今回はタイトルにある通り。
「SNSの投稿やアカウント」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
結論から先に伝えてしまうと、絶対に見てはいけない種類のアカウントというのは「ネガティブなニュース」をわざわざ発信しているアカウントは除いてはいけません。
もっと具体的に言うと。
「自分がダメだと分かっているけどやってしまっている系のことに対してネガティブなニュースや投稿を振りまく人」は絶対に見てはいけないことが分かっています。
今の状態ではちょっとまだ内容が分かっていないと思うので詳しく解説していきます。
太っている人に「肥満=悪」というニュースを見せた結果
まずは根拠から。
これはアメリカのカリフォルニア大学で行われた研究がもとになっていて。
この論文では肥満体系の人を被験者として集めていきます。
その人たちを2つのグループに分けて調査を行っていったわけですが、
- 肥満に対するネガティブなニュースを見せたグループ
- 特に何もしなかったグループ
この2つに分けていきました。
肥満に対するネガティブなニュースというのは、例えるなら「死亡リスクが上がる」だとか、「病気になる可能性が高くなる」「異性から持てなくなる可能性が高い」といったような、いわゆる本当のネガティブなニュースになります。
この研究のポイントなのは「肥満体系の人に対して肥満のネガティブなニュースを見せる」というところがポイントで。
多くの普通体系の人であれば、「肥満に対するネガティブなニュース」を見た場合、「じゃあ食事や運動に気を付けよう」と考えるわけですが、この実験では全く真逆のことが起こりました。
実は、肥満体系の被験者が「肥満に対するネガティブなニュース」を見た場合、特に何もしなかったグループに比べ「およそ87%も間食が増え、誘惑に負けやすくなった」ということが明らかになったんですね。
先ほど伝えた通りで、一方はネガティブなニュースで襟を正し。
一方は気を付けるどころか、お菓子を食べて肥満度を加速させてしまうというように、全く真逆の結果となってしまったのでした。
なぜ誘惑に弱くなってしまったのか
なぜ誘惑に負け、間食をしてしまったのか
では一体なぜ肥満体系の人は、ネガティブなニュースを見た場合、気を付けるどこか悪習慣を続け誘惑に負けてしまったのか。
これは「受動ストレス」というものが原因だとされています。
受動ストレスというの一連の流れで解説すると。
肥満体系の人がネガティブなニュースを見る。
この時被験者の頭の中は当然「直さないといけない」という風に感じます。
ただ現状の体系を見たら「直さないといけないのにできていない」という風に感じ、ストレスを感じます。
これが受動ストレス。
そしてこの時受けたストレスを解消するために、「お菓子を食べる」という悪循環を生んでしまうわけです。
その証拠に、「タバコ」が例としてよく出されていて。
喫煙者ならわかると思いますが、たばこのパッケージには「人体への悪影響」が警告として出されていますが、この警告文を追加することによって売り上げが上がることが分かっています。
具体的に「タバコは健康リスクを害する危険性があります。」だとか「肺炎の可能性を○○%上げます」だとか、そういった警告文が描かれます。
非喫煙者であれば、「こんだけ体に悪いのだからやめておこう」と思うわけですが、喫煙者からすると「これだけ体に悪いのにもかかわらず、自分はタバコを吸っている」と思い、過度なストレスを感じます。
このストレスを解消するために、タバコを吸ってしまう。
だからこそ、「タバコは健康リスクを害する危険性があります。」、「肺炎の可能性を○○%上げます」
こうした警告文をパッケージに記載したほうが、売り上げが上がるわけですね。
ネットやSNSのストレスから身を守るための対応策
ちなみに言えば、こうしたネガティブなニュースを流すことで売り上げが上がることを企業はよく知っています。
この受動ストレスを書き立たせ、誘惑に弱くさせ、購買意欲そそるマーケティングを企業は普通に取り組んでいたりもします。
だからこそ、世の中にはネガティブニュースが蔓延するわけです。
それだけ「ネガティブさ」というのは、僕ら人間に強く訴えかけ、思いを掻き立てる効果があるわけですから。
事実、同じカリフォルニア大学の研究において「悪口は誉め言葉よりも7倍広まりやすい」ということが分かっていますから、芸能人の不倫や不祥事など、気分が落ち込むニュースや情報がこれだけネットを騒がすわけです。
もちろん「情報」としての良くないニュースやネガティブなニュースをキャッチするのは大切だと思いますが、往々にしてそのニュースが「情報」なのか「ステマ」なのかを判別することが出来ません。
なので、僕らができる対応策として考えられるのは、「ネガティブなニュースにはなるべく触れない」ということ。
出来るのであればSNSなどのアプリやアカウントは消去してみないことが一番です。
実際に上記の記事で詳しく解説していますが、イギリスなどの研究によってSNSが
- 不安感
- 孤独感
- 睡眠の質
- ボディイメージ
- 自己表現力
- いじめ
- スマホ依存
- リアルコミュニケーション
こういったメンタルや精神状態に影響を与えることを報告しています。
なので、出来るのであればアカウントやSNSアプリは消去し、見ないのが一番。
ただ、もし仮に何かしらの事情がありSNSアプリやアカウントが消せないのであれば、
- フォローする人を限定する
- ネガティブな発信をしている人をフォローしない
- 1日1回だけしかチェックしない
こういった対策をして、ストレスから自分自身を守る必要が出てくるわけです。
特に「やろうとしているけど出来ない」や「ダメだとわかっているけどやってしまうこと」に対してのネガティブなニュースは絶対に気を付けてください。
まとめ
少し長くなってしまったので、最後にまとめておくと。
ゼッタイに見てはいけないSNSのアカウントというのは「ネガティブな発信やニュースを垂れ流すアカウント」。
特に「ダメだと分かっているけどやめられないこと」に対しての情報を発信しているアカウントは注意が必要。
それは「受動ストレス」を産み、受動ストレスを解消するために、さらに悪影響を促進してしまう作用が生まれるため。
タバコや肥満体系の人の間食などがその典型例で、悪口などは7倍も広がりやすいことからもわかる通り、「ストレスから自分を守ること」を意識することが重要。
具体的な対応策としては、
- フォローする人を限定する
- ネガティブな発信をしている人をフォローしない
- 1日1回だけしかチェックしない
こういった対策が考えられる。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。