約700人を16年調査して判明した!子供のIQの高め方とは。

今回はタイトルにある通り。

「子供のIQ」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

そもそもIQというのは「生まれつき」に決まる要素が高いと言われており、その半分は「遺伝子」によって決まるとされています。

ただその一方で「半分は後天的」に高めることができるとされているので、親であれば「子供のIQを高めたい」と思う人は多いでしょう。

また子供以外でも、大人になっても「IQをあげたい」と考える人も少なくないかと思います。

(僕もIQがちょっとでも上がったらいいなと思う一人笑)

その方法に関して、面白い方法というか、「確かにな」っていうIQの高め方に関しての研究を紹介しておくと。

「付き合う友達」によって、自分や子供のIQに大きな影響を与えていることが判明しました。

要するに、子供のIQや自分のIQをあげたいと思うのであれば「付き合う人」に気をつけなくてはいけない、ということですね。

根拠

まずは根拠から。

これはフロリダ国際大学が行なった研究が元になっていて。

この研究では1991年から2007年にかけて、715人の子どもを対象に調査を行なっていきました。

まず715人の10歳の子どもを対象にしてIQテストを行い、その後15歳になった後、子供のIQテストを行なっていきます。

それと同時に、この研究が面白いのは、12歳の時に「最高の友人は誰ですか?」「親友と呼べる人は誰ですか?」と子供に聞き込みを行い、その親友のIQもテストしていきました。

そうして、親しい友人のIQと子供である本人のIQとの相関をチェックしていったわけですが、結論から言うと。

12歳の時に「親友」と呼べる友人のIQが高ければ高いほど、子供が15歳の頃のIQも高いことが判明しました。

要するに、親しい友人とIQとの相関関係が見られたということで、「子供の頃に誰と付き合うか」によって、自分自身のIQにも大きな影響を与えているということが、わかったということ。

理由

ではなぜ。

「親しい友人」のIQが高いと、子ども自身のIQも高くなっていったのか。

これは大人の世界でも言われることですが、「周りの人の平均が自分」だったり、「親しい友人の5人の平均年収が自分の年収」というように。

僕らは「周りの人の影響」を大きく受ける生き物です。

大人になってさえも、周りの影響を多大に受ける生き物ですから、価値観や考え方などが形成されていない子供の時であれば、その子供を取り囲む友人の影響を人一倍受けるわけです。

影響を受ける友人がIQが高ければ、当然その子供にとってもプラスの影響を与えることは、想像に難しくない。

そのため、「12歳の頃の親友が、15歳の頃のIQに影響を与える」という研究結果が出たのでした。

会社で仕事ができない人の隣にいると自分自身も仕事ができない人になる話。

周りの人が自分自身に与える影響はおよそ50%もあることが判明!?

同様のことが、これらの記事の中での研究でも証明されていますし、大人になったとしても、周りの影響を大きく受け、仕事ができない人の近くにいると生産性が10%も落ちてしまうことがわかっています。

それぐらい「周りの人」の影響は大きく、子供にとっては影響がより強いということが言えるわけです。

応用方法

この論文を応用するのであれば、「対子供」に対しては、やっぱり頭が良くIQが高い環境に、子供を置くのがベストでしょうね。

それが進学校ならば、そういった環境で勉強させたほうがいいですし、それが引越し等の理由があって叶わないのなら、「塾」といった環境を用意するのも一つの手。

親としては、周りの環境を用意して整備してあげることしかできないので、IQの高い友達ができそうな環境に子供を置いてあげるのが、この論文の応用方法かと思います。

また、このフロリダ国際大学の論文では「子供」が対象だったので、大人に対しては言及していませんが、「子供と同等まではいかないものの、大人にも友人が与える影響」は少なからずあるでしょう。

(上記で紹介した別の研究では、オフィスワーカーを対象にした研究なので)

そう考えると、僕ら大人も「周りの人」に気を使い、「誰と付き合うか」を精査することによって、IQを高めることを期待できますし、無駄な人間関係を整理することが重要だということが言えるかと思います。

そういった環境を大人の僕らであれば、容易に変えることができるので、下手すれば子供よりも早く帰ることが可能。

子供だけにかかわらず、僕ら大人も「誰と付き合うか」っていうのは、考え直したほうがいいし、陰口しか言わないコミュニティや環境からは、こちらから願い下げしたほうが身になりそうです。

まとめ

最後にまとめておくと。

IQは遺伝子や生まれつきで決まる要素が半分ほどあると言われているが、もう半分は「親しい友人」によって大きな影響を受ける。

そのため、「誰と付き合うか」を考えることが、自身のIQを高めることにもつながる。

フロリダ国際大学の研究は子どもを対象にした研究だが、大人でも多少なりの効果は期待できるため「無駄な人間関係」は精査するに越したことはない。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。