人は「変われない」と思っている人は、ガチで変われないことが判明。

今回はタイトルにある通り。

「固定概念」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

タイトルでも伝えていますが「間違った固定概念、特に固定知能観を持つ人は、物事がうまくいくほどその出来事に怖くなってしまい、自らで失敗するような行動をとってしまう」

ということ。

固定知能観って何?特に関係なさそう、って考えた人も多いかもしれませんが、日本人には結構当てはまるのが多いのが現状。

間違った固定概念を筆頭に、特に悲観的な人ほどこの固定知能観を持っている人が多いので、気をつけてください。

根拠

じゃあ、まずは固定知能観の話から。

この固定知能観っていうのは、「人の能力や才能は、生まれた時にすでに決まっていて、伸ばすことができない」という考え方の人を、固定知能観と呼びます。

それに対して、「拡張知能観」っていうのが、「人の能力や才能は生まれつきに決まるものではなく、伸ばすことが可能だ」という風に考える人、拡張知能観という風に呼ばれます。

要は「人は変われる派」か「人は変われない派」か。

このどっちかってことですね。

で。

この固定知能観自体は、様々な研究で否定されていて、人の能力や才能は生まれつきだけで決まるのではなく、成長や時間とともに伸ばすことが可能だという風に科学では結論づけられています。

(もちろん才能による影響もありますが)

その上で。

この固定知能観を持っている人=人は変われないと思っている人は、人は変われないと思うだけではなく、「さらに恐ろしいことが身に起こってしまう」というのが、今回の話。

どういうことかというと。

トロント大学がジェイソンプラクスとクリスティンステッチャーが行なった研究で、学生を対象におよそ3回にわたるテストが行われました。

そのテストは「推論」に関するテストだったわけですが、集めた学生に対して1回目のテスト行ってもらった後、問題解決方法やコツ、対策などを被験者に対して教えました。

その後に2回目のテストが行われたわけですが、2つのグループに分けて、あることを伝えました。

それが

  1. 成績が上位9%に上がった
  2. 何も伝えなかった

この2つに分け、3回目のテストに臨んでもらいました。

この学生の中に「固定的知能観」を持っている学生がいて、この固定的知能観を持っている学生は「能力は生まれつきで、成績は上がらない」

そう考えているわけです。

ですから「何も伝えなかった」グループで、固定的知能観を持っている学生は不安や焦りを感じる学生はいませんでした。

ただ一方で。

「人は変わらない」と考えている、固定的知能観を持った学生に「成績が上位9%にまで上がった」と伝えると、その学生は焦り出し不安にかられる結果となりました。

そして3回目のテストでは、

  • 成績が上位9%に上がった

こう伝えられた固定的知能観を持った学生は、軒並み成績が悪くなっていきました。

その上で、この研究が面白いのは、固定的知能観を持った学生で

  1. 何も伝えなかった

としたグループの人たちは、成績が向上していたそうです。

「成績が上がった」と伝えられた人は、その後に成績が下がり。

「何も伝えられなかった」人たちは、そのまま成績が上がった。

こういったことが引き起こったわけです。

理由

ではなぜ、こういったことが起こったのか。

それは色々な理由が考えられていますが、第一に考えられているのは「認知的不協和」です。

というのも。

固定的知能観を持っている人は「人は変われない」と思い込んでいるわけですから、その当事者である「自分」が変わってしまうと、そこに大きな矛盾が生じてしまいます。

「人は変われない」と思っているのに、その思い込んでいる自分自身が変わってしまうと、「今まで信じていたことはなんだったのか?」という問題にぶち当たる。

この矛盾を解消するために、「認知的不協和」という帳尻合わせをする現象が引き起こります。

例えば、僕らの体は平熱が大体「36度前後」ですが、体を動かしたりして体温が上がると、汗をかき体温を下げようとする働きがあります。

例えるならこういうことで、熱くなったら平熱に戻そうとする働きのことを、認知的不協和と呼ぶわけです。

先ほどの研究でも、「人は変われない」と思っている学生が、「成績が向上した」ことを告げられた時。

「変われない」という固定概念が崩れ、「変われる」という概念に変わっていってしまう。

そういった矛盾を取り払うために、「焦り」や「不安」といった感情を作り出し、次のテストでは結果を悪くするように働きかけたのではないかと考えられています。

これが認知的不協和であり、「熱くなったら汗をかき、平熱に戻す働き」と同じ現象ということ。

改善方法

そもそも、この固定的知能観自体が、様々な研究で否定されているので、間違った見解な訳ですが、この「人は変われない」と思い込んでいる人は、どうしていったらいいのか。

その改善策を伝えておくと。

まず認知的不協和が引き起こらないために「人は変われない」という固定概念から、「人は変われる」という固定概念に作り変える必要があります。

自分自身の中で矛盾が生まれ、その矛盾を解消するために、テスト結果を悪くする働きを認知的不協和が作り出したことが考えれば、そもそもの「矛盾の原因」を解消する必要があるからです。

とは言っても、「人は変われる」と一言で「変われるんだ」と納得する人はいないかと思います。

そんな人はまず「人が変わっていった研究=科学的証拠」を見ていくことをお勧めします。

そうすることで、1人だけの意見として偏った偏見から固定概念を作り出す心配もなければ、変な自己啓発にハマることもない。

科学的根拠から、どういった理由を持って「人は変われるのか」を知り、そこから「固定的知能観から拡張的知能観」に変えていく必要があるわけです。

自己啓発が大嫌いな僕が「人は何歳になっても変われる」を証明する。

その手始めとして、まずこの記事を見るのをお勧めしておきます。

この記事には、いろいろな論文をもとに「変わっていった研究」を紹介しているので、手始めにはいいかと思います。

そして「人は変われるのかも」と感じ始めたなら、「失敗を恐れなくする!緊張と不安を取り除く科学的な方法!

この記事で紹介している「成長をゴール」に設定するのがいいかと思います。

これはコロンビア大学のハイディ教授がお勧めしている「get-better goals」という方法ですね。

これによって「自身の成長」に目的が移行し、今より少しでも進むのが楽しい、という感覚を作っていくことで、「少しずつ自分が変わっていく感覚」を体感することができるわけです。

その上で。

きちんと自分が成長している、という実感を持たせてくれるフィードバックも重要な技術です。

モチベーションを高い状態で維持させるために大切なフィードバック法!

ここら辺を押させておけば、一長一短にはいきませんが、徐々に「人は変われるかもしれない」ということを、自分を通して痛感していけるので、固定的知能観から拡張的知能観に変えられるかと思います。

まとめ

最後にまとめておくと。

固定的知能観を持っていると、うまくいったとしても、認知的不協和から「焦りや不安」を作り出し、うまくいかない自分に仕向けてしまう。

そうならないためにも、固定的知能観から拡張的知能観に変える必要がある。

つまり「人は変われない」から「人は変われる」ということを身をもって、体感していくことが重要。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。