今回はタイトルにある通り。
「最強のメンタルコントロール」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
そのメンタルコントロール法というのを結論から話してしまうと、
- 気づき
- 方向性を変える
たったこの2つですが、実際にタイトルにもある通りで、アメリカの特殊部隊の人が行なっているメンタルコントロール術になります。
なので、ストレスやメンタル、精神面が弱い方にとってはかなり有益な方法になると思うので、ぜひ最後まで見て一定ください。
根拠
まず先ほど解説した最強のメンタルコントロール方法を解説していく前に、その詳細について解説していくと。
これは「Mastering Fear」という本に書かれているメンタルコントロール法になっていて。
そこで紹介されているやり方になります。
このMastering Fearという本を書いた人というのが、アメリカの海軍特殊部隊「シールズ」に所属していたスナイパーである「ジョンデイビットマン」という人が、この本を書いていて。
当然ですが、特殊部隊としてアフガン紛争などあらゆる戦地に赴いて、活動していました。
その上で「狙撃手」として活動していたので、それは常に死と隣り合わせ。
僕ら凡人には想像もできないほどの恐怖とうまく付き合っていかなければいけない、過酷な仕事になるわけです。
そのシールズにおいて「恐怖とどう向き合うのか?」と言った訓練がなされているわけですが、そのメンタルコントロール術というのが、このMastering Fearでは描かれているわけですね。
その方法というのが、冒頭にも伝えた通りで。
- 気づき
- 方向性を変える
この2つなわけです。
気づき
では順番に解説していくと。
まず1つ目は「気づき」というもの。
これは深い意味はなく、「自分自身が恐怖を感じている」というように、どう言った感情を感じているのか「気づく」というもの。
- 怖い
- 不安
- ストレス
- いやだ
- イライラ
こうした感情を人間誰しもが抱くわけですが、多くの人がこう言った自然に湧き上がる感情を「無視」していってしまいます。
「黄色いパンダ」
というようなものを挙げられたとき。
「黄色パンダ」なんて存在しないので、余計気になってしまうという例えがありますが、それと全く同じで。
「怖い」と感じていても、それを無視しようとすればするほど「恐怖」というものは、どんどん込み上げてきてしまいます。
それを「気づく」ことで、自分の精神面と向き合う準備をする。
そのために、まずは自分自身が抱く感情を知る、ということが重要になってくるわけですね。
これはまさしく心理学の「マインドフルネス」だとか。
ラディカルアクセプタンスといった考えと全く一緒で。
心理学療法にもよく用いられる方法です。
この本なんかはラディカルアクセプタンスに関して、詳しく解説した本ですが、全く同じ「気づき」が重要であることが描かれています。
つまり、科学的にみてもかなり有効な手段である、ということが言えるわけですね。
方向性を変える
続いて2つ目の「方向性を変える」というもの。
これは「恐怖」という感情が芽生えた時。
その「意味」について別の解釈を与える、という意味になります。
例えばですが、スナイパーをしていて恐怖を感じる瞬間というのは、「死ぬ時」です。
相手に打たれ、死んでしまう。
それを想像すれば誰しもが恐怖に駆られるでしょう。
ただ。
「恐怖の想像をしたとしても、それが現実になるとは限らない」わけです。
これは「プレゼンや試験の時の緊張」と全く一緒ですね。
緊張していやなイメージが湧いてきたとしても、実際にうまくいくかどうかとは話は別ということです。
つまり何が言いたいのかというと、「恐怖」や「緊張」というものは、それ自体が「ダメ」ということではなく。
「恐怖や緊張をしてしまう自分はダメ」という風に思い込んでしまっていることが、パフォーマンスを低下させてしまうことにつながる、ということ。
だからこそ、恐怖や緊張に対して、その意味を変えてあげることが重要になってくるわけです。
これは心理学的に「リアプレイザル」と呼ばれるテクニックで、効果が実証されていたりもします。
詳しくは上記記事で解説しているので、一読してみると理解がより深まると思いますが、この「物事の解釈」を変えることで「放出されるストレスホルモンも変わる」ということがわかっています。
つまり、「解釈を変える」ということは、それだけでかなりの効果が期待できる、ということ。
例えば、緊張すると「緊張する自分はダメだ」と考えてしまう人がいますが、緊張して不安だからこそ「努力」というものをするようになります。
また、「緊張したらうまくいかない」わけでは決してありません。
むしろ適度な緊張は集中力を高めたりします。
今でこそレジェンドであるリオネル・メッシも初めてクラシコに出場するときは「足が震えて立てなかった」という逸話が残っていたりします。
もし仮に緊張すれば、いいパフォーマンスが出せないのであれば、今までのあのメッシの活躍はなかったでしょう。
このように必ずしも恐怖や緊張、不安というのは悪いものではなく、「捉え方」によっては言い方にも悪い方にも捉えることができるということ。
もし仮に恐怖を人間が感じないのであれば、ここまで種族を反映させることはできなかったでしょうし、高いところからすぐに飛び降りて命を落としてしまうことでしょう。
だからこそ、人間が持っている「感情」の力をうまく活用することが重要だ、ということなんですね。
まとめ
少し長くなってしまったのでまとめておくと。
アメリカ特殊部隊が行なっている最強のメンタルコントロール術とは、
- 気づき
- 方向性を変える
この2つ。
一見すると数が少ないようにも感じますし、簡単なやり方にも感じます。
だからこそ「効果がないんじゃないのか」と感じてしまう人もいるかと思います。
(人は難しいことや難解なことほど効果があると信じてしまう傾向にあるので)
ただ、特殊部隊や戦争に行く軍人の人にとって、恐怖をコントロールするのにあらゆる手間や時間がかかっては、その葛藤が「生死を分かつ」ことにつながるわけです。
だからこそ、実戦レベルにおいては「瞬時に恐怖を克服できる」ことが最重要。
よくわからない占い師のように、時間がかかっていたり、変な道具が必要なのであれば、それは戦場では使えず、時間がかかりすぎて全く実践向きではないわけです。
むしろシンプルで、すぐに使えるからこそ、シールズ内においても用いられ、特殊部隊の教育カリキュラムに用いられているわけなので、ぜひ活用していただければいいかなと思います。
役に立ったら、参考までにどうぞ。