今回はタイトルにある通り、自分に合う仕事の選び方がある程度わかったよって話を知ったでシェアしておこうと思います。
自分にあった仕事でなおかつ、幸せになれる仕事をみつけるためには「複雑さ」がキーパーソンでした。
根拠
この仕事の選び方の基準となるのが「複雑さ」っていっていう風に伝えているのは、アメリカのインディアナ大学の論文が根拠になっていて。
このインディアナ大学では、90年代からの論文を33件研究したメタ分析により、約5万人を対象にして「頭の良さと幸福度の関係性」っていうのを調べたんですよね。
その結果わかったのは、頭の良さと幸福度っていうのには、ある程度の相関性が確認できて。
いわゆる「頭がいい人」の方が、幸福度が高い傾向にあるってことが、5万人を対象にした研究によって明らかになりました。
また、同様に、仕事のによる満足度も頭のいい人の方が高いということもこの研究で明らかになったことでした。
この頭の良さと幸福度の相関性が高いってことは、多くの人が「頭がいいと給料も高いから幸福度が高いんじゃないか」とか。
「頭がいいと成長も早く、成果を出しやすいからなんじゃないか」って想像する人もいると思うんですが、ただ、数値的に見ると、そこまで大きな差ではなくって。
微々たる差しかなかったのでした。
その上で。
このインディアナ大学は、より深く頭がいい人と仕事など人生の幸福度との関係性を調べて行ったのですが、そこでわかったのは「仕事の複雑さ」こそが幸福へとつながる原因だということがわかったそうです。
要するに、頭がいい人というのは、複雑な仕事をこなすことができるため、この様々なスキルを通して、複雑なタスクをクリアすることができるため、仕事や人生置いての満足度が高い傾向にある。
それがこのインディアナ大学の研究で見えてきたことでした。
その証拠に、頭の良さを取り払い、複雑な仕事に従事している人を調べてみると、頭がいいと判断できない人であっても、複雑な仕事に取り組んでいる人ほど仕事への満足度や人生全体に対する幸福度が高いという研究が5万人を対象にした調査で明らかになったのでした。
つまりこういうこと。
仕事に対する満足度は、頭の良さで決まるのではなく、「仕事の複雑さ」によって決まり、様々なスキルや知識を使い、「乗り越えていくこと」によって、人生の幸福度が決まる。
だからこそ、仕事の選び方は「楽だから」だとか、「収入がいいから」だとかで選ぶのではなく、「複雑かどうか」で選んだ方が、統計的には仕事への満足度は高まるということが、この研究からわかったことでした。
根拠2
このインディアナ大学の研究は、さすが33件を統計的に調べたメタ分析だなっていう感じがしますが、いろいろな論文において、この「複雑さ」と幸福度との関係を証明することが可能です。
例えば、複雑な仕事を選ぶと、やっぱり難しい仕事が多くなることによって、「ストレス」が比較的増えることが想像できます。
ただこのストレスに関しては、上記記事でも伝えている通り、ストレスは捉え方によって姿形を変えます。
それは脳内物質にも影響を与えることはもちろんですが、一人当たりの生産量やGDP、寿命にまでも良い影響を与えることがわかっています。
このことからも、複雑な仕事をこなすことによって、楽で簡単な仕事をするよりストレスを受けるため、良い影響をもたらすことが1つ証明できていることになります。
根拠3
また、複雑な仕事をこなすということは、楽な仕事をすることに比べ「成長」しなければ、タスクをこなすことはできません。
その「成長」に関しては、「ハーバード大教授が教える「やる気を出す方法」。」でも伝えている通り、やる気を出すのはお金でも報酬でもなく「自信の成長」だということが、上記記事の中にある論文でも明らかになってます。
当然、仕事を選ぶ際に、楽な仕事であっても成長は少なからずしますので、複雑な仕事を選んだシーンのみに適応されるわけではないですが、どちらかといえば、簡単な仕事より複雑な仕事の方が成長度は高いのは間違いありません。
このことからも、複雑な仕事を選ぶことによって、自身の成長を感じられるシーンが多くあるため、やる気やモチベーションが向上しやすいということも言えるかと思います。
応用方法
このインディアナ大学の論文の面白いところは「頭がいいことが仕事への満足度や人生の幸福度を高めてくれるのではなく、複雑な仕事に取り組んでいることが仕事への満足度や幸福度を高めてくれる」という風に言っている部分です。
ですから、別に高学歴じゃなくちゃ就職できない仕事だとか、そういった学歴が重視するような仕事選びでなくては応用できないわけではありません。
別に学歴が必要のない仕事であっても、複雑さが求められる仕事はありますし、色々なスキルを応用しなければ達成できないタスクを持った仕事は存在します。
例えば、ブログやアフィリエイトという仕事は、初期費用はほとんどかからずに取り組める上、学歴も必要ありません。
ただそこで稼ぐために必要となる知識やスキルは、膨大にあり「マーケティング」や「セールス」「コピーライティング」「ウェブ知識」などなど。
多くのスキルを混ぜ合わせながら「成果」に結びつけていくことが必要で、アフィリエイトやブログと一言に行っても、必要なスキルは結構複雑です。
ですから、別に学歴がなくたって複雑な仕事は選べるし、見つかる。
そしてその複雑な仕事をこなすことによって、人生への満足度は相乗的に高まっていく。
そのため、僕がこの論文からの結果を応用するとしたら、「想像できる仕事」はあまりしないですかね。
想像できる範囲の仕事であれば、そこに複雑性はなく「単なる人件費」を欲しがっている仕事が多いため、複雑性は結構皆無なのかと。
そうではなく、「一言では想像できない仕事」を選ぶと、想像ができないからこそ、複雑な仕事である可能性は増え、身につけなければいけないことや学ばなければいけないことも多くあるため、応用方法としてはいいんじゃないかなと思います。
終わりに
ぜひ、楽な仕事、高給な仕事を即時決断するのではなく、仕事を選ぶ際には少し時間をとって「複雑な仕事かどうか」を仕事選びの指針の1つにしておくといいんじゃないかなと思いますね。