セルフイメージをたった30秒で書き換える方法とその驚きの効果。

今回はタイトルにある通り。

「セルフイメージの書き換え」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

まず結論からそのセルフイメージを書き換える方法を伝えておくと。

「ステレオタイピング」という方法で、30秒から始められる方法になります。

これは論文を年5000冊も読むという鈴木裕さんという方が出した本の「やばい集中力」の中で紹介されている方法で、それをシェアしておこうかなと。

根拠

本の中で紹介されている論文は、ザルツブルグ大学が行なった研究が元になっていて。

このザルツブルグ大学の研究では、被験者を集め、その被験者を2つのグループに分けます。

そのグループというのが、

  1. 優秀な大学教授をイメージしてもらったグループ
  2. 特になにもしなかったグループ

この2つのグループに分け、常識テストを行ってもらい、「優秀な大学教授」をイメージすることにより得られる効果というものを検証していきました。

結果から言うと、特に何もしなかったグループに比べ、テスト前に優秀な大学教授をイメージしたグループの方が、テスト結果に優れていたことが判明しました。

また同様に、次は被験者たちを2つのグループに分けて、「一流アスリート」をイメージしてもらい、そうじゃないグループの人たちとともに「運動テスト」を行いました。

これも先ほどの研究と同様に、「イメージがもたらす効果」を検証するために分けたわけですが、こちらもなんと事前に「一流アスリート」をイメージしたグループの方が、運動能力の結果も高いことが判明しました。

このような研究は様々なシーンで行われていて。

天才数学者をイメージした被験者は、数学テストの結果も高くなることが判明していたり。

はたまたガンジーをイメージした被験者は、その後「他人に親切な行動」を取りやすくなる傾向が明らかになったりしました。

つまり、僕らのセルフイメージというものが、「理想像」をイメージすることによって、書き換えられ、行動や結果までもが変わった、ということがこの研究で明らかになったということ。

そして、この「理想像をイメージする」という方法こそが、冒頭で伝えた「ステレオタイピング」と呼ばれる方法になります。

さらにこれはわずか15〜30秒でも効果があると、本書の中で紹介されています。

理由

ではなぜ、理想像をイメージするだけで、セルフイメージが書き換わり、テスト結果や運動能力までもが向上したのか。

これは、様々な理由が考察されていて、色々な理由が複合して、現れた結果だと言われていますが、まずシンプルに「理想像」をイメージすることで、自身が深まり、その結果集中力が上がったことで「成績」が向上したことが挙げられます。

僕らの行動というのは、「セルフイメージ」と呼ばれる、自分自身に対する評価によって、左右される面が多くあります。

このセルフイメージを、「天才数学者」や「一流アスリート」と言った理想像をイメージすることで、自分自身への評価も変わったように感じ、その結果認知的不協和が起こり「天災のように行動しなければ」と行動を促す結果になった可能性が考えられます。

あと、少し難しい話になりますが、僕個人的にすごく面白いと思うのは、セルフイメージを含め、「僕らはフィクション」を信じられたから、生き残ることができたという話があります。

これは歴史学者のハラリ教授が書いたベストセラー「サピエンス全史」に描かれている「認知革命」という概念で、宗教や国家、紙幣など「フィクションを生み出し、そのフィクションを信じられた生き物だからこそ、ここまで反映させられた」

そんな風にハラリ教授は言っています。

要するに、他の原人やネアンデルタール人は、フィクションを生み出せず、それを信じられる力がなかった。

そうなると、小さいコミニュニティで、信じられる少数の人たちと力をあわせることしかできない。

ただ僕らホモ・サピエンスは、フィクションを信じられるからこそ数万規模のコミュニティを構築でき、「数の力」を有することができた。

これが、我らホモ・サピエンスが生き残り、他の人類が絶命した理由だと、サピエンス全史では語られるんですね。

これを「セルフイメージ」と置き換えるとすごくわかりやすくて。

要するに、セルフイメージも「自分が自分をどう思っているのか」は一つのフィクションな訳です。

ただこのフィクションを「生み出し、信じる」ことができたのが、僕ら唯一のホモ・サピエンス。

だからこそ、事前に「天才数学者」や「一流アスリート」というイメージを描くだけで、自分自身のセルフイメージも変わったように感じ、集中力が向上した結果、運動テストや常識テストまでの数字さえも上がった。

そんな風に考えられるわけです。

つまり、こういうこと。

セルフイメージなどの「フィクション」を信じられる力を持った唯一の生き物である、ということ。

そして「信じられる力を持った僕ら」がセルフイメージを「優秀な人」に書き換えることができた。

この2つが組み合わさって、もたらされた効果なんだと思います。

まとめ

ちょっと最後にややこしくなってしまったので、まとめておくと。

セルフイメージを書き換える方法は、ステレオタイピング。

ステレオタイピングとは「事前に理想とするイメージを想像する」ということ。

ザルツブルグ大学の研究では、優秀な大学教授や一流アスリートなど、優れた人を想像しただけで、常識テストや運動テストなどの成績が向上した。

この理由に関して考えられるのは2つで。

「フィクションを生み出し、信じられる力」を持っていたこと。

セルフイメージという1つのフィクションを書き換えられたこと。

この結果、自身が深まり、集中力が向上したことで、ハイパフォーマンスを発揮することにつながった。

まとめるとこんな感じです。

ぜひ参考にどうぞ。