今回はタイトルにある通り。
「人気関係」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
結論から言ってしまうと、「主観的なストレス」を感じている人、もしくは主観的なストレスを愚痴としてこぼしている人とは、なるべく付き合わないことをお勧めします。
ストレスとネガティブの関係性
まず、そもそもの話として。
ストレスとネガティブと言うのは、昔から密接な関係があるとされていて。
ストレスが溜まっていると、上司の愚痴や会社の愚痴を言い、そうすることで地震のストレスを発散させている傾向が強まるとされています。
ただ、当の本人はいいですが、聞かされているこっちの身からすると、ストレスの発散相手になっているだけで、自分のストレスが解消されるわけでもなく。
いわばサンドバック状態になってしまっているのが、現状です。
さらに言えば、ネガティブはポジティブな内容よりも拡散能力が7倍も高いとされているため、そのネガティブな感情はどんどんと自分の身を侵食していきます。
ですから、なるべくこう言った人と関わらないようにし、サンドバック状態を避ける必要があると言うことなんですね。
その愚痴を言いふらして得をするのは「発散している人だけ」ですから。
となると、大切になってくるのは「どう言った人間がネガティブでマイナスなことを自分に言ってくるのか?」
これを見極めるのが、人間関係において大切になってくるわけです。
141人を2つに分けストレスを与えてみた結果
少し前置きが長くなりましたが、ここからが本題で。
大切になってくる「関わってはいけない人間」に関しての論文を紹介しておくと。
これはドイツのコンスタンツ大学が行った研究が元になっていて。
この研究では被験者を141人集め、2つのグループに分けていきます。
シンプルに言えば、
- ストレスを与えたグループ
- ストレスを与えなかったグループ
この2つにグループ分けし、ネガティブな情報の拡散性に関して調査をしていきました。
細かく見ていくと。
「ストレスを与える与えない」と言う部分に関して、就職面接のためのメモを両者のグループにとってもらったわけですが、「ストレスを与えない」としたグループには「面接官が見ることはない」と伝えたのに対して。
「ストレスを与える」としたグループは、就職面接のためのメモを最後には面接官に見てもらい、それを説明してもらう、という風に取り決めました。
当然「面接官に説明する」となると、就職面接をした人は思い出して欲しいんですが、結構なストレスを感じる出来事です。
方や「適当にメモをする」としただけなので、この2つに分けることで「ストレスの有無」を両者に与えました。
このストレスの有無に関して。
ストレスホルモンの数値はもちろんのこと。
その他主観的なストレスやストレスの種類の特徴といったように、ストレスの有無に関しても細かく調べていきました。
その後に、2つのグループの人たちに「トリクロサン」と言うものに対して、
- ネガティブ
- ポジティブ
- ニュートラル
この3つの情報が載ったニュースを見てもらいます。
トリクロサンとは、シャンプーや洗剤などに入っていたとされる成分で。
Wikipediaによると「アメリカではその効果への疑問や健康リスクからトリクロサンを含む一般用抗菌石鹸の販売は禁止されている。」とされている成分です。
要するに、危険視されている成分だと言うことですね。
このトリクロさんに対するニュースを見てもらい、どう言った対応をするのかをチェックしていきました。
つまりこう言うことですね。
ストレスをあえて与えた状態で、ある特定のニュースを見てもらい、どう言った情報を拡散するのか?と言ったことを調べて行ったのが、今回の研究だと言うこと。
これを日常生活に置き換えると、仕事のストレスが溜まったから上司や会社の愚痴を言う人を見極めることができる、と言うこと。
そして。
この研究から判明したのは、「ストレスの種類」によって、愚痴をいいネガティブを拡散する人かどうか、と言うのは変わることが判明しました。
ネガティブな情報を拡散する人間
具体的に見ていくと。
ストレスホルモンが上がった人というのは、トリクロサンのニュースを見ても、ネガティブな要因に流される傾向が少なく。
また、それを他人に拡散する傾向は少ないことが判明しました。
一方で「主観的なストレス」が高い人は、ネガティブな要因に流される傾向が強く、ネガティブな情報を拡散する傾向が高いことが判明しました。
要するに「主観的なストレス」を抱えている人とは、ネガティブな要因に流され、その情報を地震のストレス発散のために拡散するので、「関わらないほうがいい人間である」ということがこの研究により見えてくるわけですね。
関わってはいけない人を見極めるポイント
これをより深く見ていくと、「ストレス」と言うのは、必ずしも悪いものではなく。
対応によっては、寿命を伸ばし、生産性を高めることがわかっています。
さらに言えば、上記記事でも伝えている通り、ストレスの捉え方によって全く異なったホルモンが分泌されることがわかっており。
「ストレス」に対してどう向き合うか?が重要になってくることがわかっています。
要は必ずしもストレスは悪いものではない、ということですね。
さらに。
ストレスというものは、何をするにしても必ず降りかかってきます。
でも、そのストレスときちんと向き合い、付き合っていくことにより、それは「達成感」へと変わる要素になっていくわけです。
何が言いたいのかというと。
「ストレスホルモンが増加した」というケースのストレスと「主観的なストレス」というのとを見極めるためには、「達成感」か「愚痴」かの違いがあるということ。
達成感と聞けば、ストレスを抱えていようがネガティブな要素を感じる余地がありません。
例えば、スポーツ選手がその典型ですよね。
かなりのハイプレッシャーの中、プレーを行い、そして金メダルやワールドカップ優勝という結果に繋がっていく。
これはストレスはかかりまくりだけど、ネガティブな要因が入り込む余地はない。
一方で「主観的なストレス」と言うのは、達成感を有無ストレスではなく、「疲れた」「しんどい」と言った自分が感じたメンタル面をそのまま口に出して言う行為。
だからこそ、主観的であり、いわゆるそれは「愚痴」となって表に出てくるわけです。
ですから同じ「ストレス」であっても、それが吐き出されるポイントとして「達成感」なのか「愚痴」なのかによって、その人がどう言ったストレスを持っているかがわかるということ。
そのため、関わってはいけない人かどうかを見極める方法としては、抱えているストレスが「達成感」と言うゴールに向かっているものなのか。
それとも「愚痴」と言うゴールに向かっているものなのかを見極めることが、関わってはいけない人を見極めるポイントだと言うことですね。
まとめ
長くなってしまったので、最後にまとめておくと。
関わってはいけない人は、「愚痴」を言う人であり、関わった方がいい人というのは「達成感」のストレスを抱えている人。
それは愚痴の元となる主観的なストレスを感じている人は、ネガティブな情報に流されやすく、ストレスを発散するために、ネガティブな情報を拡散しやすい性質にあるため。
また一方で「ストレスホルモン」が多く分泌されている人は、ネガティブな情報に流されにくく、ネガティブな情報も拡散しにくい傾向にあることがわかった。
つまり、ストレスの種類によって全く異なった対応を取り、主観的なストレスを感じている人とはなるべく関わらず、ストレスホルモンが分泌されている人と関わることが重要。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。