これは特定の方には伝えたことがあるんですが、学習には2つの種類があります。
ボクは幾度となく伝えていますが、やっぱり今だに多くもらう質問が「何から手をつけたらいいかわからない」という質問。
昨日もお伝えしましたが、この質問の比率が本当に多いです。
この質問に対して、昨日とは少しだけ視点を変えてお伝えすると、「何からすればいいかわからない」というのは、「一度学んだことをすぐ忘れてしまっている」という学習の方法に根本的な原因があったりします。
ですから、1つの方法として、「学習方法を改善」するということが、何からすべきかの手助けをしてくれると捉えることができます。
ある研究では、読書をした場合、本を閉じた瞬間には内容の70%をすでに忘れているという研究さえありますし、元来、人は忘れっぽいもの。
一方で、ものを忘れなければ、すぐにインプットからアウトプットに移行できるため、「何からすればいいか」という疑問が湧き上がらないわけです。
ですから、幼少期から養っていた、学習方法を見直すことが、1つの方針になっていくということ。
そこで冒頭に伝えた「2つの学習方法」を知ることが重要になってくるわけですが。
学び方っていうのは、おおよそ2つの方法が存在します。
それは能動的か受動的か。この2つです。
受動的というのは、読んで字のごとく、「受け身」で学ぶということで、能動的というのは、読んだそのままの意味です。
その上で。
受動的学習と能動的学習のどちらが脳の記憶への定着を測れるかと言えば、圧倒的に「能動的学習」の方が、脳への記憶として残ります。
そもそも人というのは、自分の身に起こったことしか、記憶することはできません。
本で読んだ内容は、すぐに忘れてしまうけれど、友達と朝まで語り明かしたことは、今もはっきりと覚えていることでしょう。
このように、人というのは、受け身になった瞬間に、「記憶する」という機能が衰退し、覚える、記憶する、ということができなくなるわけです。
これは特定の方には伝えましたが、今インターネットが発達して、文字以外にも動画や音声というように、MP4、MP3という形式のデータファイルが出てきました。
ただこれらに共通することは、「受け身」であっても、垂れ流しすることができるという点。
ですから、動画や音声というのは、受動的学習になってしまうケースが多いため、肝心な内容が頭には入らないわけです。
一方で書籍や本というのは、垂れ流しすることはできず、自らで読み進めていくことでしか、内容が進んでいかないため、読書などから得られる知見は本当にためになることが多いのです。
もちろん、動画や音声というのも、「能動的学習」にすることによって、得られる知識を最大化することは可能ですが、その点を「意識」しておかなければ、見終わった数分後には、ほとんど内容を忘れてしまっている、という現象を引き起こしてしまうことになるでしょう。
つまるところ、何か新しいジャンルを学ぶためには、「能動的学習」を意識しなければいけないということなんですね。
ですから、他の方もおっしゃっているような、「言われたことをすぐアクションする人は成功する」というようなことが1つ証明できるわけです。
これを科学的には「アクティブラーニング」という風に言われたりします。
じゃあ、能動的学習、つまり「アクティブラーニング」を取り入れるにはどうすればいいのか、ということですが、一番シンプルな方法でなおかつ効果的な方法は、「アウトプットの場」を自らで作り上げることです。
学習には主にインプットとアウトプットの2つの段階があるという風に言われますが、短期記憶から長期記憶へと移行する際に必ず求められるものが「アウトプット」です。
このアウトプットをする際に、短期記憶から長期記憶へと脳に保存されるため、「学んだ内容を忘れない」という風にロジックになる。
だからこそアウトプットが必ず学習には必要で、能動的学習である、アクティブラーニングの肝の部分なわけです。
一方で、このアウトプットがないからこそ、受動的な学習法をしてしまい、「受け身」の姿勢で学ぶから、ほとんど内容を覚えていない、という現象になってしまうわけです。
つまり、アウトプットすることによって、「短期記憶から長期記憶へ」と、記憶を定着させることができるため、意図的に「アウトプットする場所」というものを作る必要があるということなんです。
そして、このアウトプットの場を作る。
ここがブログの最たるところです。
ボクがこの学習の事実を知った時、学んだ内容を忘れないようにするため、アウトプットの場所を作ろうと考えました。
そうして考えたのが、ブログでした。
だから、ブログを始めた時。
まさしく自分が覚えたい内容をアウトプットする場として、メモ帳のように活用していました。
誰かに見せたいとかではなく、自分が学びたい内容を、忘れないようにするために、ブログを活用したということでした。
読んだ本の内容。
見た映画の話。
有名人の格言。
コピーライティングの知識。
こう言った学びたい内容を自分が忘れないようにアウトプットする場として、ブログに投稿していた。
自分のスキルアップのために学んでいたことが、気づけばいつしかアクセスが増えてきていた。
当然、学んだ内容を思い出し記事にすることによって、記憶にも自然と定着していきます。
それは受け身の学習ではなく、能動的な学習をしていたからでした。
そこから巨大なオウンドメディアへと成長を遂げていったのでした。
つまり、自分の好きなことを学びながら、学習していくことが、稼ぐことに無駄なく直結してつながる。
それこそが、ボクがブログを始めた理由ということでした。
もちろんこれはブログじゃなくても構いません。
アウトプットする場を作るということが大切なので、友人や家族に、覚えた内容を話すということでも長期記憶へは定着しますし、「だれかに教える」という行為が、学習において効果的であるということは、科学的にも証明された検知です。
(ただこの場合、学びとマネタイズが一緒ではないので、稼ぐことには繋がりませんが)
学習には2つあり、人は受け身になった途端に、記憶への定着率は格段に落ちる。
それは元来、「自分の体験したこと」以外、覚えることができないのが人間だから。
そのため、何かを学習する時には、「能動的」に学習することが、一度学んだことを忘れないようにするための一番の方法。
だからこそ、「アウトプットする場」というの意図的に設け、そこで「教える」こと、または「思い出す」などの、アウトプットをすることで、短期記憶から長期記憶へと移行せることができるので、学んだことを忘れないようにできる、ということです。
知識とは武器です。
知識を忘れるとは、戦場に裸でいくようなもの。
そして知識は受け身では絶対に身につきません。
だからこそ、意図的にアウトプットする場を設けることが最重要。
結構誤解している人がいますが、何か新しいことを学ぶ際は、「インプット」×「アウトプット」
このセットまでが学習だと覚えておいた方がいいですね。
「インプット」だけが学習ではありませんし、それだけだと不十分です。
覚えておくと、必ず役に立つと思います。
それでは。