今回はタイトルにある通り。
「収入と読書」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
先に結論から伝えておくと、タイトルでも伝えていますが、収入や収益を上げたいのであれば、ゼッタイといっていいほど「読書」を習慣化すべきで。
読書が地位や社会的な成功などに大きく結びついていることが分かっています。
しかも面白いことに、この読書と収入の相関レベルは「学歴」よりも高いことが分かっていますので、その効果の大きさは計り知れないところがあったりします。
学歴と収入は関係がない?!
ではさっそく。
収入や地位を上げるために読書が効果的だと言えるのか。
その根拠から解説していくと。
これは矢野さんが書いた「大学の条件」などで紹介されているのですが、5つの大学からおよそ4500人以上を対象にして行われた研究がもとになっています。
この論文では、対象となった4500人以上の被験者に対して、
- どのように勉強していたのか
- どれぐらい勉強していたのか
- どれぐらい本を読んでいたのか
- どういった学歴なのか
こういったことを調査していきます。
その後に、
- 仕事に対してどれぐらい意欲を持っているのか
- 収入はどれぐらいか
- 会社や社会的な地位はどういった位置づけか
こういったことを調べていくことで、「大学生活や勉強法などと、現在の仕事における相関関係」を調べていったわけですね。
まあ、学歴なんかは出身大学を調べればすぐにわかることですが、「学生時代にどういった勉強法をしていたのか」ということを掘り下げるのは、かなり面白いポイントで。
この「学生時代の習慣」が、今の仕事や収入にどういった影響を与えているのか、というのはかなり興味がそそるもの。
その結果わかったのは、実は社会に出てからは「学歴」と「収入」に対して、大きな相関関係は確認されませんでした。
大学に行くより読書をオススメする理由
この時点で大きな驚きですが、面白いのはここからで。
「じゃあ何が今の仕事の収入に大きく影響しているのか?」ということですが、4500人以上を対象して調査を行った結果「現在の読書量」と「収入」とに相関関係があることが確認されました。
つまり、「読書をしていること」が収入や社会的地位、出世などに影響し、関係性が強いことが明らかになった、ということなんですね。
さらに面白い事実も判明していて。
先ほど紹介した「学歴と収入は相関関係にない」という話をしましたが、少し詳しい人なら引っかかるポイントがあったかもしれません。
それは「大卒と高卒とで生涯年収が違う」というポイント。
それなのに「学齢と収入は関係ない」と言えるのか。
そう気になった人もいるかもしれませんが、面白いのは「今現在の読書量」ということが面白いポイントなんですね。
というのは、学生時代に読書をしていたとしても、社会人となり仕事をし始めた後に読書をしなくなった人は収入が低い傾向にあります。
ただ一方で学生時代に読書をしていなかったとしても、社会人となり読書をし始めた人は収入が高い傾向にあったわけです。
だからこそ「今現在の読書量」というのと収入とに相関関係があった。
そして、読書の習慣というものは「学生時代の習慣」との相関関係が確認されているんですね。
つまり、学生の時によく本を読んでいた人は、社会人となっても本を読む習慣を続けている人が多い。
そして本を読む習慣は、高学歴の人の方が割合として多い。
だからこそ、学歴と収入にはある程度の相関が見られるわけです。
(就職の幅や優位性などを取り払って考えた場合)
となると、大切になってくるのは「読書の習慣」であり、収入や出世というのは「今現在の読書量」が重要になるため、「今から何とでもなる」ということが言えるわけですね。
そのため、冒頭で伝えた「収入を上げるためには本を読む習慣を身に着けるほかない」という風に伝えたわけでした。
ぜひ読書の習慣を取り入れてみてください。
まとめ
少し長くなったので最後にまとめておくと。
収入を上げるためには読書の習慣を身に着けること。
それは学歴や学習法などよりも、「今現在の読書量」が収入や社会的な地位、周世などとの相関性が確認されているため。
また「読書の習慣」というのは、「学生の頃によく本を読んでいたのか」ということと相関性があったため、学歴がある人は収入が高い、ということが説明できる。
まとめるとこんな感じですね。
そして最後に合わせて重要なポイントと応用方法伝えておく。
読書が重要なのはわかったが「習慣化するためにはどうすればいいのか」というところが、かなり重要なポイントかつ知っておきたいところです。
まあ、本を買って習慣化の技術や人が習慣を身に着けるプロセスなどを読書により勉強するのが一番いいわけですが、一応僕のブログ記事でも無料で紹介しているので最後に補足しておきます。
習慣化のテクニックなんかは上記記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にどうぞ。