今回はタイトルにある通り。
「モチベーション維持」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
その方法っていうのが「フィードバックを得る」ということ。
これは至極当たり前のような感じがしますが、めちゃくちゃ大切なことで、モチベーションややる気、はたまた脳に関しても理解を深めることが重要になってきます。
本当の意味でモチベーションを維持し続けるには
まずそもそもの根拠として。
モチベーションを上げる方法は、様々な心理学で証明研究されています。
それは「モチベーションが落ちた時に試してほしい!5分でやる気が回復する科学的な方法」
この記事でも書いている「他人に親切にする」というヘルパーズハイを利用した方法だったり。
この記事で紹介したすぐできるモチベーションを高める方法なんかもあったりします。
ただこれらって、「タスク」に対してのやる気や「仕事」に対するモチベーションが上がったわけではなく。
運動や親切にする行為によって、アドレナリンやドーパミンが放出されるため、モチベーションが高まっているというロジック。
もちろんこれらが悪いわけではありませんし、大切なことですが「モチベーション維持」と考えると、常に運動し続けられるかというとそうではないし。
毎分、他人に親切にし続けられるかといえばそうじゃない。
要するに、「やる気がちょっと落ちてきてしまった」という時に、瞬間最大風速を高めるモチベーションの高め方で、本質を「モチベーション維持」に重きをおくと、別の方法が重要になってくるということ。
つまり、「タスク」や「仕事」に関して、モチベーションを高める方法こそが、本当の意味でのモチベーション維持につながり、根本的な解決に繋がるわけです。
成長こそが最大のモチベーションの源
そして。
ここからが大切なので、覚えておいて欲しいのですが、モチベーション維持に重きを置いた時。
成長こそが、最大のモチベーションの源という風に言われています。
この記事でも深く触れていますが、もうすこしわかりやすく例えるなら、テレビゲームがその典型例。
テレビゲームに熱中している人は、何時間でも遊び続けられます。
また、「ちょっとモチベーションが下がってきたから、運動しよう」という風にする人もいません。
何が言いたいかというと、ゲームというのは休憩もせず、ぶっとうしでやる気が維持され続けている状態だということ。
そして、ゲームに集約されている大元の源というのが「成長」です。
「キャラクターのレベルが上がった」
「強い武器を手に入れた」
「倒せないモンスターに勝てるようになった」
このように、自分が成長を常に感じられているからこそ、ドーパミンが放出され、無理に頑張ろうとしなくても、ずっとゲームをしていられる。
だからこそ、モチベーションの維持に関しては「成長」が欠かせない要因だというわけです。
そしてこのことは、コロンビア大学のハイディ教授の書いた「やり抜く人の9つの習慣」の中の3つ目の項目て出てくることで。
科学的にも重要視されていることが見て取れます。
フィードバック=成長
そして、この「成長=モチベーションの維持」ということが見えてくると、はじめに伝えたことが線となってつながってきます。
どういうことかというと。
フィードバックを得ることによって、成長を感じられるため、「成長の実感」から、モチベーションが高い状態で維持されるということ。
つまり、フィードバック=モチベーション維持という風に繋がるわけです。
というのも。
僕らの生活やタスク、はたまた仕事というのは、ゲームと違って「レベル」が表示されているわけではないし、ゲームと違って成長が目に見えるわけではありません。
大きな仕事を任されるようになって初めて「成長した」と気づくし、収入が増えて初めて「進歩した」と気づくわけです。
でも上記のようなことは、そう起こることじゃない。
だからこそ、フィードバックを得て成長を可視化させ、目に見える状態、あるいは体感できる状態にしてあげて「成長」を感じさせてあげなくてはいけないわけです。
これがフィードバックとモチベーション維持が繋がる大きな理由です。
フィードバックのやり方
とは言っても難しく考えることはなく。
1日のうちに「今日行ったこと」を考えるのも、れっきとしたフィードバックですし。
はたまた、「出来なかったことができるようになったこと」を思い出しても十分なフィードバックです。
その上で、面白い研究を紹介しておくと。
シカゴ大学のクー教授とフィッシュバック教授が、重要な試験を控えている大学生を集め、2つのグループに分けました。
そのグループは、
- 52%もやることが残っている
- 48%も終わらせた
このように、進捗状況の知らせ方をわけて、モチベーションややる気などを測定していきました。
これは要するに、どちらも同じことを言っています。
48%終わらせたら、残りは52%ですから、両方同じ意味です。
ただ違うのは、「これまでを見る」のか、「これからを見る」のか、過去か未来かという視点が違うわけですが、この2つの視点のどちらがモチベーションが高く維持されるのか?を研究していったのが、この研究だということ。
結果は、前者の「52%もやることが残っている」としたグループの大学生の方が、モチベーションが高いことがわかりました。
理由としては、「早すぎる達成感」を感じてしまったことが原因だとされていて。
「48%も終わった」と考えてしまうと、満足感を感じてしまうため、早々に達成感を得てしまい、
一方で「52%も残っている」と考えると、歩んできた道のりがフィードバックで得られ成長を感じられる反面、「まだ終わっていない」と満足感を感じることはないので、モチベーションが維持されるとしています。
つまりは、フィードバックを得て「現在地はどこか?」ということや「どれぐらい成長したのか?」を感じるとともに、「どれぐらい残っているのか?」や「これからの未来はどうしていきたいのか?」という未来とセットで考えるとさらにモチベーションを保ちやすくなるということ。
まとめ
少し長くなったのでまとめておくと。
モチベーションを高い状態で維持させ続けるためには「成長」こそがキーパーソン。
普段生活していては「成長」を感じる機会が少ないため、フィードバックを得て「成長」しているのかどうかを可視化する必要がある。
そしてフィードバックのやり方は、フィードバックをして現在地を図り、成長具体を実感しながら、「過去」よりも「未来」との距離感を図ることが重要。
まとめるとこんな感じですね。
あと最後に。
「やり抜く人の9つの習慣」の中でも書かれていますが「フィードバックをする」としても、大半の人が「習慣化」する前に行動をやめてしまいます。
そうならないためにも、「新しいことを習慣化するのに超絶オススメの簡単テクニック!」
この記事に書いてあるイフゼンルールを活用するのがベストです。
ぜひ参考にどうぞ。