堀江貴文:99%の会社はいらないを読んだ感想レビュー!

今回はタイトルにある通りなんですが、堀江貴文氏の99%の会社はいらないという本を読んだので、ざっくりと要約していきながら、感想とレビューをしていこうと思います。

要約

じゃあさっそく。

この99%の会社はいらないという本がどんな内容になっているのか。

まだ読んだことの無い人もいると思いますので、ざっくりと要約していくと。

  • 第一章:日本の会社はおかしいと思わないか?
  • 第二章:仕事の無い時代がやってくる
  • 第三章:だから「遊び」を仕事にすればいい
  • 第四章:会社ではない新しい組織のカタチ
  • 第五章:会社に属しているあなたへ

この本は、上記のような構成になっています。

正直、この本ってタイトルが「99%の会社はいらない」という大きなメッセージがタイトルに使われています。

じゃあ、次に読者が気になるのは「なぜ会社が要らないといえるのか?」というホリエモンの主張が気になる。

その問いになるのが、第一章の日本の会社はおかしいと思わないか?という章で語られます。

一部だけ抜粋すると、本書では「日本は最も成功した社会主義国」という皮肉が語られる。

社会主義はソ連をはじめとした、共産主義を掲げて建国されたイデオロギー。

でもそれは大きな「理想と現実」との乖離によって崩壊した。

ただ日本は最も成功した社会主義であり、文句も言わずに、働き続け、上の言うことは絶対であるという、社会主義的な側面を大きく社会に根付かせた社会活動をしている。

ただそこにメスを入れると、大きく蔓延する既得権益や権力者の地位の保守などが横行している。

第一、AIやインターネットの台頭により、人がやらなくてもよくなった仕事が多々あるのに、「労働者の権利」や「政府の介入」によって、働き手は守られている。

だけど、仕事がないことに変わりはないので、仕事を「やっている雰囲気」だけを醸し出すようになる。

その仕事は本当に必要なのか?それは本当にやりたいことなのか?既得権に守られているだけじゃないのか?

さらに言えば、必要な人材というのは年代や環境によって異なるはずなのに、基本的な教育制度というのは戦後、もっと言えば明治時代の教育から進化しておらず、未だに日本は出る杭は打たれる教育制度になっている。

この部分は、第一章のスペシャリストとゼネラリストの章で語られる話ですが、分かりやすく言えば「必要のない仕事を、藁を掴むように仕事をしている雰囲気だけをして、給料をもらっている人がほとんど」という風に言っているわけですね。

その結果招いたのが、失われた30年であり、日本の経済の低迷だという風に言えるわけです。

でも当然労働者からすれば「世の中に必要のない仕事だろうと、仕事が無くなれば生きていけなくなる」という反論が出てきます。

ホリエモンからすれば、「世の中に必要のない仕事というより、無駄な仕事をだらだらと続けているだけで、本当であれば今やっている3時間の仕事はぎゅっと濃縮すれば30分で終わる。で終わったら、さっさと帰って自分の好きなことをやれ」っていうのが本筋の主張です。

ただ、第2章の仕事の無い時代がやってくるという章ではもっと踏み込んだ未来予知がなされます。

簡単に言えば、AIの台頭によって、人間は仕事をしなくてもいい時代がやってくる。

これは大きなポイントで「仕事を奪われるのではなく、仕事をしなくてもいい時代がやってくる」という所がポイント。

人間が生きていくうえで重要なのは、絶対的に食料。

めちゃくちゃ端的に言えば、食料さえ無限に湧いて出てくれば、人間は働かなくてもいいわけで、好きなことを追求できるわけです。

この食料に関して、AIや科学技術の進歩によって、確保できるようになる。

また、政治対策としても多く議論されているベーシックインカムなんかもその一つの例。

こうした生きていくための仕事は今後なくなり、楽しいから仕事をするという方向にシフトしていくと、いうわけです。

その時に、娯楽やエンターテインメントを求めるのが人間であり、だからこそ遊びを追求することが大切だという風に言うわけです。

それこそ僕らはコロナになったときに、エンタメの重要性という部分を大きく痛感しました。

食料だけあれば生きていけると錯覚していたわけでしたが、実は僕ら人間というのはエンタメというものが、必要インフラだったということをコロナになって初めて痛感したのでした。

ホリエモンの主張もこれと同じで、生きるために働くことをしなくなったら、娯楽やエンタメをやるようになる。

だからこそ、遊びつくした遊びのプロが仕事を想像するし、何より自分自身がやっていて楽しいものだから追求できる、ということを言っているわけです。

ここで一つ補足しておきたいのは、「遊びを追求することが大切だ」というホリエモンの主張と、普通の人の「遊び」っていうのはだいぶ大きな認識の違いがある気がしますね。

遊びって聞くと、だらだらして何もしないっていうイメージがあるかもしれませんが、ホリエモンの言う遊びっていうのは「仕事=遊び」であって、「仕事=最大のエンタメ」っていう認識があります。

またこの表現方法が本書の中にも出てきます。

だから、遊びっていう言葉を、規律の無い堕落したモノっていう風に捉えてしまうと、「遊びを追求することが大切だ」っていう言葉の認識がずれてしまうように思いますね。

そうじゃなくって、「遊びを追求することが大切だ」っていうのは、エンタメであり娯楽であり、本気であり夢中であり、没頭であり熱中なんだっていう認識は持っておいた方がいいと思います。

ここら辺が第2章第3章で語られる部分です。

感想とレビュー

ってな感じで、今の世の中や働き方なんかを、記したのが本書の99%の会社はいらないという本の内容になります。

当然ですが、「まだAIが農業を完璧自動でやってくれる未来はきていないし、生きていくための仕事をせざるを得ない」という状態ではあると思います。

そこで提唱しているのが、第4章の「会社ではない新しい組織のカタチ」という部分で語られる話で、この部分を読んでみると、少し道が見えてくるんじゃないかなと思います。

具体的には、オンラインサロンの話が触れられていますが、遊びをマネタイズする、遊びで生計を立てていく。

そうした話やケースモデルなんかが語られていたりします。

なので気になる人は本書を手に取って読んでみるのがいいんじゃないかなと思います。

ここからは僕自身がこの本を読んだ感想を伝えていこうと思います。

やっぱり多くの人にとって一番影響が大きい部分って「AIが食料を育てて分配してくれるから、生きるために仕事をしなくてもいい」ってパラダイムシフトが起こっていくかどうか。

この部分が一番多くの人に影響がある部分だし、関心事だと思うんですね。

ホリエモン自身、このことを前提に話を進めていることが多くあるし、ホリエモン自身は将来とか保険とかどうでもいい。大切なのは今。

っていう価値観なので、今現状ベーシックインカムだとか、食料や生活の不安があっても、全く問題ないって本人は思っていると思います。

ただほとんどの人は、AIが食料を作ってくれて、生きていくのに十分すぎる安心があれば、好きなことをして生きていくっていう感じている人がほとんどのように思うんですね。

個人的には、両方の気持ちはわかります。

その上で、現状まだAIが食料を作り、食べていくのに不安が全くないという世界は訪れていない。

そうなると、やっぱり「遊び=娯楽」っていう認識は崩れないし、ホリエモンのように「仕事=遊び、遊び=エンタメ」ってい認識には、現実世界とのはざまに大きなギャップを感じてしまう。

この認識の差や、価値観の違いに関しては両方気持ちはわかるんですが、やはり共通して大事なことっていうのは「今しかない」ということと「行動すること」が、この本からのメッセージとして共通して語られることで、重要なことだと思うんですよね。

正直、将来的にいつAIがかってに食料を作ってくれるのかわからない。

その生きていく安心がなければ行動できない。仮にそうなっていてはいつから始めればいいのか皆目見当なんてつかないわけです。

ベーシックインカムだって、AIの食料だって、かなわないかもしれない。

でも、そんな未来のことなんて誰にだってわからないわけです。

分からないからこそ、がむしゃらにやるし、行動するし、努力をする。

それでいいんじゃないかなって。

この本の最後の部分で、2匹の犬の話が出てきます。

一匹は、毎日エサはもらえるが、狭い庭に鎖でつながれていて自由に行動できない犬。

もう一匹は、広大な野山にいて、自由に行動できるが、毎日エサにありつけるかわからない犬。

どちらの方が自分に合っているか?っていう話が出てきます。

前者の犬は死ぬことはないし、安全にえさは毎日もらえるけれど、狭い世界と毎日同じことの繰り返しで退屈な日々。

ホリエモンは当然「前者は死んでも嫌だ。保険とか安全とか気にしたことはないし、絶対に後者を選ぶ」という風に言っています。

そして僕も当然後者。

それであるなら、行動すること。

それは「未来や過去、将来や不安などは存在せず、あるのは”今”しかないのだから」

結構メッセージ性の強い本だなっていう風に感じたのが、この本の印象でした。

ぜひ参考にどうぞ。

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名前:ちゃんこま

経歴: 実家で営んでいる美容院が経営悪化により倒産し、父親が自己破産。大学生だった当時、学費が払えず大学を中退し、家族4人どん底生活へ。中退した後、あえなく就職し、工場勤務や営業など様々な労働地獄の波に呑まれる。

ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

会社に雇われなくとも,自由に生きて行ける」をモットーに、誰にも雇われない人生を送る。更に今後活躍が期待される注目株。

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