なぜ金持ち=嫌な奴という印象が根付くのか科学的に判明。

今回はタイトルにある通り。

「金持ち=嫌な奴」という印象は、なぜついてしまうのか?ということを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

これは海外でもそうですし、日本では特に「金持ち=嫌な奴」という風に思われてしまいがち。

ただこれは結論から言ってしまうと、「お金を持てば持つほど、共感性が低くなっていく」ということが金持ち=嫌な奴という印象を与える一つの要因ではないか、と言われています。

根拠

これは2009年にカリフォルニア大学バークレー校が行なった論文が元になっていて。

(※参考文献

この論文では、被験者106人を対象にして研究を行いました。

被験者106人を会話形式でインタビューをしていき、その様子を動画形式で撮影していきます。

その後、106人のインタビュー動画を見ていきながら、財政状況や親柄などの相関関係と「親や自分自身が金持ちの人に共通する仕草」を動画で確認していきました。

要するに、「お金持ちor親が金持ち」という人が、共通して行う仕草とはなんなのか。というのを調べて行ったのがこの研究だということ。

そしてこのカリフォルニア大学の研究で判明したことが、「お金持ちやそういった環境で育った人ほど、非エンゲージメントの行動を取りやすい傾向にある」ということが判明しました。

この非エンゲージメントとは、要するに会話中に携帯をいじったり、スマホを触ったり、上の空だったり、協調性とは全く真逆の行動を意味します。

要するの「エンゲージメント」が、相手との会話中にきちんと「相槌」を打つ行為だったりと「話を聞いているよう」というジェスチャーをするのに対して。

非エンゲージメントとは、その真逆なので、「相手の話を聞いていない」際の行動が非エンゲージメントだということ。

シンプルに言えば「空気を読まない」っていう行動が、この非エンゲージメントだとイメージしてもらえればいいかと思います。

このお金持ちや経済的に裕福な環境で育った人ほど、この非エンゲージメントの行動が多くなる=協調性が低く、空気を読まない行動をしがちだということが判明したわけでした。

つまり、お金持ち=嫌な奴、というのは、あながち間違っていないということであり、その理由っていうのは協調性が低く、空気を読まない非エンゲージメントの行動を多く取るため、「この人感じ悪い」という風に見られてしまうので、「お金持ち=嫌な奴」という図式なんだと連想することができるわけです。

根拠2

さらに言ってしまうと、「【心理学】アメリカの上位2.5%のお金持ち351人に共通していたあることとは。

この記事でも紹介している研究では、「全く同じコーヒー」であっても、「利益目的」と「非営利目的」では、利益目的より「非営利目的」のコーヒーの方がうまいと回答する人が多く、「美味しさ」も違ってると答えたことが明らかになっています。

これは心理学で「顕著バイアス」と呼ばれるもので、「お金儲け=悪」というバイアスがかかっているため、全く同じコーヒーでも「利益目的」の方がまずいと答えたわけです。

こういった顕著バイアスと「お金持ちの協調性の低さ」の両面から考えると「金持ち=嫌な奴」と連想しても、何ら不思議ではなく、そう思われて当然だということがわかります。

つまり「金持ち=嫌な奴」というのは、勝手に僕らが連想してしまうバイアスと金持ちの仕草により「自然とそう考えてしまう」ことが由来と言えるわけです。

応用方法

ただ金持ち=全ての人が嫌な奴というわけでは決してないですし、皆と協調しあって行動していけばいいというわけでもない。

全ての人の意見を通した提案なんてものは不可能であって、そうやって「みなと協調しあった結果、何も前に進まない」ということだってさえある。

それは今の日本の政治なんかにも反映されていると取れますし、ソ連や中国などの「社会主義」はすでに崩壊済みという事実から見ても明らかです。

ですから、協調性があることがいいということでもなく、また斬新なアイデアや世の中を変えるテクノロジーは、おおくのケースで「少人数」によって生み出されています。

まさしくジョブズなんかがその典型で。

ウォズニアックとジョブズの2人でガレージから始まったアップル。

ジョブズといえば、自分で創業したアップル社を追放されるほど、協調性がない人物でした。

ただそういった人が、自分のエゴを通し続けた結果、世界が驚くような商品を開発するに至ったわけです。

アイフォンは今までの歴史上、一番売れた商品となっているのがその証拠の1つ。

もし仮にあれが皆の意見を取り入れて作ったスマートフォンだったら、あそこまでヒットはしなかったでしょう。

それは「協調性を排除し、独創的なアイデア」にスキルを全振りしたが故にできたこと。

晩年は給料1ドルで働いていたという話もありますが、協調性がありすぎるのも問題ですし、協調性がありすぎるということは、自分1人で決断できないことを意味します。

一方で「金儲け=悪」と顕著バイアスがかかりすぎている人も問題で、そういう人に限って「じゃあなんで働いているの?」と聞くと、途端に答えが出なくなります。

つまり何が言いたいのかっていうと、金持ち=嫌な奴、という風に「自然と見てしまうしそういう傾向がある」ということを踏まえた上で、フラットに見ていくことが大切。

バイアスがかかっているのなら、それを解いて「曇りなき眼」で見ることが大事。

それは金持ちであれば、多少なり協調性を持つ必要もあるかもしれないし、協調性を捨ててでも「世界の役に立つこと」を行なっているのかもしれない。

はたまたお金持ちではない人は「お金持ちを差別しがち」というバイアスを理解して、関わる必要がある。

それぞれの勘違いと思い込みから、「金持ち=嫌な奴」という図式が生まれるので、それぞれが正していく必要があるわけです。

もしこの資本主義社会の日本において「金持ちになりたい」と願うなら、ですが。

まとめ

つまりまとめておくと。

金持ち=嫌な奴というのは、金持ちの協調性の低さと、金持ちではない人が抱く顕著バイアスから金持ち=嫌な奴というイメージが勝手に生まれてしまう。

ということですね。

金持ちだからどうとか、貧乏だからどうとか。

別にどっちだっていいけど、理由を知らず勝手に思い込むのは違うと思いますね。

ぜひ参考にどうぞ。

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ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

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