今回はタイトルにある通り。
「幸福度が高まる休日の過ごし方」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
先に結論から伝えておくと、幸福度が高まる休日の過ごし方は
- 挑戦
- コントロール
- スケジュール
この3つが重要だということが分かっていて、だらだらと予定もなく休日を過ごしてしまうよりも、大幅に幸福度が高まるということが分かっています。
今回はそんな「休日の過ごし方」に関して解説していこうと思います。
休日はダラダラと過ごすな
ではさっそく。
幸福度を高める休日において、
- 挑戦
- コントロール
- スケジュール
なぜこの3つが重要だと言えるのか。
その根拠から解説していくと。
これはアイダホ大学が行った研究がもとになっていて。
この論文では、約800人を対象にして実験が行われ、800人それぞれの休日の過ごし方をチェックしていきました。
その後に、被験者全員に対して「幸福度を測るテスト」を実施していきます。
このことによって、「どういった休日を過ごす人が幸福度が高まるのか」ということを調べていったわけでした。
その結果わかったのは、「スケジューリング」をした被験者ほど幸福度が高く、精神面も安定している傾向が確認できました。
また、休日でのリフレッシュ効果はスケジューリングを行った被験者ほど長く、健康面や幸福度もおよそ2週間にわたって実感していることが判明しています。
つまり、休日にノープランでダラダラ過ごすよりも、事前にスケジュールを決めそれに沿って休みの日を過ごすことが、本当の意味で「正しい休みの使い方」ということになるわけです。
休日のリフレッシュ効果を4倍に高まる
さらにこのアイダホ大学は続けて、「休日の効果をさらに高める方法」というのを報告しています。
前出した800人の対象結果においてはスケジューリング、つまり「予定を立ててその予定通りに休日を過ごす」ということでしたが、この休日のリフレッシュ効果は約2週間ということでした。
その一方で、
- 挑戦
- コントロール
この2つが加わっている被験者ほど、リフレッシュ効果が高く、その効果は8週間ほどに及んでいることが判明しました。
挑戦というのは、そのままの意味で「新しいことにトライする」ということを意味しています。
ただ、心配な部分として「大がかりな挑戦」である必要は全くなく。
「まったく新しいこと」であれば、そのリフレッシュ効果は継続することを報告しています。
- いったことのない場所へ行ってみる
- 食べたことのないメニューを食べてみる
- 遊んだことのない人と遊んでみる
こうしたごく普通のことであっても挑戦としてチャレンジにつながるため、小さなことでも十分効果があることを報告しています。
上記の研究においてもやはり挑戦が重要なリフレッシュ効果と幸福感を高めてくれることを報告しています。
次のコントロールですが、コントロールというのは「意志決定を自分でこなしている」ということです。
上記記事で紹介しているデューク大学の研究でもありますが、やはり「自分自身がやるべきことを決定している」というコントロール感が幸福度につながることが報告されています。
会社などでは自分自身のやるべきことやスケジューリングを設定することが難しい状況があったりしますが、仕事においても「コントロール感」が幸福度につながっていることが報告されています。
会社や仕事においてはスケジュールを自らでコントロールできないのは仕方がないことかもしれませんが、その一方で「休日をコントロール」する感覚というのはやはり幸福度を高めてくれるわけです。
つまり、疲れを取り幸福度を高めてくれる正しい休日の過ごし方というのは、
- 挑戦
- コントロール
- スケジュール
この3つを合わせて行った休みの日というのが、幸福度を高めてくれる休みの過ごし方だ、ということになるわけです。
実際にやってみた結果
んで。
このアイダホ大学の研究を知ってから、結構な時間が経ちました。
その時間の中で、自分なりに色々と試してみて、実際にやってみたその感想をここから伝えていこうと思うんですが、先に結論から言うと「ガチで効果がある」っていう風に思いましたね。
これは結構おすすめです。
挑戦=見知らぬ土地に行く
まず一つ目の挑戦ということですが、僕がよく行っていた挑戦というのは「見知らぬ土地に行く」ということでした。
まあ、そもそも僕にとってオンとオフもなければ、強制される仕事もないので、「休日」ということを定義するのは難しいんですが、僕なりの生活ルーティンっていうのはあるんですね。
そのルーティンを抜ける日のことを一応休日と定義しています。
その中で休日には、必ず「見知らぬ土地に行く」ということを設定しているんですね。
この挑戦においてなぜ「見知らぬ土地に行く」ことが僕にとっての挑戦であり、わくわくすることなのかっていうのは、下記の記事で詳しく解説しているので気になる人は見てみてください。
当然この挑戦という部分ではコントロールも兼ねてますよね。
見知らぬ土地に行くと決めるのは自分だし、どう行くのかを決めるのも自分。
見知らぬ土地に行って、どこでご飯を食べるか、どんなご飯を食べるのかを決めるのもすべて自分なわけなので、コントロールの要因はすでに入っているわけです。
スケジュールは日没で決められる
そのうえで、スケジュール感はどうしているのか?っていうことですが、見知らぬ土地に行った場合、どうせならその土地の観光スポットはなるべくよりたい。
となると、必然的にルートやスケジュールなんかは自然と決められます。
お昼ぐらいにつくから、そこでご飯を食べて観光スポットAによって、そこからちょっと休憩して観光スポットBに行く。
そうしたら、ちょうど日が暮れてくるぐらいなので、ホテルに戻るか今日帰るか決めよう。
そんな感じで、スケジュールを自分で設定しているわけですが、ヒントや軸となるのは、日没を目安に決められるわけです。
幸福度が全く違う
そんな感じで休日には、まったく言ったことのない場所に行くことを、これまで何度も行ってきました。
最近ではほぼ毎週末にそんなことをやっています。
んで。
実際にやってみた感想として感じるのは、めちゃくちゃモチベーションが高くなった、ということ。
冒頭に伝えた通りで、ガチで効果があるなっていう風に感じています。
正直この「挑戦」をする前は結構だるかったんですよね。
「今日はだらだらしたい!」だとか普通に思うし、なるべく体を動かさず汗をかきたくないって思うし。
だけど、ある時に「今日は自転車に乗って知らない土地に行こう」って思い立ってやってみたんですよね。
そこからどっぷりハマってしまって。
というのも、通常ルーティンだとパソコンとかで作業をしているので、ほとんど体を動かさなければ、エアコンや暖房の聞いた場所にいるため、太陽さえ浴びない。
それが太陽を燦燦と感じて、体を動かして、知らない場所に行って感動してってやったその日は、ありえないぐらいぐっすりと寝れたんですよね。
その次の日が本当に体調がよくって、活力にあふれていたのを覚えています。
「こんな効果があるんだ」って思ったのを覚えていて。
そこからどっぷりとはまって、ほぼ毎週末はこのアイダホ大学の研究に沿って、休日を過ごすというルーティンに変わったんですね。
なので、研究としてもそうですが、僕個人としてもかなりおすすめできる方法で、「休みの日は1日だらだらして終わってしまう」という人には、ぜひとも試してみてほしい研究ですね。
まとめ
少し長くなったので最後にまとめておくと。
幸福度を高めてくれる休日の過ごし方は、
- 挑戦
- コントロール
- スケジュール
この3つを入れ込んだ休日の過ごし方である。
これはアイダホ大学が行った研究により判明していることで、スケジューリングを立てた人ほど幸福度が高く、健康面や精神面において充実していることが分かっている。
また更に「挑戦」や「コントロール」という項目が入っている被験者は、8週間ほどそのリフレッシュ効果が続いていることも報告されている。
つまり、幸福度を高める休日の過ごし方は、
- 挑戦
- コントロール
- スケジュール
この3つの要素を兼ね備えた休日が重要だと言える。
まとめるとこんな感じですね。
挑戦も軽い部分で商戦してみてもいいですし、大掛かりな挑戦である必要はありません。
またコントロールとスケジュールは別々のものではなく、「自分で予定を決める」ということが、そもそものコントロールにつながってくるわけなので、何も難しいということはない。
要する「新しいことに挑戦する予定を決める」だけで、この3つをクリアすることが出来るっていうことなんですよね。
ダラダラと部屋で過ごし、何もしない、という休日を過ごすのではなく、何かアクティブに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ぜひ参考にどうぞ。