「日本人のためのお金の増やし方大全」を読んだ感想レビュー!

今回はタイトルにある通り。

ロバートGアレン氏が書いた「日本人のためのお金の増やし方大全」を見たので、まだ読んでいない人のためにざっくりと分かりやすく要約していきながら感想をレビューして書評していこうと思います。

結論から言えば、金持ち父さん貧乏父さんの具体的なバージョンが、この「日本人のためのお金の増やし方大全」であり、金持ち父さん貧乏父さんにインスパイアされた人であれば、一読しておくのがいいんじゃないかなって思います。

日本人のためのお金の増やし方大全を読むメリット

まず先に伝えた「金持ち父さん貧乏父さんの具体的なバージョン」が、ロバートGアレン氏が書いた、この日本人のためのお金の増やし方大全だと伝えました。

金持ち父さん貧乏父さんはロバートキヨサキ氏が書いたので、当然別策ではありますが、帯にも書かれている通り「ロバートキヨサキ氏推薦」という風に書かれています。

なので、共通する部分は共通していて、似通っている部分も多く、「お金の本質」という部分について描かれます。

僕自身も10代のころに金持ち父さん貧乏父さんを読んで、「お金持ちってこうやって考えているのか。まさに違うルールで戦っている。」と感銘を受けたのを覚えています。

今では根本的に、結構土台となるお金の考え方を、金持ち父さん貧乏父さんから学んだわけですが、ただ1つ欠点があることも事実で。

「具体的な作業」に落とし込めない部分が、金持ち父さん貧乏父さんの欠点でもありました。

  1. 投資をすること。
  2. 税金を節約すること。
  3. お金持ちと貧乏な人とではルールが違うこと。
  4. 根本的な考え方が違うこと。

こういった部分が、ロバートキヨサキ氏の金持ち父さんでは描かれ、支出を減らし収入を投資に回すことの大切さを説きます。

「資産」か「負債」か、として有名な「毎月あなたに所得をもたらすか否か」で資産か負債かを見分けるという定義も示しました。

そして資産を所持し、その資産を買うための投資をしなさい。

これが金持ち父さん貧乏父さんのメッセージだったわけですが、具体的な資産として

  1. 株式
  2. 不動産
  3. ビジネス

このいづれかが推奨されていました。

ただこれがネックで。

株式投資もふたを開ければ難しく、専門用語や金融の専門知識が必要となる。

不動産も当然やり方はあるものの、初期費用や頭金などのまとまった金額が必要なイメージがあり初心者には、なかなか取り掛かりづらい。

またビジネスも同様に「起業する」というのは、なかなかハードルが高く難しく感じる。

つまり金持ち父さん貧乏父さんは、その「お金に対する概念」には共感を呼ぶものの「いったいどこからはじめればいいのか」という具体性に欠けることが、唯一の欠点だった、ということが多くの意見としてあるわけです。

その具体的な方法を描いており、金持ち父さん貧乏父さんの欠点を補うのが、今回見たロバートGアレン氏が書いた「日本人のためのお金の増やし方大全」という印象なんですね。

単利と複利

では前置きが長くなりましたが、ここから日本人のためのお金の増やし方大全の内容をまだ読んでいない人のために解説していくと。

初めにこの本は「お金の本質」というテーマからスタートしていき、単利と複利の説明から始まります。

多くの人が単利と複利という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、やはりお金の本質とお金持ちという人種の成り立ちに「単利と複利」というのは欠かせないもので。

「100円を100円の価値と思うな」と強いメッセージで説明されます。

「金持ちは100円を100円の価値だと思っていない。100円はいつの日か1000円10000円の価値になる、金の成る木の種だ」

そんな風に告げていきます。

それは複利の効果を理解すればわかる話で。

例えば1日100円という少ない金額であっても、毎日コツコツと利率10%に投資をしていくと、60年を超えたあたりで2億円以上の金額に登っていきます。

単利であれば、1日100円を365日で1年間36500円。×60年なので200万円溜まっていくにすぎませんが、複利の効果を利用すれば「100倍」も資産は大きくなっていくことが分かるわけです。

幼少期にそのことに気づいたウォーレンバフェットは、今や世界一の投資家になっているうえ、その複利の効果に関して、かのアインシュタインは「宇宙最強の力である」とコメントしているほどです。

だからこそ100円を100円だとみなさず、金の成る木の種だという風に、少額であってもその重要性に気づくことを諭しているわけですね。

具体的な収入を増やす方法

そのうえで、この「日本人のためのお金の増やし方大全」では収入を増やし、支出を減らすことの重要性を描いています。

もうここら辺は「お金」に関する本には、くどいぐらいかかれているので、「知っている」と感じる人が多いと思いますので、割愛して。

「具体的に収入を増やす方法」として、ロバートGアレン氏が勧めている方法を2つ紹介しておくと。

1つ目がやはり株式投資。そして2つ目が情報ビジネス。

この2つをお勧めしており、「複数の収入減を作る」そして、収入が抜け落ちる穴を無くす。それが金持ちになるために重要だ、と語ります。

インデックス投資

まず1つ目の株式投資に関して解説していくと。

この「日本人のためのお金の増やし方大全」でロバートGアレン氏が強く勧めているのがインデックス投資です。

株式投資と聞くと、ファンダメンタル分析やテクニカル分析。PERやROEなど難しい専門用語が飛び交い、なじみがない人がほとんどだと思います。

ただ、そんな金融の知識は必要なく、株式投資に必要なのは「どの銘柄を買うか」、そしてそれを「いつ買うか」、最後に「いつ売るか」

これが重要だと語っていて。

どの銘柄に関しては「インデックス投資」が良く、「いつ買うか」に関しては「買えるなら今すぐ」だと言い、いつ売るかに関しては「10~25年後」だとロバートGアレン氏は語ります。

インデックス投資というものを、わかりやすく解説すると、ある市場の指標に向けて「分散投資をする投資信託」のことを指していて。

日本でいえば日経平均なんて言葉がありますが、あれは日経225と呼ばれる指標の一つで、日本の代表的な企業を225集めて、日本経済の1つの指標にしているわけです。

アメリカなんかではS&P500なんかが有名で、アメリカ経済の指標として使われています。

このロバートGアレン氏は特にS&P500に投資するインデックス投資を勧めていて、その根拠として「投資の神様であるウォーレンバフェットよりも高い利率をたたき出している」ということや「ウォーレンバフェットが亡くなったらインデックス投資をしろと遺言で残している」ということを根拠に挙げています。

だから、インデックス投資がおすすめだと。

そのうえで複利の効果を引き合いに出し、「買えるなら早めに買っておくことで、複利の効果を享受できる」とし、なるべく早めに買うこと、そして短期的に見るのではなく「長期的に見る」ことで10年以上をかけ売ることを勧めています。

それは短期的に株価がどう動くのかは想像できないが、長期的には経済は成長していくため、高い利益を確保できる。

そう「日本人のためのお金の増やし方大全」では語っているんですね。

冒頭で伝えた「金持ち父さん貧乏父さんよりも具体的」ということが、少しづつ分かってきたんじゃないかなと思います。

当然これはロバートGアレン氏が語っていることで、その将来を保証するものじゃありません。

アメリカどうなるかは神のぞ知るところで、必ず儲かるという話でもない。

あくまで「日本人のためのお金の増やし方大全」で語られることを抜粋していますので、自己責任で判断してください。

情報ビジネス

続いて複数の収入源を作るおすすめの方法として「情報ビジネス」を上げています。

その理由として、

  • 高い利益率
  • 在庫コストがない
  • リスクが少ない

などの理由を上げていて。

副業のススメとして情報ビジネスを上げています。

情報ビジネスとして今では様々なものがありますが、このブログを例に出すと。

利益率という点では、サーバーとドメイン代しか掛かっておらず、月1100円前後です。

そのうえ、仕入れなどをしているわけでもないので、売れ残りなどの在庫コストは0。利益率は90%をはるかに超える数字です。

またもし仮に成功しなかったとしても、借金としてリスクを負う必要がない。

これらの理由から「情報ビジネスが最強できる」という風に語られます。

僕自身ブログが資産として最強だと思いますが、youtubeでもいいし、note販売でもいいし、メルマガでもいい。

僕のメルマガでここら辺は細かく解説しているので、あまり言及はしませんが、情報をビジネスとして活用し、低リスクで高利益を確保する副業に取り組むことが大切だと、ロバートGアレン氏は語ります。

感想レビュー

とまあ、こんな感じでざっくりとではありますが、日本人のためのお金の増やし方大全を要約してきました。

まとめると、単利と複利。収入を増やし支出を減らす。

収入を増やすには、S&P500へのインデックス投資と情報ビジネス。

などなどの内容が書かれています。

金持ち父さん貧乏父さんでは

  • 株式
  • 不動産
  • ビジネス

これらを行い、不労所得を生み出し、収入が支出を生み出せば、自由になれると描かれました。

ただ、いかんせん「何から手を付ければいいのかわからない」という疑問が残った。

今振り返るとわかることですが、金持ち父さん貧乏父さんは「お金の概念」や「金持ちのルール」を伝えることがメインであり、株式の本でもなく、不動産投資の本でもないわけです。

だからこそ、金持ち父さん貧乏父さんを読んだ後、株式の専門書や不動産の専門書を読んだ人は多いはず。

その「具体的な手順」をこの日本人のためのお金の増やし方大全では語っていると、冒頭に伝えた意味がある程度理解できたかと思います。

もちろん、インデックス投資が必ず儲かる、という話ではなく、きちんと調べてから自己責任で始める話ですが、大まかな流れは理解できるし、在庫不要で初期リスクが少ないビジネスを始めることの重要性は多くの書籍で語られます。

また複利の効果も「どれだけ重要か」という点において、お金の本質に関しても踏まえられているので、シンプルに面白かったりもする。

帯において「ロバートキヨサキ推薦」と書かれる理由も納得できる話でした。

当然金持ち父さん貧乏父さんを読んでいない人でも、見てみると資本主義やお金の本質を理解できるパートはあると思いますが、僕的には金持ち父さん貧乏父さんを読んで「結局何からはじめようか」と思っている人にぜひおすすめしたい本でしたね。

あと最後に、お金がないというストレスは脳機能を低下させる、という「お金に支配されない13の真実」という本も読んでおくとモチベーションが高まると思うので、一読しておくといいかと思います。

お金に支配されない13の真実を読んだ感想とレビュー!
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参考にどうぞ。