人に教えるのって本当にいい勉強法なのか検証した結果。

ちょっと捉え方によっては挑発的なタイトルに思えるかもしれませんが、全く意図はそこになくって。

僕はかなり肯定派。

ただ実際問題「人に教える勉強って役に立つのか?勉強になるのか?」って思っている人もいるかと思いますが、結構実践してきた身として、お伝えできればなと思います。

根拠

まあ、まず結論から伝えると「かなりいい勉強法である」ってことはまず伝えておきます。

多分かなり効果は高いですね。

その根拠としては、主に2つあって。

まず1つ目が化学的に証明されていること。

よく人に教えると、教える側=勉強したい側が一番勉強になっているなんて風に言われますが、これは化学的にも正しいとされています。

実際に「10歳児に教えるように伝える」ということが、メンタリストDAIGOの本の中で化学的に証明されながら立証している話とかが出てきます。

また別の例では、SHOWROOM代表の前田さんなんかは、本を読むのが好きだった時から、「確実に知識に変わった瞬間」というので、「同僚に昨日読んだ本の内容を伝える」ことをした瞬間、確実に使える知識になったという風に言っています。

まあ、これらが人に教えるというのが、いい勉強法として語られる理由な訳ですが、僕も結構いろんな分野やジャンルを勉強しています。

特段資格を取るわけでもなく。意味があるわけじゃないんですが、ただ単に好きなだけ。

それこそ、経済やマーケティング、コピーライティングなどものビジネス系も勉強しますし、世界情勢や政治、歴史といったものも勉強してます。

(このブログではあんまりテーマじゃないので記事にはしていませんが)

効果

その中で僕は常々いっていますが、勉強するのであればそれと同時に「アウトプットの場所」を設ける重要性を説いてます。

それは今回の人に教えるという勉強でもいいし、実際に行動してみるというアウトプットでもいい。

実際に僕自身は「ブログに書く」ということで、アウトプットの場所を持とうとして、学んだことは記事に書き起こしてます。

これは「誰かに教える」という意味よりも、「自分が覚えたいから」という目的意識の方が強くって。

何が言いたいのかっていうと、人に教えるということを「ブログ」で行ってきた過去があるということ。

その結果「本当に覚えられたのか?」ってことが、僕自身を持って証明できるんじゃないかなと思うんですね。

ただこれは結果論として、「テストなどの数字」を持って証明することができないので、僕の肌感覚でしか伝えられないんですが、結構身になってます。

ってか。

ブログに記事として書き、人に教えるようになってから、格段に記憶に残るようになりましたね。

理由

というのも、ブログを書いている人ならわかると思いますが、きちんと理解していないことや話題のディティールを理解していないと、文章はマジで止まります。

多分これは会話においても同じだと思うんだけど、「この話題友達に話そう!」って思ってたことも、薄っぺらい内容しか覚えていなかったら、会話が止まるかと思います。

以前あったのが、結構面白い都市伝説を聞いて、「これ友達に教えてあげよう!」って思ってた話題があったんですが、全然忘れてしまって「ん〜。。。、、、とにかくアメリカがやばい!!」ってふわふわした話しかできなかったことがあります。

これと同じようなことが、ブログを書くときにも起こるんですね。

要するに、学んだ内容をきちんと覚えていないと、ブログにおいての「手」は止まるし、会話においての「口」は止まってしまうんです。

そうならないために、「教える」という前提が入り込むと、細かいディティールや名前、全体像など、学んだことをインプットの段階からきちんと覚えようと脳がしてくれる感覚があります。

その上で、聞いた内容を「教える」という工程を経ることで、「自分なりにまとめ直す」という行為を行います。

この記事においても、

「人に教える勉強法っていい方法だよなぁ〜」

「じゃあ、なんで人に教える方法がいいって知ったんだっけ?」

「人に教える勉強法を初めて俺自身結果が出た?」

こんな感じで、話の構成をまとめていく。

こうして、覚えたことを伝えやすく、わかりやすくするために、分解して再構成していくこの過程が記憶を「短期記憶から長期記憶へ」移動してくれる「想起」というアウトプットにつながっていくんですね。

よく「勉強もしていないけど、テスト結果がいい」って同級生がいたと思いますが、あれは普段から「想起」を繰り返し、「今日学校の授業で学んだ内容ってなんだったっけ?」と思い出すことで反復しているから、長期記憶に定着しているというロジック。

要するに、分解→再構築。この工程が物事を覚えさせてくれる最高のアウトプットだということ。

それを「教える」という行為を通じて、相手にわかりやすく伝えられるよう努力をするため、記憶により定着するわけですね。

そしてもっと言えば、このブログに書くということもそうですが、「人に教える」というのは、会話なら「口」、ブログなら「手」を動かして、伝えています。

この「体を動かす」という行為がかなり重要で。

覚えた英単語を忘れないようにする勉強方法を知ったよって話。

この記事でも取り上げてる論文ですが、運動しながら英単語を覚えると、そうじゃないグループに比べ、単語の記憶力が向上したというデータが出ています。

人間は古来から「動きながら学習」を繰り返してきた生き物。

だからこそ、座って立ち止まって勉強するより、体を動かしていた方がはるかに効率的な勉強法だということ。

それにおいて、教えることというのは「口」「手」「耳」というように体を自然と「動かす」ということと連動しているため、より効率的に学習ができるということが言えるわけです。

終わりに

百聞は一見にしかず。

人に教えることが、学習効率を上げてくれる勉強法だということは知っていましたが、やってみてさらにこの気持ちが向上しています。

マジでいいと思います。

そのために、「教える」ということを習慣化したり、教える場所を用意したりと、色々工夫できることがあるのでぜひトライしてみてください。