーツを着ることによって不安や焦りといったネガティブな感情が抑えられたことが影響していると考えられています。
というのも、多くの人が経験していると思いますが、僕ら人間は着る服によって大きく性格を変える生き物です。
だれしもに経験があると思いますが、ダレ着で過ごしていたらダラダラと過ごしてしまいがちですが、スーツを着てダラダラと過ごすのは少し難しいでしょう。
これと同じで、スーツを着た被験者は「不安や焦り」といったネガティブな感情を抱きづらかったと考えられています。
この不安や焦りが、まず一つ目の自尊心を芽生えさせたと考えられます。
そして2つ目の「抽象思考」がもたらす、発想力の豊かさに関しては「ポジティブな感情」の時のほうが、より豊かな発想とクリエイティビティを発揮することが分かっています。
それは脳の構造上の問題で、不安や焦りといったストレスが思考を狭くさせるためです。
この不安や焦りといったストレスをスーツを着ることによって解消されたため、発想力が豊かとなり抽象思考に影響を与えた、と考えられています。
このように、スーツを着るか普段着を着るかという些細なことであっても、脳内の状況であるホルモン、ストレスに多大な影響を与えているんですね。
その他の着る服が与える影響
さらに言えば。
このカリフォルニア大学の研究ではそのほかにも着る服によって与える影響がいかにあるのかを数々研究し報告してくれています。
まず1つにスーツを着た人のほうが、スウェットを着た人よりも金銭の交渉がうまくなる、ということを報告してくれています。
これはなんとなくイメージがつきそうですが、でも実はすごいこと。
というのも「営業マンがスウェットだったら契約しない」と思うのは、いわゆる「お客さん目線」です。
営業マンが変わらなければ、本来何を起用がその能力に違いはないわけです。
ただ実際にはスーツを着たほうが、セールスがうまくなり交渉上手になるため、「本来の能力を底上げした」と考えられるでしょう。
これも一つ「着る服」によって、自身が持つ能力以上のことをなし得たということで、人生を変えるケースの一つです。
また次に、スーツを着た人のほうが男性ホルモンが向上したということをカリフォルニア大学は報告しています。
着る服によって脳内の状況や分泌されるホルモンが変わる、ということを意味しているわけです。
これもすごいこと。
さらにスーツじゃないところでいえば、白衣を着た人は「注意力」が上がることを報告しています。
さらに一番すごいところでいえば、同じジャージを着ていても「赤いジャージ」を着た人は「黒いジャージ」を着た人は「運動能力が高まった」ということを報告しています。
運動神経は生まれつきという見立てが多い中で、運動能力を着る服によって高めたというのは、どれだけ凄いことかは想像に難しくないと思います。
(一般的に運動神経という神経はないとされていますが、わかりやすいため使いってます)
このように僕ら人間は「着る服」によって多大な影響を受け、性格や行動、能力やスキル、はたまた分泌する脳内ホルモンまでにも影響を受けていて。
どんな力や能力が欲しいか。
そのことによって着る服を変えることが出来る、というのも僕ら人間に許された特権になるわけです。

さらに詳しく「どんな服を着ればいいか」ということに関しては上記記事でも触れているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
少し長くなったので、最後にまとめておくと。
僕ら人間は着る服によって大きな影響を受ける。
だからこそ、人生を変えるために着る服に気を付けなければいけない。
裏を返すと、「何を着るか」は今すぐに簡単に実践できるうえ、その効果は多岐にわたる。
カリフォルニア大学の研究だけでいえば
- 抽象思考
- 不安や焦りといったネガティブな感情
- 金銭の交渉などのセールススキル
- 男性ホルモン
- 注意力
- 運動能力
こういった様々なスキルや能力、脳内ホルモンや正確に影響を与えることが分かっている。
そのため、「どんな自分になりたいか」を意識して「何を着るか?」「理想とする人は何を着ているか」をイメージして、着る服から人生を変えていくことが可能であると言える。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考んどうぞ。