今回はタイトルにある通り。
「アフィリエイトにおける弟子」に関して、ちょっと語っていこうかなって思います。
っていうのも、ちょっと前にはなるんですが、「ちゃんこめさんの弟子になりたいです」みたいなメッセージが来たんですよね。
んで。
ちょっと調べてみると、結構弟子募集とか、弟子という名のコンサル募集みたいなのが、結構アフィリエイト業界に多いことに気づきます。
ただ、はっきりといっておくと、弟子になったからといって稼げるわけじゃないし、僕的に「弟子」っていうことにめちゃくちゃ宗教的なものを感じるので、かなり嫌悪感があって、全然オススメじゃないです。
宗教ビジネスは最悪
さっそく冷静に「アフィリエイトにおける弟子」っていうものが、なんでこんなにも多くて、僕自身めちゃくちゃ気嫌いしているのか、気持ち悪く感じているのかっていうことを解説していくと。
見るべき視点は2つあると思っているんですよね。
それが
- 師匠側の目線
- 弟子側の目線
この2つです。
(本来は使いたくないけど、形式的に師匠と弟子って言葉を使ってます)
で、まずは「募集する側の師匠目線」っていうものを見ていくと。
もうこれは「コンサル的なものを偽ったネットワークビジネス」って感じがするので、宗教感がぬぐえないと感じるんですよね。
俺の言うことを聞けば稼げる
んでね。
ニュースなんかでもよく見るし、僕の周りでもアムウェイだとかニュースキンといった、ネットワークビジネス的なマルチ講に誘われた人が少なからずいます。
そのマルチ商法に誘われた人の話を聞くと、こぞって華やかな生活といかにもお金持ってます感を演出して「俺みたいになりたくない?」的な感じで勧誘するそうで。
で、その人にあこがれていざ弟子になってみたら、「同じマルチ商法に人を勧誘する」という負のループに入り込むわけです。
この「俺についてくれば稼げる」っていう謳い文句から、その実践的なノウハウっていうのが「俺の真似をしろ」っていうのが、めちゃくちゃ宗教的なにおいを感じる根本的な原因なんだと思うんですよね。
マネをしたところで稼げやしない
もちろん師匠的な奴の真似をして、そのマルチに入った人が稼げるようになればいいと思うんですが、ほとんどの人が稼げないで終わります。
それだけならまだしも、「もっと高額な金額をよこせ」ってな感じで、いわば「仲間内から巻き上げる」ことを催促させる。
この「内輪で循環するビジネスモデル」だからマルチ商法とかネットワークビジネスっていうのは、入ったら危険なんですが、そもそも真似したところで稼げるようになんてなりません。
成功って要するに「未来」のことであって、未来のことなんて誰にも分らない。
いわゆる「芸術」の世界なんです。
この過ぎ去った過去のことを分析するのが「科学」
だから、過去を分析することはできても、それが未来にも通用するとは限らない。
だからこそ、真似をしたって成功するかどうかはわからないっていうことが言えるわけです。
アフィリエイトにおける師弟関係も同じ
ことアフィリエイトにおける師匠と弟子の関係を少し調べてみると、基本的には同じで「俺と同じやり方をしろ。それの考えとか思考を盗め。そうすれば成功できる」的な感じでした。
もちろん真似るのは大切だし、模範から学ぶことも多い。
ここを否定するつもりはないです。
ただ、盲目的に「俺についてくれば稼げる」という宗教的なにおいは全く持って消えないし、本当にコンサルだった場合における重要なことって、「その人にあった適格な指摘」ができるかどうか。
ここです。
そしてもっと言えば、「成功する方法ではなく、失敗する確率が高いものをつぶす」ということ。
これを実践をもってデータで解説していく。
これが本来コンサルとかに求められることです。
なので、師弟関係における師匠が全く持って能力がないのにもかかわらず、「俺についてこい」的な感じで促すアフィリエイトにおける弟子って、まったくもってネットワークビジネスとかマルチ商法と変わらないと思うんですね。
これが一番気持ち悪いっていう風に感じる部分です。
正直テストでしかない
でね。
そもそも論、誰でもうまくいく方法なんてこの世には存在しないわけで。
誰しもがうまくいく可能性がある仮説をテストして検証して改善を繰り返していくことでしか成長しないし、売り上げも上がらない。
実際に行動してみて試すしかないんですよね。
で、この実践の過程で「多くの人が躓く場面」っていうのはある程度共通している。
例えば、アフィリエイトでは「どういった商品が売れやすいか」「セールスレターでどうやって成約率を上げればいいか」「集客数が少ない」といった悩みは、多くの人が共通して抱えている悩みです。
その部分に対して、自分はどんな仮説をもって、テストしてみた結果、効果があったということは、共通して伝えられる部分であったりします。
が、基本的に答えなんて誰にもわからず、「こうすればだれでも成功できる」なんてものは存在しません。
テストにテストを重ねて、自らで経験していくことでしか成功って存在しないんですよね。
だからこそ、何も考えずとにかく俺についてこい的な、アフィリエイトコンサルや弟子募集っていうのは、まあ気持ち悪いなって感じるばかりなんですよね。
弟子になる方もなる方だ。
これまで教える側の師匠に関して指摘してきましたが、正直「弟子になりたい」って思う人もたいがいだと思いますよ。
この弟子になりたいっていう人の心情っておそらく、「この人についていけば、僕もエスカレーター式に上に上がっていける」っていう欲望が見え見えなんですよね。
正直、自分で考え行動してアクションしない限り、上になんて上がれないです。
どんなすごいノウハウを聞こうが、自分で実践しない限り、まったくもってそのノウハウは無価値だし、意味を成しません。
この誰かに頼り切って、誰かが成功させてくれるだろうっていう、その信念が見え隠れするので、「弟子になりたいと思う人も大概」って感じるんですよね。
60万円のコンサルフィーを払った結果
っていうのも、別に僕のことを棚に上げるつもりはないですけど、数年前僕もある人にコンサルをお願いしたことがありました。
そのコンサルフィーっていうのが60万円ぐらいで、4か月間のコンサルでした。
でも実際にアドバイスというか、ノウハウとして教えてもらったことって、ほとんどなかったです。
方針とか、目指すべきポイントを伝えられただけで、後は自分がアクションしただけでした。
じゃあ、そのコンサルは全く価値がないものだったのか?詐欺だったのか?っていうと全くそんなことはなくって、僕にとっては十分すぎる価値だったと思っています。
っていうのも、その人が言っていたことは間違いないと思うんですが、「優秀な人ほど手がかからない」っていう風におっしゃっていました。
合わせて「優秀な人は、自分では想像できないポイントに目標を設定してあげれば、自然と進んでいく」という風にもおっしゃっていました。
実際に口で伝えられた部分は少なかったですが、僕にとってはそれで十分すぎるものでした。
逆に、あまり優秀ではなかった人は、手取り足取り教えてもらっていましたので、その方は本当に人によってアドバイスを分けていたんだと思います。
その結果、僕は750万円ぐらいその月に売り上げました。
当然ですが、その時の行動量って計り知れなくって、自分の基準値の何倍も上回る行動量と検証回数でした。
この「適度のプレッシャー」があったからこそ、乗り越えられたと思うし、この適度のプレッシャーはコンサルを受けてみなかったら得られない経験だったと思うんですね。
つまり、師弟関係やコンサルというものに限らず、「あくまで主体は自分自身」であり、コンサルを受けた、弟子になったからといって「何もせず自分の人生が好転する」なんてことはあり得ないんですよね。
そしてコンサルを受けるとか、ノウハウを学ぶっていう言葉以上に「弟子」っていう言葉には「受け身感」を感じるので、弟子になりたいって思う人も大概だよっていう風に伝えたんですよね。
終わりに
要するに、人生を変えるかえないっていうのは、あくまで自分次第であって、師匠とか弟子とかそういった関係になったから人生変わるなんてことはあり得ないことであって。
マルチ商法だとか、ネットワークビジネス的に、人の弱みに付け込んで、「俺についてくれば稼げる」って歌う「師匠側」のやつも大概だし、自分が行動しなくても成功できるように感じる「弟子側」も大概だと思います。
残念ながら、そんな楽な道はない。
なので、今回あったメッセージみたいに僕は弟子を募集することもなければ、今後募集することもないです。
それでは。