今回はタイトルにある通り。
「ストレス発散」に効果のある方法を知ったので、それをシェアしておこうと思います。
まあ、いろんなストレス発散法が世には出回ってますが、実際問題「科学的に」ストレス発散効果があるってことは、あまり信ぴょう性がなくって。
「メンタル強化に効果的な休日の過ごし方!気分転換やリフレッシュはほぼ意味ない!?」
この記事でも書きましたが、実際のところストレスって「身体的ストレス」よりも「精神的ストレス」の方が、疲れを及ぼすこともわかっています。
ですから、世に出回るストレス発散のほとんどが効果のないものばかりか「身体的ストレス」を取り除くものばかり。
もちろんそれらが効果のないものとは限らないですが、「本当に効果があるか?」って言われると疑問の余地が残る。
そこでタイトルにもある通り、本当に効果のあるストレス発散法を紹介しておきます。
そのストレス発散法っていうのが「小さな親切をする」ということ。
根拠
この小さな親切をすることが、ストレス発散、ひいてはストレスを軽減し免疫を作ってくれるってことを証明したのは、イエール大学の論文が元になっていて。
(※参考文献)
この2015年に発表された論文では、被験者77名の男女を集めて、2週間にわたり調査を行なっていきます。
一つ目は、毎日のストレスレベルをチェックしていき測定し、2つ目に「日々行なった親切」に関して調査を行いました。
この2つを観察することによって、ストレスレベルと他人に対しての親切の効果に、どれぐらい相関性があるのかを観察して行ったわけですが、2週間後被験者に対して2つのテスト行なっていきます。
その2つというのが、感情に関するテストをメンタルヘルスを図るテスト。
この2つを行うことによって、2週間に渡るストレスレベルと、親切との相関性を見て行ったわけですが、この研究によってわかっていったことは、「大小関わらず親切を行なっていた人」というのは、行わなかった人に比べストレスレベルが低く、ストレスを溜め込んでいない傾向にあることがわかりました。
しかもこの研究にあるのは、「大きな親切」や「小さな親切」に関わらず、「相手のことを思ってした行動」がストレス発散に対して効果があるとしていて。
例としては「エレベーターを開けて待っていてあげる」程度の親切によって、ストレスレベルを下げていることが確認されました。
つまり、大きな親切ではなくても「親切にする」という行動自体が、自らのストレスを下げる効果があるということが、このイエール大学の研究によって明らかになったことでした。
理由
僕自身色々な論文や研究を調べていくと、この「親切にすることへの効果」っていうのは、マジでいろんなシーンで出てきます。
あとで「応用方法」の欄でまとめようかと思いますが、それぐらい「他人に親切にする」ということへの効果は数々実証されています。
その都度「なぜ親切にストレス発散効果があるのか?」っていうことを説明していますが、よく言われているのは、僕らホモ・サピエンスは古代から生き抜くために、「コミュニティ」を形成して生き延びなくてはいけなかった。
そのため、誰かに優しくしたり、共存したりしていくときに、喜びを感じるようにできていて、その喜びがあるからこそコミュニティを形成し、どう猛な生き物から身を守っていた、という風に考えられています。
もし仮に、他人に親切にすることによって、快楽やストレス発散効果がなければ「孤立」していた生き物であり、孤立してしまうとライオンやヒョウといった肉食獣に食べられ、絶滅しかねませんから、古代からプログラミングされていたということなんですね。
応用方法:親切にすることで得られる効果
そして先ほども伝えた通り、「親切にする」ということの効果は、様々な研究で僕らにいい影響を与えるってことが証明されています。
「嫌な性格を変えるには「行動を変える」ことが心理学的にも正しいことが証明されてたよ。」
この記事でも書いている通り、親切にすることが「性格を変える」ということが証明されていたり。
「267人を対象に調べて判明した心理学的に正しい思い込みを無くす方法とは。」
この記事には「思い込み」をなくす効果があるという根拠なんかを紹介しています。
この記事で紹介している通り、年収が高くなることもわかっていたり。
「モチベーションが落ちた時に試してほしい!5分でやる気が回復する科学的な方法」
モチベーションを高めるためのヘルパーズハイという方法にも採用されていたりします。
「最悪な人間関係の職場をわずか4週間で改善する方法がこちら。」
そして当然のことながら、職場の人間関係にもいい影響を与えることもわかっている上、その効果は広く蔓延することもわかっています。
このように「親切にする」っていうことだけでも、これだけの効果が実証されているので、マジでおすすめですね。
ただ1つ注意点なのは、「人は見返りを求めない方が幸福感が増すことが科学的に判明している件。」
この記事でも紹介ている通り、サセックス大学の論文なんかである通り、「見返り」を求めてしまうと幸福感が下がる傾向にあるので、「見返り」を求めた親切はしないようにした方がいいかと思いますね。
効果が下がってしまうので。
実際にやってみた結果
んでね。
このイエール大学の研究を知ってからだいぶ時間が経ちました。
その中で、色々と僕の方でも試して見たので、実際のところどうだったのか、その実体験を伝えていこうと思います。
親切をすると気持ちいい
まず先に結論から伝えると、親切にするとモチベーションが、上がる。
これは間違いないと思います。
そして、距離が近ければ近いほど、やる気に直結するなっていうのは感じました。
というのも、僕が一番初めに取り組んだ親切というが、募金からでした。
コンビニにある募金箱にお釣りで帰ってきた、数円を入れる。
たったこれだけでもなんか嬉しくなるし、定員さんに感謝されるとやる気が上がった感じがする。
近ければ高いほど良い
そこから、つい先日。
旅行に行っている時に、夜中散歩に行っていて、ホテルに12時ぐらいに帰ってきたんですよね。
フロントを通って自分の部屋に向かおうとした時、旅行客がフロントで右往左往していました。
手元にはキャリーケースを持っていたので、おそらく今ホテルに着いたんだろうなって感じだったんですよね。
ただちょっと様子がおかしくて。
慌てている感じが、遠目からも分かったんですね。
近づいていくと僕に話しかけてきて、どうやらホテルのフロントが空いてなくて受付もできないので、部屋に入れないとのことでした。
さらにいうと外国から来ていた人だったので、緊急時にどう対応して良いのかわからない様子だったんですね。
そこで、僕がホテルの緊急連絡先を調べて、電話をしたところ10分ぐらいでスタッフの人がホテルに来て対応してくれていました。
その時に、ものすごく感謝されたんですが、めちゃくちゃ疲れが飛んだ気がしたんですよね。
精神疲労は感謝されるととれる
この時にこのイエール大学の研究を思い出して、本当にストレス軽減には、親切にすることと感謝を受けることなんだなって思いましたね。
そしてもっというと、募金の時みたいに間接的に感謝んされるよりも、近い距離で直接感謝をされた方が、ずっと楽になる気がします。
ホテルに入れずに困っていた外国人を助ける形になった時みたいに。
だから今回のイエール大学の研究は実体験ベースでも効果を体感した論文でしたね。
まとめ
つまりまとめておくと。
ストレス発散方法で効果的なのは「他人に親切にすること」
これは大小関わらず、小さな親切でも全然問題ない。
そしてそれ以上に親切にすることで得られる効果は高く、
- 年収
- 人間関係
- モチベーション
- 思い込み
- 性格
これらにもいい影響を与えることがわかっている。
ただ、親切をする際には「見返り」を求めてはいけない。
要するに「見返りが必要ないぐらい自分に負担にならない親切」をすることが、大切になってくる。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。