わずか8分間で不安を減少させるメモの魔力とは。

今回はタイトルにある通り。

「不安を和らげるメモの方法」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

以前にSHOWROOM代表の前田さんが書いた「メモの魔力」というビジネス書が大ヒットしたことがありましたが、あれっていわば「個人の体験」に過ぎず、ビジネス的な要素が多く盛り込まれたものでした。

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メモの魔力はそれはそれで面白い内容だったものの、「メンタル」や「脳機能」とは別の話です。

今回はこの「メモ」が実は不安を和らげる効果があるほか、脳機能の向上に関しても効果があることがわかっているので、「本:メモの魔力」では描かれなかった、効果効能に関してお伝えしていこうと思います。

根拠

ではまずメモと不安との根拠に関して解説していくと。

これはミシガン州立大学が行った研究が元になっていて。

ミシガン州立大学では「不安症」に悩む学生を集め、2つのグループに別れてもらいます。

  1. 不安に思っていることを全て書き出す
  2. 前日に行ったことを書く

どちらにおいても「メモ」をするということに変わりはありませんが、前者のグループは「不安に思っていること」を書いたグループで、後者のグループはそのまま「前日に起こったこと」を書いてもらったグループでした。

その後、両者のグループに対して「脳機能」を図るテストを実施してもらい、その効果を測定して行った訳ですが、結果として「1:不安に思っていることを全て書き出す」としたグループの方が、脳機能の数値が向上していることが確認できました。

特に「ワーキングメモリー」とされる機能の向上が確認されていて。

このワーキングメモリーというのは、pcでいうところの「メモリ」や勉強でいうところの「机の広さ」を示すものとしてよく出てきます。

要はワーキングメモリーが向上すると、勉強する机の広さが広いとノートや教科書を広げながらパソコンで調べ物ができたりするように、脳の処理能力が高まるなどの効果が期待されている部位だったりします。

つまり、不安症の人が、その不安をノートに書き出したことによって、脳機能の向上に繋がった、ということなんですね。

なぜ不安を掻き出すと脳機能の向上につながるのか

ではなぜ不安を書き出すと脳機能の向上につながるのか。

これに関しては「脳への負担が減ったこと」が原因だとされています。

どういうことかというと、不安を抱いている状態というのは、脳へ大きな負担をかけます。

パソコンで言えば、ワードやエクセルを開きながら、動画編集ソフトを立ち上げて、YouTubeを見てる。

そんな状態でしょうか。

つまり何をするにしても「不安」が頭をよぎることによって、不安のことを考えてしまい、脳の処理が落ちて行ってしまう状態が引き起こるわけですね。

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上記記事でも詳しく解説していますが、基本的に「マルチタスク」と呼ばれる同時並行的に作業を行うと、幸福度や生産性が下がることがわかっています。

この「マルチタスク」な状態を常に行なって行ってしまっている、というのが「不安」を抱えた状態だということなんですね」。

しかし、「不安に思っていることを書き出す」としたグループは、ノートなどに殴り書きをし吐き出したことによって、不安に対して「客観性」を持つことができるようになりました。

その客観性を持つことができるようになったため、不安が軽くなり、ワーキングメモリーの低下を招いていた「不安」が軽減したことで、脳機能が向上した、ということが言えるわけですね。

「すごく悩んでいたけど、友達に話したら気が楽になった」

そんな経験あるかと思いますが、これは物事が解決していなくても話すことによって、客観性を持つことができたため、気持ちが楽になった典型例です。

メモも同様で、書き出し吐き出すことによって、楽になり、その結果脳機能の向上につながる、ということがミシガン州立大学での研究で明らかになった、ということなんですね。

つまり、不安を軽減する役割でも、脳機能の向上という役割においても「不安をメモして書く」というのは大きな効果を発揮する、ということにつながるわけです。

応用方法

ちなみに言うと、この不安を書き出すというのは「筆記開示」と呼ばれるテクニックで、心理療法などでも活用されていたりする方法です。

なので、ミシガン州立大学での研究にある通り、そのままの方法で十分筆記開示のテクニックが応用できます。

具体的には、研究での筆記時間を「8分間」として被験者にメモして行ってもらったので、8分間不安を思い出し書いてあげることで、十分効果が期待できるかと思います。

ここでポイントなのは、研究にある通り「前日に起こったこと」を書くのではなく、「何を不安に思っているのか」を書き出すこと。

そして、文法がどうこうだとか、漢字がどうこうだとかは考える必要はなく、とにかく「殴り書き」でも良いので書き出す、と言うのがポイントです。

そしてベストなタイミングとしては、当然「不安を抱えた時」に書いても良いですが、「集中したい時」なんかも十分効果が期待できます。

例えば、仕事中に集中したいけれど、なぜか集中できないシーンなんかで、少し時間をとってメモに殴り書きしてもいいですし。

不安に襲われた時に殴り書きしても良いでしょう。

不安に襲われた時or集中したい時

いづれかの場合で使うのが適切かと思います。

また少し疑問として「携帯のメモでも良いですか?」と言う疑問がありそうですが、ベストなのは「紙とペン」です。

もちろんスマホなどのメモアプリを使っても効果がないことはないでしょうが、やはり紙とペンを使った方が筆記開示のテクニックには効果的かと思います。

まとめ

少し長くなってしまったので最後にまとめておくと。

不安を和らげるメモの方法は筆記開示というテクニック。

筆記開示を行うことで、自らの不安に客観性が生まれるため、問題への対処が容易になる。

そのことにより脳(ワーキングメモリー)への負担が軽減するため、脳機能の向上につながる。

筆記開示としては8分間不安をただ書き出すという方法がベストで、集中したい時や不安を抱えていると思った時に活用すると良い。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。