今回はタイトルにある通り。
「フェイスブック」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
それっていうのが、フェイスブックを利用頻度が高い人ほど、ストレスを感じやすく、幸福度が下がっていく、ってことが判明しました。
だから、ビジネスとかで活用しているケースを除いて。
普通にsnsとして友人の近況なんかを知りたいがために、Facebookをやっている人がいれば、辞めた方がいいかもですね。
それと同時に、インスタやツイッターも同様のことが言えるので、snsはあんまりお勧めできないって感じですね。
根拠
まずは根拠から。
これは「happiness institute」というところが、行なった研究が元になっていて。
この研究では、Facebookユーザーである被験者1095名を集めて、幸福度やストレスレベルをチェックしていきます。
その後に、2つのグループに分けていきました。
1つ目のグループというのが、そのままFacebookを利用し続けてもらったグループ。
もう1つが、Facebookをきっぱりと辞めてもらったグループ。
この2つに分けて、1週間後にストレスレベルや幸福度などを測定していき、どういった効果が生じたのかを検証していきます。
結構研究はシンプルで「フェイスブックを続けた人たち」と「Facebookを辞めた人たち」の2つに分けて、検証していった感じですね。
その結果、2つのグループには大きな違いが見られました。
まず1つ目の、フェイスブックを続けたグループというのは、当然「幸福度」に関して特段変わるところはなく、ポイントでいうと約7.67pから7.75pの間で推移しました。
その一方で、およそ55%の割合で、ストレスを感じやすくなる傾向が見られました。
要するに、Facebookを続けられたからといって、幸福度が高くなることはなく、ストレスはため込みやすく感じやすくなっている傾向にあったということ。
その一方で、わずか1週間Facebookを辞めたグループというのは、約18%も割合で幸福度が高まっていることがわかりました。
ポイントに換算しても、7.56pから8.12pにも上がり、数値的にも幸福度が高い、という傾向が見られたんですね。
要するに、Facebookを辞めたグループの方が、ストレスレベルが低く、幸福度も高くなっていた、ということがこの研究より明らかになったことでした。
理由
ではなぜ。
Facebookを辞めたグループの方が、ストレスが低くや幸福度が高くなっていたのか。
これに関しては、「リアルコミュニケーションが増えた」ということと「比較が減った」といいうことを研究者はあげています。
というのも、フェイスブックをはじめとしたsnsというのは、あらゆるシーンで「比較」を生みます。
Facebookやツイッターなどのsnsを見る時というのは、当然「ヒマ」だから見ているわけです。
その一方で、ネット上ではいわゆる「リア充」である事の投稿がひしめている。
そうなると、「今暇していて充実していない自分に比べて、友人は人生を満喫いている」
そのように比較してしまうため、セルフエフィカシーと呼ばれる「自己肯定感」が下がっていってしまいます。
当然コミュニケーションもネットに触れていると、リアルでの交流の場は減るため、ネットという作り上げた空想の中の「比較」が繰り返されていきます。
インスタグラムなんかでは、当然「盛れた写真」しか公開しませんし、加工した写真を多くの人は載せます。
それを見ている自分は「すっぴん」だったりするので、ここでも「ブサイクな自分と、綺麗な相手」という比較が生まれるため、自己肯定感が減っていく。
このようにして、幸福度が下がり、ストレスがどんどんと溜まっていく傾向にあるわけです。
この点では、イギリスの研究なんかでも同様のことが言われていますね。
デジタル断食でメンタル改善
そしてもう一つのリアルコミュニケーションが増えたという点ですが、面白い研究をもう一つ紹介しておくと。
カリフォルニア大学が行った研究で、スマホなどのデジタル端末を一切使わずにキャンプを行ってもらった結果、メンタルや精神面の向上が確認されました。
そして最も面白いのは、「相手の表情を読み取るエラー率が低下した」ということをカリフォルニア大学は報告しています。
僕ら人間は相手の表情などから感情を読み取り、コミュニケーションを図っています。
スマホなどを使うことによって、相手の表情を読み取れなくなる。
つまりは「コミュニケーション能力の低下」が確認されているわけです。
SNSとは当然スマホで活用するものなので、今回の研究においてもFacebookをやめたグループというのは「コミュニケーション能力が向上したことで、コミュニケーションが増えた」ということが言えるわけですね。
応用方法
じゃあ、どうしていったらいいのか。
ということですが、僕がまず行ったのは「全snsをやめる」ということ。
もうこれが究極的ですね。
というのも、snsをみることによって「比較」してしまい、そのことがストレスと幸福度を下げる原因でした。
とするのなら、「比較してしまうこと」を辞めてしまえばいいわけです。
もっと言えば、「比較してしまう対象のものを避ける」ということをすればいい。
そして「やっている理由が特にない」ということから、僕自身はsnsを全てやめました。
当然辞めてから特段困ったこともないですし、無駄に比較することもなくなりました。
いくらリア充な生活を誰かがしていようが。
綺麗な女の人が旅行の写真を上げていようが。
それを見る機会はないので、作り上げた幻想に惹かれることもない。
その分「自分の世界」を大切にするようになって、きちんと現実を見ることが増えた気がします。
それぐらいきっぱりと「sns断食」をしてしまった方が、ネット上で充実するよりも、リアルの方で充実するし、何よりストレスもかなり減った感覚があります。
というのか、スマホのスクリーンタイムを見ればわかると思いますが、snsを見る時間は何にもならない。
何にもならない時間に、どれだけ無駄な時間を使ってしまっているか。
そう考えれば、snsをやっている意味がわからないし、時間をドブにしてたくもない。
どっぷりsnsにはまっている人からすれば、劇薬かもしれませんが、「ネットで充実したいのか」「リアルで充実したいのか」
このどちらを優先させたいかを考えれば、自ずと答えは出ると思います。
応用方法2
あともう一つ考えられるのは「デジタル断食」ですね。
これは先ほどもカリフォルニア大学の研究を紹介して解説してきましたが、やっぱり一定の効果が認められるものです。
これは僕自身の経験ですが、このデジタル断食行った結果、やっぱりコミュニケーションが増え、変な勘違いやわだかまりっていうのも友人間でかなりクリアになった感じがしましたね。
というのも、これは以前キャンプに行った時のことで。
そのキャンプ場というのは、電波も通じない場所にあったんですね。
だから、みんな「スマホを見れない環境」にあるからこそ、そこにあるものだけで会話をするしかなくなります。
でもそれがかえって良かった。
スマホを見る人がいないから、みんながみんな話題を共有して会話が弾み、普段だったら話さない深い話までできた。
おそらくスマホがあれば、途中スマホを見る人が現れたり、誰かと連絡を取ったりして、心ここにあらず、という状況にもなったでしょう。
でも「電波が通じない」という状況が功を奏し、その日はずっと寝るまで友人たちと話をして焚火を囲んでいました。
日常生活でスマホに電波を入れないというのは難しいですが「休日は一日スマホを見ない」というデジタル断食を取り入れてもいいのかなと思います。
応用方法3
そして3つ目の方法として考えらえるのは「睡眠をきちんととる」ということですね。
一見するとFacebookやSNSをやることでの弊害と何ら関係がない気がしますが、これが結構関係しています。
というのも、先ほど挙げた通りFacebookをやりすぎると、ストレスや幸福度の低下が確認され、それは「コミュニケーションの有無」ということが大きな原因だったわけです。
そして恐ろしいのが「睡眠が不足すると、僕ら人間は相手の感情を読み取れない」ということが分かっています。
こちらもカリフォルニア大学の研究ですが、寝不足の人は様々な表情をした人の写真を見せても、その人が「どんな表情をしているのか」ということが読み取れなかったことが分かっています。
よくお年寄りが若い人に向かって「感情がない」という風に言ったりしますが、これはもしかしたら間違っていないのかもしれなくって。
FacebookをはじめとしたSNSを多くやるからこそ、コミュニケーションがうまく図れず、ストレスや幸福度の低下につながり。
コミュニケーション能力の低下から、相手の表情が読み取れないために、「感情がないロボット」のようになっていることも考えられなくはない、ということです。
きちんとリアルでコミュニケーションをとることが、SNSでの疲労やストレスから抜け出せるっていうのは、ある意味皮肉のようにも聞こえますが、ある種の事実。
だからこそ、きちんとコミュニケーションを図るためには「睡眠」は欠かせないものだ、ということが言えそうですね。
まとめ
Facebookなどのsnsをやったところで幸福度は上がらず、ストレスレベルは高まる。
逆にFacebookを1週間辞めたところ、幸福度は上がり、ストレスレベルは下がった。
その理由は「比較」してしまうことで、自己肯定感を下げてしまうため。
そのため「比較」してしまうような情報は避け、幻想と比較しないことが大切。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。