英語を読むと客観的思考力が鍛えられるって話。

今回はタイトルにある通り。

「客観的思考力」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

先に結論から伝えておくと、英語を読むことによって、客観的思考力が養われ論理的に物事を考えることが出来ます。

また、これは何も英語だけに限らず、僕ら日本人にとって「第2言語」となる外国語や母国語以外の言葉であれば、客観的思考力が養われるので、なるべく日本語以外の言語を学ぶことをお勧めします。

今仮に日本語以外の言葉を学んでいる人はかなり客観的思考力が養えてると思いますね。

同じ質問をされても外国語では客観的な思考力が働く

ではさっそく。

客観的思考力を養うためには、英語を読むといいというその根拠から解説していくと。

これはシカゴ大学が行った研究がもとになっていて。

この論文では、まず被験者を集め3つのグループに分かれてもらいました。

それが以下のグループ。

  1. 英語が母国語で、日本語を平均して3年学んでいるグループ
  2. 韓国語が母国語で、英語を平均して10年学んでいるグループ
  3. 英語が母国語で、フランス語を平均して6年学んでいるグループ

それぞれのグループに分かれてもらいます。

それぞれの被験者は

  1. 121人
  2. 144人
  3. 103人

といった人数が被験者としていましたが、全員に対して同じ質問を行いました。

その質問というのが「世界である病気が流行し、何もしなければ60万人が命を落とすことになる。そこで2つの新薬が開発された。Aの薬は20万人を助けることが出来る薬。Bの薬は3分の1の確率で全員を助けることが出来る薬。あなたはどちらを選びますか?」

こんな質問でした。

そしてこの文章を完全にランダムにし「母国語」か「外国語」かを被験者に振りあて、回答してもらいました。

ちなみに言っておくと。

Aの薬の場合、20万人を助けることが出来る反面、40万人を失ってしまうことにつながります。

一方でBの薬の場合、全員を助けることが出来る可能性がある反面、失敗すれば全員助けることが出来ません。

つまり、「損失に目を向けるのか」それとも「利益に目を向けるのか」といった本質が、この質問には隠されていたわけでした。

話を戻して。

それぞれの被験者に対してランダムで「母国語」か「外国語」かで質問をしていった結果、面白い違いがあることに気づきます。

それは母国語で質問された場合と、外国語で質問された場合に、答える回答が違う、ということでした。

母国語で質問をされた場合、なるべく「損失を控えたい」という心理が働き、「Aの薬」を選択する傾向が高かったのに対して、外国語で質問をされた場合、リスクと対価をきちんと考え、「5対5」という半々の回答であることが判明しました。

ちなみに言うと、これは母国語が英語で、日本語の第2言語を学んでいる人であっても、フランス語を第2言語として学んでいる人であっても、変わらず。

どの言語を母国語としていようが、どの外国語を学んでいようが変わることはありませんでした。

なぜ同じ質問でも言語を変わると答えが違うのか。

では次に。

なぜシカゴ大学の研究であった「同じ質問」をしたにもかかわらず、第2言語で考えると回答が違ったのか。

言い換えると「損失」と「利益」とをバランスよく考えるようになったのか。

これに対しては、シカゴ大学の研究チームは「外国語とを使うことによって心理的な距離を取ることが出来る。そのことによって客観的に物事を考えることが出来るようになった」と回答しています。

つまり、客観的思考力がキーポイントとなってくる、ということになります。

そもそも僕ら人間は、少なからずバイアスにとらわれています。

このバイアスによって、きちんと物事を見ることが出来ず、思い込みによって正しい判断を難しさせています。

このシカゴ大学の「Aの薬=20万人助かる、Bの薬=3分の1の確率で全員助かる」というのは、損失回避バイアスというものがかかっているものでした。

損失回避バイアスというのは、損失を回避したいがために、正しい判断ができなくなってしまう思い込みのこと。

精神的にビビッて腰が引けている状態だ、ということですね。

その一方で、母国語とは違う第2言語、外国語で物事を見ることによって、客観的に判断することによって、この損失回避バイアスを含め、様々な思い込みを説くことが出来、正しい判断をすることが出来るようになった、ということが考えられています。

つまり僕ら日本人にとっては、英語を読むことによって客観的に物事を見ることが出来るようになり、論理的に物事を考えることが出来るようになる、ということが言えるわけです。

ですから、何か迷ったり、判断しかねる状況があるとすれば、その質問を英語に翻訳したりして、自分に問いかけてみるのもアリかもしれません。

また、英語を読むことによって客観的思考力を養うことが出来る、ということがこのシカゴ大学の研究から明らかになった、ということですね。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

英語を読むことによって客観的思考力を養うことが可能。

もっと言えば、英語だけに限らず第2言語で物事を考えることによっても、客観的思考力を養うことが出来る。

それはシカゴ大学が報告した内容により判明していることで、母国語での質問は損失を回避する回答が多かった一方で、第2言語で質問されたグループは「損失」と「利益」に対して、よりリスクとうまく向き合い半々の回答となった。

それは外国語で物事を考えることによって、客観的に物事をとらえることが出来るようになり、バイアスを取り除くことが出来るようになるため。

そのため、冷静に見極めたいことや客観的に考えたいことに関しては、英語で考えてみたり、文章を読んでみるのもいいかもしれない。

はたまた、今現在英語を含む第2言語の外国語を学んでいる人は客観的思考力を養うことが出来ていると考えられる。

まとめるとこんな感じですね。

ちなみに言うと。

外国語を学ぶことって脳にとってもかなりいいので、めちゃくちゃおすすめです。

メンタルに対しても効果があることが分かっていますし。

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こう見てみるとかなり英語などを勉強するメリットは多いのでかなりおすすめですね。

ぜひ参考にどうぞ。

 

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ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

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