今回はタイトルにある通り。
「休日の過ごし方」に関して、メンタルにいい影響をもたらす方法について知ったので、それをシェアしておこうと思います。
やっぱ、仕事が終わって休日を迎えて、ダラダラするって人多いじゃないですか。
その気持ちはわからなくはないですが、僕がまだサラリーマンだった時って、週6連勤の疲れをたった1日の休日で癒すなんてことは到底できなかった。
百歩譲って体の疲れは取れたとしても、精神的な疲れを取るには至りませんでした。
またこの記事でも伝えている通り、ほとんどのケースにおいて「疲れ」っていうのは肉体的な疲れよりも、精神的な疲れの方から体にブレーキが入ることがほとんど。
だから、休日にリフレッシュしようと思って体を休ませたり、寝て過ごしたとしても、本当の意味での「疲れ」は取れないんですね。
厳密に言えば、体の疲れは取れるかもしれないけれど、「精神的な疲れ」は取れないっていうこと。
だからこそ、本当に休日にリフレッシュして、翌日から活力に溢れて仕事に向かうためには、「精神的な疲れ」を取ることが重要なんですね。
そのための休日の過ごし方を伝えておくと、結論から言えば「新しいことにチャレンジする」
このことにより、以下の3つの項目でメンタルと精神的にいい影響があるとされています。
- クリエイティビティが上がる
- 感情コントロール能力が高まる
- 共感力が上がり、人間関係が健全になる
一見すると、メンタルや精神的に影響のあることだと想像できないかもしれませんが、これらはメンタルや精神的な疲れにかなり影響した能力だとされています。
原因と解決
例えば、先ほどの記事の中で紹介した「疲れない体」を作るために効果的なのは「瞑想」だという研究を記事内で紹介しています。
このロジックは、瞑想をすることによりストレス耐性を生み、前頭葉が鍛えられるため自己コントロール力が高まった結果、精神的に疲れない体になる、というロジック。
要するにここでわかるのは、「意味がつながっていないこと」であっても、前頭葉や自制心といった共通する部位を鍛えることにより、その恩恵を受けられるということ。
もっとわかりやすくいうのであれば、毎朝ランニングをすることによって体力をつけようと思っていたけど、「ポジティブな性格にもなっていった」という恩恵があるわけです。
これが先ほど伝えた、
- クリエイティビティが上がる
- 感情コントロール能力が高まる
- 共感力が上がり、人間関係が健全になる
この3つが鍛えられることによって、精神的なストレスを取る要因につながるということ。
典型的な例はこの記事で紹介したのがわかりやすいですね。
不安や緊張を感じる前頭葉と同じ部位が暗算には使われているため、暗算だったり、神経衰弱だったり、「記憶力」を使う遊びをすると、同様に「不安や緊張にも強くなる」ってことがデューク大学では証明されています。
まさしく体力をつけるためにランニングを習慣にしたら、性格まで変わったということのわかりやすい例かと思います。
だから、上記の3つの能力は精神的な疲れを取る上で欠かせない能力であり、その上この3つの能力は「休日に新しいことにチャレンジする」という過ごし方をするだけで、身につくものなのでオススメだということなんですね。
では1つづつ根拠を説明していくと。
クリエイティビティが上がる
まずこれに関して。
よくクリエイティビティが上がったとしても「企画部署じゃないから」と、意味を見出せない人がいたりしますが、この想像力っていうのは、言い換えると「問題解決力」です。
精神的なストレスの要因として、「壁や困難に立ちふさがれている」というケースは往往にしてあるわけですが、その困難に立ち向かい乗り越えるためには、当然「問題解決力」が重要になってくる。
その能力を発揮できるのが、クリエイティビティであり、「想像力」な訳です。
このクリエイティビティが、休日に新しいことをして過ごすことによって高まることが研究により明らかになっています。
これは2014年にオランダのラドバウド大学が行なった研究が元になっていて。
(※参考文献)
この論文では、被験者46人に2〜3週間の間、行ったこともない海外に行ってもらいそこで生活をしてもらいます。
その後、アイデアや想像力を図るテストを行ってもらった結果、新しいことにチャレンジしていない人に比べ、想像力が豊かになり、クリエイティビティが高まり、しかもそのアイデアの質がかなり高かったことが判明しています。
つまり、新しいこと、やったことないことに挑戦することによって、クリエイティビティが高まったことが明らかになったのでした。
感情コントロール力が上がる
次にこの感情のコントロール、いわゆる自制心と呼ばれるやつですね。
これは2013年にアメリカにあるワイドナー大学の論文が元になっているもので。
(※参考文献)
この論文では被験者485人に対して、「異文化に触れたことがあるか?」「海外にいつ行ったのか?」などのことを調査していきます。
その上で回帰分析を行い、自分の感情をコントロールする力との相対関係を調べて行ったわけですが、研究の結果わかったのは、海外や異文化に触れている人の方や新しい道なる体験をしている人の方が、感情コントロールがうまい傾向にあることがわかりました。
この理由としてあげられるのは、海外や異文化というのは、いわゆる「自分の常識」が一切通用しないことを意味します。
その一切の常識が通用しない中で、生活しなければいけないため、困難や我慢がつきものになってくる。
その困難や我慢と向きあっていく経験の中で、「自制心」が育まれ、感情をコントロールすることや集中力が高まっていったと考えられているわけです。
共感力が高まる
そして最後は共感力。
これは中国による研究で197名を対象に起こった調査で、海外や異文化に触れた人との共感力やコミュニケーション力を調べて行った研究がありました。
その「新しいことへの挑戦」や「道なる体験」、または「異文化交流」があった人の方が、共感能力が高く、人の気持ちが理解できる傾向にあることがわかりました。
つまり、人間関係を円滑に進め、ストレスなく人付き合いができているということが、言えたわけです。
これに関しても、少し考えればわかることですが、「いじめ」を経験した人は、だれよりもいじめの辛さを理解しています。
そうなれば「自分は絶対にいじめない」という風に考えるでしょうし、人の痛みがわかるからこそ、優しくできたりする。
それと同じで、言葉が通じず、注文した内容とは違う料理が出てきた時、必死になって身振り手振りでコミュニケーションを図ろうとします。
そうして言葉以外の場所で、なんとか相手との意思疎通を図ろうとするため、「共感力」が養われて行ったことが想定できるわけです。
そしてこれら3つの効力は、海外から帰ってきた後にも影響があったことが確認されていることから、休日が終わった翌日から仕事にもいい影響があることが期待できるわけです。
つまり研究内容を「新しいことへのチャレンジ」と捉えると、休日の過ごし方で何か新しいチャレンジをすることで、新しい発見におけるクリエイティビティやうまくいかないことを乗り越えるための自制心や共感力が養われ、それは精神的にいい影響をもたらしてくれる。
だからこそ、休日は新しいことにチャレンジした方が、だらだらと寝て過ごしよりも、はるかにメンタルにいい影響をもたらす効果期待できるってことなんですね。
まとめ
メンタルにいい休日の過ごし方
「新しいことに何かチャレンジしてみる」
3つの期待できる効果
- クリエイティビティが上がる
- 感情コントロール能力が高まる
- 共感力が上がり、人間関係が健全になる
まとめるとこんな感じ。
実際に僕自身にも当てはめて、「休日に何をチャレンジしようかな〜」って考えてました。
結構旅行には行くので、それは改めていいことなんだなぁ〜って痛感して、これは継続しようと。
他には、本を読むのも好きなんだけど、全く読んだことのないジャンルの本も手に取ってみようかなって思ってます。
あとはやっぱ「英語」かな。
これにも触れていこうかなって感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。