今回はタイトルにある通り。
ダイエットしようと思っていたのに、暴飲暴食をしてしまったり。
お金を貯めようと思っていたのに、散財して無駄遣いをしてしまったり。
そういった「自暴自棄」になってしまう理由と、その自暴自棄を防ぐ効果的な対処法について知ったので、それをシェアしておこうと思います。
これ自体は言われてみれば結構納得で。
まず結論から言えば「自暴自棄」となってしまう理由と原因さえ、きちんと知っていればある程度予防が可能です。
その上で、最後には具体的な対処法まで解説しようと思います。
自暴自棄の原因
まず自暴自棄になってしまう原因は、大きく分けて2つの理由があるとされています。
それが
- 短期目標しかない場合
- 辞める決断をした場合
この2つが、自暴自棄を招く大きな原因だとされています。
例えば、短期目標であれば「今週の1週間は炭水化物抜きでダイエットしよう」というように短いスパンで計画を立てた場合、1日ほど炭水化物を我慢できなくなったのなら「もういいや」と自暴自棄になってしまい、計画が全て崩れてしまうことが往往にしてあります。
また、1万円札が財布に入っていた場合は、「あまり使わないようにしよう」と考えていたのに、1千円札に崩れた途端、散財してしまうケースもあったりしますが、これも同様の出来事です。
つまり、短期目標しかなかった場合、「1回のミス」において、全ての計画がどうでもよくなってしまうため、自暴自棄というものが引き起こされてしまうんですね。
またもう1つの辞める決断ですが、これは「行う」ことよりも「辞めること」の方が、より辛い傾向になる傾向になります。
例えば、タバコを吸っている人にとって「タバコをやめる」というのと、「健康のために運動をする」というのとでは、明らかに前者の方が簡単です。
要するに辞めるという行為は「断ち切る」という言葉を意味するため、それだけ難しいということ。
それをあたかも簡単なように「目標」に組み込んでしまうので、1回のミスを引き起こしてしまい、そのミスによって「もうどうにでもなってしまえ」という自暴自棄を引き起こしてしまうとこと。
ちなみにこの「どうにでもなれ効果」っていうのは、科学的な名前らしく、英訳にすると「what’s a hell」という言葉になるそうで、笑いました。
要するに心理学的に実在する現象っていうことだからこそ、この「自暴自棄になってしまう瞬間」の原因を知っておく必要があるわけですね。
自暴自棄の対処法
じゃあ、どうやったこの自暴自棄を対処していけばいいのか。
冒頭にも伝えた通りで、自暴自棄になってしまう瞬間というのを知っておくだけでも、ある程度の対処法につながります。
「人っていうのは1つミスをしてしまうと、どうにでもなれ効果が働いて、自暴自棄になっちゃうんだな」
そう考えておくと、多少気持ちに余裕が生まれ、暴飲暴食や散財といった「底」まで落ちることなく、ポテチ1枚、洋服1枚と歯止めが効く可能性が高くなります。
その上で、2つの原因があると知れたのなら、その具体的な対処法をとることによって、より防ぐことも可能で。
その方法というのが、
- 短期目標を長期目標に据える
- 何かをやめる際、代替行動を作っておく
この2つが効果的な対処法だとされています。
1つ目の短期目標を長期目標に、ということですが、短期目標として「1週間のダイエット」ということに設定している場合。
1週間というスパンではなく、「3ヶ月」や「半年」はたまた「1年」という長期の目標があれば、指針がぶれることはなくなり、1回のミスがあったとしても、習慣が途切れることはなくなります。
人間誰しも弱いものですから、誘惑に負ける瞬間は来る。でも大切なのは、そこでやめてしまうのではなく、「修正する力」なわけです。
この修正する力を「長期目標」を持つことによって、自暴自棄を防ぐことができるということなんですね。
また合わせて。
夢や目標を決める際は、この記事なんかが参考になると思いますので、合わせてどうぞ。
「スピリチュアル嫌いが教える!ニューヨーク大学式の科学的に夢を叶える方法とは。」
そしてもう1つの「何かをやめるときは代替行動を作っておく」ということですが、これは「代わりの行動」と言う意味です。
例えば、「炭水化物を食べない」という辞める目標を決めてしまった場合。
目標を立てた瞬間は、モチベーションが高いので守れる確率は上がりますが、時間が経つにつれてどんどん誘惑が大きくなっていきます。
そうなってしまった時にために「炭水化物が食べたくなったら、梅干しを食べる」というように、代わりの行動をあらかじめ決めておく、ということ。
こうすることによって、誘惑に負ける際の対処法をあらかじめ決めておいているので、もし仮にミスして計画倒れしそうになっても、それを止められる可能性が高まるわけです。
応用方法
さらに「計画」という観点から見ると、自暴自式を防ぐために「幅をもたせた計画」を立てた方が、計画倒れしないこともわかっています。
「邪魔が入っても目標達成できる!ロンドン式1日のスケジュールの科学的な立て方!」
この記事でも紹介している通り「偶然性プランニング」を入れると、より計画倒れしなくなるので、有効な方法だと思いますね。
あとは、ディスラプティングと呼ばれる「トリガー」に注目するという方法。
これも応用が可能です。
詳しくはこの記事に書いているので見てみてほしいんですが、悪い習慣にもいい習慣にもいわゆる「トリガー=事前の行動」があるとされています。
「ダイエットしているのに、コンビニでスイーツをついつい買ってしまう」
こういった自暴自棄には、「コンビ二の前を通る」というトリガーが存在するわけです。
このトリガーに気をつけ、上記でも伝えた「コンビニの前を通らず、別の道で帰る」などの代替行動を取ることによって、未然に防ぐことが可能なので、十分に応用が可能だと思いますね。
最後はこの記事でも紹介していますが、ハーバード大学のショーンエイカー教授がオススメしている「20秒ルール」。
詳しいことは記事を見てみればわかる内容ですが、習慣とは「ハードルの高さ」が影響していて、習慣を身に付けたいのであれば20秒早く行い、悪い習慣をやめたいのであれば20秒引き延ばす、と。
そうすることによって心理的障壁から習慣を断ち切り、コントロールすることができるというのが20秒ルールです。
これも十分応用が効き、自暴自棄に利用することができるでしょうね。
まとめ
自暴自棄になってしまう主な原因
- 短期目標しかない場合
- 辞める決断をした場合
自暴自棄への対処法
- 短期目標を長期目標に据える
- 何かをやめる際、代替行動を作っておく
そのほかの応用方法
- 偶然性プランニング
- トリガー
- 20秒ルール
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。