心理学的にお金の正しい使い方とは。

今回はタイトルにある通り。

「お金の使い方」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

よく言われる「お金はもらうより使う方が難しい」ということ。

お金持ちになる人とそうじゃない人の違いは「お金の稼ぎ方」ではなく、「お金の使い方がうまいかどうか」

などなど。

お金の使い方に関しては、いろいろな考察や研究、見解があったりします。

ここではありきたりな、投資が良い、浪費はいけない、消費は抑えるといったよく聞くようなアドバイスではなく。

「心理学的に」ということをポイントにして、科学的にどうお金を使うのが正しいのか?ということに関して解説していきます。

お金は「日常の楽さ」のために使うことが重要

まず先に結論から伝えておくと。

心理学的にお金の正しい使い方は、「日常の楽さ」を買うために使うことが重要だということが分かっています。

これはとある研究がもとになって判明した事実で。

その研究では被験者を集め、100ドルを被験者に渡します。

100ドルといえば、日本円でおおよそ「1万円」ぐらい。

そして100ドルを渡したうえで、被験者たちを2つのグループに分けます。

そのグループというのが、

  1. 好きなものに使ったグループ
  2. 家事代行などに使ったグループ

この2つに分けて調査を行い、幸福度などを測定していきました。

その結果わかったのは、家事代行サービスなどを使ったグループのほうが

  1. 人生の満足度
  2. 生活の満足度
  3. 幸福度

いづれも好きなものを買ったグループよりも高いことが判明していきました。

少しだけ細かく見ていくと、好きなものを買ったグループというのは、1万円を渡され、文字通り好きなものを買った人たちです。

お酒が好きなら1万円分のお酒を。

欲しい服があれば、1万円分の服を。

こうして「欲求」に従い、文字通り好きなものを買ったグループが前者でした。

一方で「家事代行サービス」というのは、いわゆる「日常」の生活作業を「短縮」するためにお金を使ったグループのことを指していて。

家事を代わりにやってもらうために1万円を使った。

あるいは、手間が省けるように「食洗器」や「掃除機」「自動掃除ロボット」など、いわゆる雑務をなるべく自分が行わなくていいようにするために、1万円を使ったグループが後者でした。

この2つのグループに対して、幸福度を調査していったわけでしたが、結論は先ほど伝えた通りで、「日常の楽さ」をお金で買ったグループのほうが「幸福度は高い」という結果になったんですね。

他人のために使うことも幸福度を高める

さらにさらに。

他の研究を見ていくと、心理学的にお金の正しい使い方が見えてきて。

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上記のサイモンフレーザー大学の研究なんかを見てみると、自分のためにお金を使うよりも、他人が喜ぶためにお金を使ったほうが、自分自身の幸福度は高く満足度も高い、ということが分かっています。

上記のサイモンフレーザー大学の研究は、2つのグループに分けて行われていて「自分のために使ってください」としたグループと「他人のために使ってください」としたグループの2つに分けられました。

のちに、幸福度を測定していったわけですが、結論は「他人のために使ったグループ」のほうが満足度も幸福度も高いことが判明しています。

さらにそれは、「金銭の大きさに関係はない」ということもわかっています。

つまりどれだけ少額であっても「他人のために」と使う方が、かえって自分のためにつながるということが言えるわけですね。

こうして見てみると、サイモンフレーザー大学の研究と先ほどの研究との共通点は「好きなものや自分のために使うお金」というのは、決して幸福度を上げない、ということ。

まずここが見えてきます。

ご褒美として自分にお金を使うのはいけないの?

そうなると、ご褒美はいけない行為なのか?ということが次に疑問になると思いますが、ペンシルバニア大学の研究を見てみると「お金や高級ブランド」といったご褒美はさほど効果がないことが分かっています。

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やはりこちらペンシルバニア大学も同様の結果となっていて、「好きなもを買う」ことは効果が薄いことが判明していますね。

ですから、「自分のために使うお金」や「高級ブランド」としてお金を使うのは、心理学的にあまりよくない、ということが見えてくるわけですね。

お金の正しい使い方

それとは逆に。

自分のために使うというお金の使い方であっても、「作業が楽になる」「生産性が上がる」「雑務を自分がしなくてもいい」

こうした使い方のほうが、僕ら人間は満足し幸福度も高くなる、ということなんですね。

「時は金なり」という言葉はよく言ったもので。

お金を出してでも「時間」を買ったほうがいい、というのは「お金よりも時間のほうが大切」という1次的な見方以外に、「時間を節約したほうが幸福度が上がる」ということが言えるわけですね。

ですから、家事代行や掃除機、食洗器などの時間短縮グッズを買う目にお金を使った人のほうが幸福度が高かったといえるわけですね。

なので、「自分のために使うことが決して間違いじゃない」ということを念頭に置きながら、自分自身のために使うのであれば「時間を買えるもの」にお金を使うこと、あるいは「他人のために使うこと」こそが、心理学的に正しいお金の使い方、ということになるわけです。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

高級ブランド品や自分の好きなもののためにお金を使っても幸福度は上がらない。

総じて、時間を買えるものor他人のために使う。

心理学的に正しいお金の使い方をまとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。

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名前:ちゃんこま

経歴: 実家で営んでいる美容院が経営悪化により倒産し、父親が自己破産。大学生だった当時、学費が払えず大学を中退し、家族4人どん底生活へ。中退した後、あえなく就職し、工場勤務や営業など様々な労働地獄の波に呑まれる。

ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

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