今回はタイトルにあるとおり。
「教育」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
まず結論から言えば、3〜4歳の時に「家事」をやらせた方がいいです。
全国の母ちゃんは、まず子供に「家事」を手伝ってもらいましょう。
仕事、学歴、人間関係。全てに家事が好影響となる
まずは根拠から。
これはミネソタ大学が行った研究が元になっていて。
この研究では、被験者を80人前後集めて、インタビューを行なって行きました。
インタビューの中では、様々な質問が重ねられ「両親との関係性は?」だとか、「幼少期家事への参加率は」と言った、様々な項目から質問をしていきました。
このインタビューの中では、主に3つの分岐点に合わせて質問されており。
- 3〜4歳の幼少期
- 9〜10歳の少年期
- 15〜16歳の思春期
この分岐点に合わせて質問をして行っていました。
そこから、被験者の「成人後のキャリア」「学歴(教育レベル)」「人間関係」などの観察していき、「成功に相関性がある項目はなにか」ということを調べていきました。
すると面白いことが判明して。
1つの項目で相関するものなら、すぐにありそうなものですが、
- 成人後のキャリア
- 教育レベル
- 人間関係
この3つの全てに相関性が見られたものが「家事」という項目であることがわかりました。
その上で。
3〜4歳の幼少期に家事をするということが、その後の仕事の年収や学歴、はたまた友人や恋人といった人間関係にもいい影響があるということが判明したわけです。
なぜ家事をするのがキャリアや学歴などにつながるのか
ではなぜ。
そういった「家事」といったものが、成人後のキャリアや教育レベル、人間関係につながって行ったのか。
これは色々な理由が考察されていますが、特に考えられているのは「コミュニケーション能力」による効果です。
それはこの記事でも紹介していますが、ニューヨーク大学のメタ分析を行った論文なんかを見てみると、早期教育にはほとんど意味はなく。
「人間関係を早めに構築すること」が、頭の良し悪しに大きく関わってくる、ということが科学的に言われています。
また、ハーバード大学の論文なんかでは、「人生の幸せの大きな部分を占めるのは、年収や地位、名誉ではなく、人間関係が大半を占める」
そんな風に言われている論文すらあります。
要するに、人生の大きな部分を決めるのは「人間関係」であり、その人間関係を構築する上でのコミュニケーション能力が大切になってくるということ。
その上で。
「家事」を行うことは、コミュニケーション能力の向上につながるため、その後のキャリアや教育レベル、人間関係の好循環へとつながった、ということが言えるわけです。
家事を行うこととは、親とのコミュニケーションはもちろんのこと。
相手のことを考えること。
相手が困っていることを補うこと。
さらには助け合い、譲り合うことを学ぶことにつながるため、コミュニケーションの向上につながった、ということが言われています。
ですから、家事を行うことによって、その後成人してからの幸福度や成功、学歴といった大きな事柄にもいい影響をもたらしたと言われています。
家事以外の応用方法
となってくると。
今3〜4歳の子供がいるのであれば、これはもう積極的に子供を家事に参加させるのが、上策で。
今日から取り掛かるべきレベル。
さらには、このまま論文の内容をすぐに応用できるので、3〜4歳の子供には家事をさせましょう。
その上で。
それ以上の年齢になってしまっている。
はたまたもう成人を超している。
という人は「家事」によるコミュニケーション能力の向上は、あまり生かせないので、論文による応用が必要になってきます。
ではどうやって応用していくか?ということですが、家事によるキャリアや学歴、人間関係への影響は詰まるところ「コミュニケーション能力」であり。
幸福度を決める大半の要因は「人間関係」でした。
ですから、家事にかかわらず「人間関係やコミュニケーション」を学ぶことが重要だということが見てきます。
そこでまずは「良好な人間関係を築くためには」ということを下記の記事の中で紹介しているので、気になる人は見てみてください。
続いては「悪い人間関係を断ち切る」という部分。
この記事では「職場の人間関係」に関して、カリフォルニア大学の研究を元に記事を書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
あとこの人間関係の断捨離に関しても、かなり参考にな部分が大きいと思うので、コミュニケーション能力を鍛えたいのならおすすめです。
あとこのスマホ依存もコミュニケーション能力の低下を招いている大きな原因なので、スマホを見ないということは、なるべく徹底した方がいいですね。
さらにさらに。
睡眠不足が続くと、相手の表情空感情を読み取る能力が欠如し、コミュニケーション能力が著しく低下することがわかっているので、睡眠はキチンとった方がいいです。
この記事でも紹介していますが、単に睡眠不足が続くと仕事のミスを何倍も引き起こしや浮くなります。
仕事やコミュニケーション能力を高めるためにも、睡眠はきちんと取っておいた方がいいですね。
そして最後に。
おすすめの本を紹介しておきます。
タイトルにあるとおりですが、「職場での冷酷な人間関係の中で優しさが心に染みた1冊」ということで、称賛された本がありますので、気になる方はぜひ覗いてみてください。
まとめ
長くなってしまったので、最後にまとめておくと。
3〜4歳の時に家事をやらせておくと、成人後のキャリアや教育レベル、人間関係などに大きな好影響をもたらす。
その理由は、家事をすることにより、コミュニケーション能力が磨かれるため。
だからこそ、3〜4歳児の子供にはなるべく家事を手伝わせた方が、その子の将来のためにつながる。
ただ成人した人であれば、家事をするよりも
- 仕事だけの付き合いではなく、友人として付き合うように意識する
- 瞑想を行う
- 他人に親切にする
- スマホをなるべく見ない
- 睡眠をきちんととる
こういった部分でコミュニケーション能力を補えるため、応用して行った方が効率的。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。