約80%の人が実感した!45分で不安や悩みを和らげる方法とは。

今回はタイトルにある通り。

「イライラしたときの対処法」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

イライラっていうと漠然としてるんですが、これは将来において不安や人間関係のストレス、あらゆるシーンにおいて応用が可能で。

いわゆる「ストレスレベル」が上がったときの効果的な対処法を今回は紹介しておこうと思います。

結論から伝えておくと、「絵を描く」ということをすることによって悩みや不安、イライラといったストレスレベルを低下させられることが分かっています。

なので今現在イライラしていたり、ストレスを抱えているという人は神とペンを持って絵をかいてみてください。

根拠

ではさっそく。

絵を描くことがストレスレベルを下げる、ということの根拠から解説していくと。

これはドレクセル大学が発表した論文が元になっていて。

この論文の中で掲載されている研究では、「悩みや不安」を仕事やプレイベートにかかわらず抱えている人を集めてあることを行ってもらいます。

そのあることというのが、「絵を描く」ということだったのですが、悩みや不安を抱えた被験者に対して「45分間好きに絵を描いてください」という風に指示していきました。

その後の経過を観察し、どういった「ストレスレベルへの変化があるか」ということをドレクセル大学は検証していったんですね。

検証していった方法として様々なありましたが、まず「主観的な変化」を調べるために、被験者に対して「絵を描いた前と後」の変化を回答して言ったもらいました。

その結果絵を描いた被験者は、主観的な感想としておよそ「80%」の人たちが、ストレスレベルの減少や不安や悩みに対して軽くなった、と回答しました。

まあここまで聞けば「その人個人の感想でしょ」と感じる人がいるかもしれません。

(その人個人の感想だったとしても80%は異様な数値だといえますが。)

が、実際に絵を描いた後の被験者の体内を調べていくと、コルチゾールの低下も確認されました。

コルチゾールというのは、いわゆる「ストレスホルモン」と呼ばれるもので、ストレスが高まると放出される脳内ホルモンだとされています。

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上記記事の中間ほどにもコルチゾールの解説をしていますが、ここでは簡単に説明しておくと。

ストレスとともに増加するコルチゾールが、絵を描くことによって減少された、ということは主観的だけにかかわらず客観的にも「不安や悩み」に対して効果があることが判明された、ということが言えるわけですね。

これらのことから、「45分間絵を描く」ことによって仕事やプライベートなどの悩みや不安を抑え、ストレスを下げてくれる効果が期待できる、ということが言えるわけです。

なぜ絵を描くとストレス解消につながるのか

では、なぜ仕事やプライベートでの悩みや不安を抱えた被験者が、絵を描くことによってストレスを軽減できたのか。

その理由に関しては「フロー状態」が影響していると考えられています。

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フロー状態というのは、上記記事にある「4Focus」という本がかなり細かく、かつ面白く解説していますが、簡単に言えば「ゾーンに入る」なんて言い方をするケースもあります。

いわば集中している状態で、他のことに目が向かなくなる、というのがフロー状態=集中し切っている状態ですね。

絵をひたすらに描く、という行為をすることによって被験者は一種の「フロー状態」に入ることが出来ていた、と推測できます。

そのうえで、フロー状態に入ると集中している状態になるため、他のことに意識がまったく向かなくなります。

要するに、絵を描いている瞬間というのは「悩みや不安を一切考えていない状態」を意味しているわけですね。

この一時的に「不安や悩みから解放」されたことによって、コルチゾールが低下しストレスレベルを下げてくれた、と考えられています。

事実、この「ほかのことに集中する」ことによってストレスが低下するということは数々の研究で証明されていて。

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上記記事でも解説していますが、ハーバード大学の教授も提唱していたりします。

なので、気分転換というのは「ほかのことに集中する対象を見つけること」であり、実は買い物や暴飲暴食というのは効果的じゃないこともわかっていたりします。

だからこそ、「絵を描く」というシンプルな行動はフロー状態になりやすいため、ストレスが軽減される、ということが言えるわけですね。

ただ。

「フロー状態」と聞くと、どこか「凄いこと」のように感じ、特定の人以外はできない特殊なスキルのような感じがします。

でも全くそういうことではありません。

主観的でも「およそ80%の人が悩みや不安の減少を示した」としたドレクセル大学の研究ですが、実際に集めた被験者は「絵を描く経験の有無」というのは全く考慮していないんですね。

要するに「普段から絵を描く習慣がない」という人も対象に含まれていたわけです。

ですから、日常的に絵を描く人だけで集められたから、フロー状態に入りやすくストレスに対して効果があった、ということでは全くなくって。

普段全く絵をかかない人でも効果があり、それは絵を描くことはだれでもフロー状態に入れることを意味しているわけです。

イライラや不安を抑える応用方法

では最後に。

日常生活においてイライラしてしまったり、不安やストレスを抱えてしまった場合、このドレクセル大学の研究をどう日常生活に生かしていくのか。

この部分を解説していくと。

シンプルに「45分間絵を描く」という方法を生かしても十分効果があると思います。

これは絵を描く以外にも「ぬりえ」や「自作迷路を作る」ということでも応用が可能で、おそらく「単調作業」のほうがフロー状態に入りやすいことが想像できます。

なるべく考えず無心に続ける。

これがまさに絵を描くことに求められることなので、レパートリーとしては多くが応用可能だと思います。

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また上記のシェ―フィールド大学の研究なんかを見てみると、「創造的なこと」や「クリエイティブな活動」はストレス軽減に効果があり、幸福度を上げてくれる、といった報告もあるため、「創造的な活動」がいいでしょう。

そういう意味で「絵を描く」ということはぴったりな感じがしますね。

個人的には、真っ白な紙の場合「何を書いたらいいのかわからない」という風になりがちな気がするので、漫画やアニメのキャラを「見ながら書く」という模写的な方法で書くのが一番いいのかなと思います。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

イライラしたりストレスが高くなってきた場合は、紙とペンを持ち絵を描くといい。

そうすることによって不安や悩みが軽減されることが、ドレクセル大学の研究によって分かっている。

その理由は、他のことに集中するフロー状態に入ることによって、一時的に不安や悩みから解放されるため。

だからこそ、イライラしたりストレスが溜まってきた場合は、無心に絵を描くなどの作業をすると良い。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。