これは面白いなと思ったのでシェアしておこうと思います。
その内容というのが「大人でも木登りをするとワーキングメモリーが鍛えられ、頭が良くなる」っていう内容。
今からでも頭を良くしたい、短期記憶力を高めたいって方は木登りをしてみては?
ワーキングメモリーの効果
まず木登りによって大人でも頭が良くなると証明した研究よりも先に「ワーキングメモリー」の効果に関してお伝えしておきます。
頭を良くすると一概に行っても、結構IQだったりの頭良さは遺伝子によって決まっていると科学的にはされていて、「努力」によって向上させるのが難しいとされている部分です。
ただし。
一部だけ努力によって鍛えられる部位があって、それが「ワーキングメモリー」
このワーキングメモリーとは、いわゆる短期記憶を司っているところで、スマホのメモリーのような脳機能のことですが、そのほかにも集中力を司っていると言われたり、セルフコントロール力を司っていたりと、その機能は多岐にわたっている部分です。
さらに「物事やスキルをより早く上達させるためのコツ!これ以外必要ないってぐらい。」
この記事でも伝えている通り、ワーキングメモリーには「転移」と呼ばれる効果があるとされていて。
この転移っていうのは、要するに「囲碁が強ければ将棋も強い」というような「能力の移り変り」を指した言葉なんですが、この記事にもある通り、リバプール大学の研究では「近い転移は起こるが遠い転移は起こらない」と結論づけています。
ただし、ワーキングメモリーに関しては「すべての知識の短期記憶」に司っているため、どの分野においても転移が起こるという風にされています。
だからこそ、ワーキングメモリーを鍛えておくことによって、新しく習得する技術がより早くできるようになったり、スキルや資格取得が他の人に比べて、断然早くなると言われています。
そして天才と言われる人たちは総じてワーキングメモリーの能力が高かったという研究もあったりします。
要するに、頭を良くするにはこのワーキングメモリーを鍛えることがより重要だといういことと、その恩恵は計り知れないってこと。
根拠
このワーキングメモリーが木登りによって鍛えられると証明してくれたのはノースカロライナ大学の論文が元になっていて。
この論文では、18歳から59歳までの被験者を集め、3つのグループに分け2時間遊んでもらいました。
そのグループがこれ
- 座学
- ヨガ
- 木登り
多分この中で座学がちょっとわからない方もいると思うので補足しておくと、シンプルに座って学習するってことですね。
中学校や高校生の時に学習していたような内容を、学んでもらうってのが座学です。
この3つで遊んでもらった2時間後。
ワーキングメモリーを測定するテストを行うわけですが、座学やヨガに関しては特に変化が見られなかったのに対して、木登りを2時間したグループというのはおよそ「1、5倍」もワーキングメモリーが高まっていたということが判明しました。
理由
じゃあなぜ木登りがワーキングメモリーを鍛えたのか。
この部分ですが、固有受容性と呼ばれる言葉がキーポイントになってくるそうで。
この固有受容性っていうのは、要するに不規則であり、体をうまく使いバランスを取ること、そんな固有受容性がある遊びっていうのは、脳にとって良い影響があるという風に言われています。
基本的に脳というのは、「飽き」という現象をたびたび引き起こします。
当然慣れた動作をしていけば飽きを感じますし、変化がなければ同様に飽きを感じます。
要するに、脳というのは「飽き」を感じる性質があり、その飽きを感じた途端に「脳機能を低下」させるんですね。
スマホ画面なんかを毎日見ていますが、「スマホに入っているアプリを上から順に教えてください」といっても、ほとんどの人が答えられないでしょう。
これは飽きるほど見ているから覚える必要がないため、脳機能が低下していると考えられるわけです。
その一方で木登りとは、体のバランスをうまく使いながら、木を登っていき、右足左足右手左手と、不規則な木を登っていくため、脳をより使いながら遊ぶことが求められている。
不規則で不安定な状態であれば、当然脳は飽きを感じずに、脳を活性化させます。
反対に脳を活性化させなければ、木から落ちてしまうため、身に危険をおよぼすことにつながります。
そのため、固有受容性がある遊びというのは、脳が活性化するということ。
だからこそ、木登りによってワーキングメモリーが鍛えられていたということが、主な理由でした。
応用方法
ただ。
とは言っても大人になってから木登りするって結構クレイジーだし、僕の近所ではなかなか登れるような木がない。
田舎や故郷に帰った時は木登りでもしようかなって思うんですが、大人になった今「虫」が大の苦手。
だから、結構相性が悪いんですよね。
ただそんな中でも応用することが可能で。
要するに、固有受容性がある遊びであれば、同様の効果があるとされているため、固有受容性がある遊びをすれば、大人になってから木登りをしなくてもワーキングメモリーは鍛えられるってこと。
そのわかりやすい例としては「ボルダリング」なんかが挙げられています。
ボルダリングも木登り同様に、体のバランスをとりながら、不規則に並ばれたブロックを上っていきます。
この感覚が固有受容性とされているので、同様にワーキングメモリーを鍛えられるとされているスポーツ。
あとはスノーボードやサーフィンなんかも、アンバランスでありながら、不規則な条件の中滑り降りていくので、固有受容性がありワーキングメモリーなんかが鍛えられるんじゃないかなと思います。
んで、ここら辺の遊びは大人になってからの趣味として持っておいても損はないし、普通に楽しいし。
ってことで、僕は木登りじゃなくて、サーフィンやスノーボードで応用していこうかなって考えていますね。
あとは「海外に行ったら人生観が変わる言われる科学的な理由が見つかったよって話。」
この記事でも伝えている通り、語学学習によってワーキングメモリーが鍛えらえるってこともわかっているので、英語やフランス語と学ぶってことでも応用可能です。
どちらにしろ、自分に合った方法で頭を良くしていっていけばいいんじゃないかなと思います。
まとめ
少し長くなったので、最後にまとめておくと。
大人になってからも木登りをすることによって、ワーキングメモリーを鍛えることができる。
ワーキングメモリーとは、短期記憶をつかさどっている脳の部位のことである。
そのうえで、ワーキングメモリーを鍛えることによって、あらゆることが上達し、その速度も加速する「転移」が見られることから、あらゆることに精通した能力であるといえる。
ノースカロライナ大学の研究では、木登りをすることによって、このワーキングメモリーが鍛えられるということが分かっている。
その理由としては、固有受容性が関係しているとされていて、木登りという不規則かつ、不安定な動きをすることによって、脳が鍛えられ、ワーキングメモリーが強化されるとしている。
木登り以外に応用する方法としては、ボルダリングなどにも同様の効果が期待できるため、木登り以外の方法によってもワーキングメモリーを鍛えることが可能。
そのほかにも固有受容性があるスポーツとして
- スノーボード
- サーフィン
こうしたスポーツもある程度の効果があると期待できるので、木登りをしなければワーキングメモリーを鍛えることができないということではなく、不安定かつ不規則な動きが求められるものであれば、一定の応用が可能。
また、ワーキングメモリーだけをピックアップするのであれば、母国語以外の言語を習得することによってもワーキングメモリーを鍛えることが可能なため、言語学習と併用するのも一つの手である。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。