今回はタイトルにあるとおり。
「お金を稼ぐ性格」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
お金を稼ぎやすい性格に関して、ある程度科学的にわかっている部分が多く。
主に3つの特徴があるとされてるんですよね。
結論を言ってしまえば、
- 社交的である
この性格が一番年収が高い性格であることがわかっています。
その逆で、年収が一番低いとされているのは
- 注意力がない人
この性格の人が、年収が低い人との相関性が一番高いとされています。
また、6歳までに
- 反社会性が高く、攻撃性が高い人
というのも、年収が低い割合にある。ということもわかっています。
ってことはつまりまとめて結論部分を伝えてしまうと。
- 社交的になり、集中力を高め、相手のことを気遣う社会性がある人
これがお金を稼ぎやすい性格である。ということが見えてくるわけですね。
性格から導く年収の高い人の特徴
では続いて。
お金を稼ぎやすい性格への根拠に関して伝えていこうと思いますね。
これはカナダにあるモントリオール大学が1985年から行っていた研究が元になっていて。
この研究を行う上での大きな仮説というのが、研究者のハバートサイモン氏が言っていた「この先人類は注意散漫になる人が増加し、集中力がなくなると年収に大きく直結する」
この言葉が大きなポイントとなっていました。
ハバートサイモン氏が、この警鐘を鳴らした頃は、当然スマホやsnsが台頭していたわけでもなく。
この「集中力や注意散漫」ということへの真意を、この研究では追求する形となっていきます。
まずモントリオール大学は、被験者である5〜6歳の子供をおよそ2850人集めて、性格分析を行なっていきます。
用いられた性格分析は、主にこの6つ。
- 注意力
- 身体的攻撃性
- 過剰活動
- 反抗性(反社会性)
- 不安レベル
- 社交性
詳しく見ていくと「注意力」というのは、その子がどれぐらい注意散漫なのかを測定して行った項目のことで。
身体的行動性というのは、友達に暴力をふるったりだとか、攻撃的なのかを測定して行った項目のこと。
過剰活動というのは、ソワソワしたり、はしゃいでしまったりだとか、そう言ったことを測定して行った値のこと。
反抗性というのは、カッコの中にも書いていますが、要するに「反社会性」の項目で。
協調性であったり、先生の言うことを聞けたり、そう言ったことを測定して行った値のこと。
不安レベルとは、いわば「メンタル」の部分で、すぐに泣かないかなどを測定して行った項目のこと。
社交性というのは、その名の通りで。
すぐに友達関係になれたり、見知らぬ人と喋れたり、そう言った値を測定して行った項目です。
主にこの6つをおよそ2850人の5〜6歳の男女で測定していき、スコア化していきます。
その上で、測定してスコア化した子供を追跡調査していくわけですが、この研究の面白いところは、ここからで。
測定した子供たちが、成人して社会人になった「30代」に、今一度調査を行い、被験者の年収を調べていきます。
そこでスコアと照らし合わせることで「6つの項目=性格と年収」に、どう相関性があるのかを調べて行ったのが、このモントリオール大学の研究でした。
あまり25年以上の追跡調査を行うことはないので、これはかなり面白い研究。
判明した研究結果
その結果わかったことは、冒頭でも伝えたとおりで。
一番年収が低いことと相関性があったのは、「注意力が低い性格」であることが判明しました。
具体的には、注意力が散漫で集中力が低い性格のトップ15%の人は、年間およそ33万円ほど、年収が低い傾向にあり。
それはIQや家庭環境といった個々人の状態を、差し引いても変わることはありませんでした。
続いて年収が一番高かった性格というのが、「社交的な性格」で。
これはトップ15%の人の場合、25年のキャリアの中で約830万円高いことが判明しています。
また同時に。
6歳までに身体的攻撃性が高かったり、反抗性(反社会性)がある人は、年収が低い割合にあり、お金を稼ぎづらい性格であることがわかっています。
つまりまとめると。
お金を稼ぎやすい性格というのは、
- 社交性である
- 注意力が散漫ではなく、集中力がある
- 他人に優しい
こういった性格であることがわかった、ということなんですね。
なぜ3つの性格が年収に繋がるのか
んで。
これは色々な研究で同じことが言われていて。
例えば、頭の良し悪しとお金とに、相関性があることは、誰しもが納得のところだと思いますが、下記記事での研究では「人間関係がIQにつながる」ということが言われています。
当然頭の良い人の方が、平均してお金を稼ぎ割合にあるため、稼ぎやすい性格につながる。
そしてこの研究でもあるとおり。
人間関係を育むことが、IQにつながることがわかっています。
そう考えるとやはり「社交性」というのが、大事なキーパーソンになることが見えてくる。
この研究でも社交的な人の方が成功しやすいことがわかっていますしね。
また同様に。
攻撃性が高く、反社会的な人は、うまく人間関係を構築できないので、これまた年収を大幅に下げるわけです。
注意散漫な性格というのは、イメージすればそのとおりですが。
集中力がない人が、仕事を早く終わらせることはできないですし、注意がすぐにほかに行ってしまう人に、良い仕事ができるわけがない。
これらを総じて、お金を稼ぎやすい性格というのは、
- 社交性である
- 注意力が散漫ではなく、集中力がある
- 他人に優しい
こういった性格にまとまった、ということなんですね。
3つの性格改善方法
となると、僕らが日常生活に応用していくためには、「社交的になり、集中力を高め、他人に優しくする」ことが重要になってくるわけです。
そこで、科学的なやり方を合わせて解説していくと。
ここら辺の記事では、人間関係の改善方や対策に関して、解説していますので、社交性などの性格を変えていきたい方はぜひ参考にしてみてください。
集中力に関しては、この記事で紹介しているとおりで「マルチタスク」を辞め「シングルタスク」にすることが効果的。
あとはこの記事でも紹介していますが「瞑想」は、集中力を高めるのに、効果的だということがわかっています。
なので、シングルタスクにして、瞑想を行うことで、集中力アップにつながるので、ぜひ参考にどうぞ。
あと、集中力に関して言えば、切れてしまうことは仕方がないので、集中が切れそうになったら元に戻してあげる、ということが重要になってくる。
そこで、集中力を回復させる方法を解説した記事を貼っておくので、こちらも参考にしてみてください。
あと最後は「他人に優しくする」という部分。
これに関しては、「他人に優しくする」方が、自分自身にとっても得られるメリットが大きいことを知っておくと、身体的攻撃性を抑えられ反社会性な性格を抑えられると思うので、メリットを紹介しておきます。
この記事で紹介していますが、他人に親切にした方が、自分のモチベーションが上がることがわかっています。
またこの記事でも紹介していますが、他人に親切にしている人の方が、年収が高いことがわかっています。
このことを見ても、他人に親切にすることは、ひいては自分のことにつながるので、メリットが多いことがわかると思います。
まとめ
長くなってしまったので、最後にまとめてしまうと。
お金を稼ぎやすい性格というのは、
- 社交性である
- 注意力が散漫ではなく、集中力がある
- 他人に優しい
これら3つの性格が大きく関係している。
これはモントリオール大学の研究で判明したことで。
6つの性格分析を行い、幼少期から30代になるまで2850人を追跡調査した結果、判明した。
そのため、社交的であり、集中力を高め、他人に尽くすことが重要だということがわかる。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。