今回はタイトルにある通り。
他人に親切にしている人の方が、自己利益を求める自己中心的な人よりも、年収が高いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
合わせて親切にすることへの会社内での影響に関しても伝えているので、参考にどうぞ。
根拠
この根拠となるのは、ストックホルム大学の研究が元になっていて。
(参考文献)
イギリス世帯縦断調査というものが行われており、このイギリス世帯縦断調査において2009年から約4万世帯の方の調査を行い、家庭においての「社会貢献度」や「ボランティア」、年収などを調査していました。
そこから2016年に、社会貢献度やボランティア活動など「他人に親切にしている人」と年収や幸福度に関しての相関性を調べて行ったわけですが、こういった他人に親切にしていたり、ボランティア活動を行っている人ほど「年収が高く、子どもも多い家庭」であることがわかりました。
子どもが一概に幸せかどうかっていうのは、家庭によっては考え方が異なるケースもあるかと思いますが、基本的には「幸福度」とつながると見ていいかと思います。
そう考えると、他人に親切にしている人や家庭ほど、年収も多く幸せであるということがこの研究からわかったことでした。
根拠2
この親切に関しての研究っていうのは、いろんなシーンで登場していて。
数々の論文と研究によって、幸福度や収入に良い影響を与えるってことが証明されています。
「最悪な人間関係の職場をわずか4週間で改善する方法がこちら。」
例えばこの記事で紹介した研究では、カリフォルに大学がコカコーラの社員を実際に被験者として集め、「同僚に親切にしてあげたグループ」と「何もしないグループ」に分けて、その違いに関して研究を行ったわけですが、結果は記事に書いた通りで。
人間関係においても、同僚に親切にしただけで、その親切にされた同僚は次の人へもバトンをパスし、わずか4週間という短い期間でも職場の人間関係が改善されたことが判明しました。
当然のことながら、人間関係が良好な方が、仕事に取り組みやすく、その結果、仕事でのモチベーションや成果にも繋がるため、収入に関わってくることが考えられます。
ですから、親切にすることが「年収」につながってくるということが、ここでも証明されたわけです。
このように、数々の研究で「自分の利益しか考えない自己中心的な人」よりも、「他人のために親切にする人」の方が、幸福度も高く年収も高いという事が言われているわけです。
どれぐらい親切にするべきか
では一体どれぐらい親切にするべきか。
これに関してはこの論文でもある通り、実は「自分を犠牲にしてまで親切にする」という人よりも、「そこそこの親切をする」という人の方が、年収という部分では高いことがわかっています。
これは、自分を犠牲にするギバーは、テイカー(奪う人)に出し抜かれる可能性があったり、自分自身が疲弊してしまうため、自己犠牲が伴ってしまうわけです。
ですから、「そこそこの親切をする人」が、このイギリス世帯縦断調査においては、一番年収が高いと、結果が出たわけですが、これは上記の記事で紹介したカリフォルに大学のコカコーラ社員を被験者に行った研究でも同様で。
「自分が犠牲となる親切」をせずとも、人間関係は良好になったことが判明しています。
さらには、ストックホルムの研究においても、「そこそこの親切」を行う人が、一番年収が高かった。
この2つを合わせると、「どこまで親切にすればいいのか?」ということへのアンサーを導くことができて、「自分自身が負担にならない程度の親切」が適していると言えるでしょう。
ですから、例えば「1万円寄付する」ということは、人によって大変だと思いますし、懐が痛い人もいるでしょう。
そうではなくて「コンビニでお釣りで出た1円を募金する」
この懐事情は人によって異なるので、正解はありませんが、「負担にならない親切」という点が一つの正解となるわけなので、1万円でも1円でもどちらでも問題はありません。
大切なのは「自分を犠牲にしない親切」ですので、そこの線引きは人によって変えても全然いい。
大切なのは「親切にする」ということなので、仕事をしていて「自分のため」だけにやっているのであれば、同僚や後輩に気を使い、親切にする心構えということ。
ぜひ今日からでも取り入れられるので、参考にしてみてください
まとめ
親切にすると得られる効果
- 年収が上がる
- 幸福度が高まる
- 会社の人間関係が良好になる
どれぐらい親切にするのがいいのか
=自分自身が負担にならない程度の親切が適切
まとめるとこんな感じ。
ぜひ参考にどうぞ。