自分勝手なエゴイストでいると引き起こる3つの恐ろしいこと。

今回はタイトルにある通り。

「自分勝手なエゴイスト」であることによって、あることが引き起こるといった面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

先に結論から伝えておくと、自分勝手で自分のことばかり考えている人は「創造性が低下する」ということが分かっていて。

裏を返すと「他人のことを考える」だけで、創造性が上がり、クリエイティビティになることが分かっています。

なので、「何かしらアイデアを出したい」だとか「創造性を高めたい」といった創作物への活動をするときは「他人のために何かできないか?」ということを考え、エゴイストな面をなくすことをお勧めします。

自分勝手なエゴイストは創造性が低下する

ではさっそく。

「自分勝手だと創造性が低下する」というその根拠から解説していくと。

これはニューヨーク大学が行った研究がもとになっていて。

この論文では、約450人の被験者を集めて、ある研究が行われました。

その研究というのは、2つのグループに分けて行われました。

  1. 感謝の手紙やボランティア活動など「他人のため」に活動しているシーンを想像したグループ
  2. ほしいものを買う、見たかった映画やドラマを見るなど「自分のため」に活動しているシーンを想像したグループ

これらに分かれ、創造性を図るテストを行いました。

見てもらうとわかる通り、ほしいものを買うやみたかった映画を見るというのは、「自分のため」であり、その一方で「誰かに感謝の手紙を書く」や「ボランティア活動」というのは「他人のため」に行う行為です。

そして面白いのは、両者のグループともに「想像した」に過ぎない点で、実際に自分のために買い物に出かけたり、他人のためにボランティア活動をしたわけじゃない、というところ。

あくまで「イメージ」だけの話、頭の想像にとどまっているわけです。

しかし結果は面白いもので、自分のために行動したと想像したグループよりも、他人のためにと想像したグループのほうが、創造性テストの結果は約20%も高いものとなり、「他人のためにと想像したグループのほうがクリエイティビティが高い」ということがニューヨーク大学の研究により明らかになった、ということなんですね。

「創造性」と聞くと、どこか特殊な仕事の人や一部のアーティストなどが必要な能力だと勘違いしますが、それは全く違って。

創造性が高い人のほうが年収が高い傾向にあるのは当然の話で、ビジネスや仕事においても「問題の解決方法を考える」というのは、創造性がなせる業なわけです。

言い換えれば「創造性が高い=問題解決能力が高い」と言い換えることが出来、あらゆる問題を乗り越えることが出来る人であれば、当然仕事が出来るため給料が高いというのも納得な話。

さらにこの仕事ができる人が「他人のために」と考えているわけですから、部下としては自分勝手で創造性が低く、問題を解決できない上司と、他人のためにと考えられ、創造性が高いために問題を次々解決していく上司。

このどちらについていきたいのかは明白です。

つまり、自分勝手なエゴイストというの創造性が他人のためにと考える人よりも低い傾向にあるため、仕事や給料、役職といった仕事関係にまで影響を及ぼすということが考えられるわけです。

なぜ他人のためにと考える人はクリエイティブ性が高いのか

では一体なぜ他人のためにと考える人は創造性やクリエイティブ性が高くなるのか。

これは他人のためにと考えることによって「モノを見る視点が広がった」ということが原因だとされています。

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そもそもアイデアというのは、上記記事でも解説していますが、「モノの見方」によって出てきたり、出てこなかったりします。

クイズ番組なんかで、答えられる問題はパッと答えられますが、わからない問題にぶち当たると頭を抱えてしまうと思います。

もし仮にそのクイズが記憶力にかかわるものなのら、考えたら出てくる、あるいは調べたら出てくるのかもしれませんが、「IQテスト」のようなものだとそうはいかない。

そして、実社会の問題も同様で、調べて出てくる問題はそう多くなく、実社会のおいての問題のほとんどは「調べてもわからないこと」だったりします。

それは実社会の問題とは答えがないからですね。

そうなったとき「IQテスト」のように、答えが出ないにもかかわらず同じように考えていても、回答が浮かぶわけはありません。

「別の視点」をもってして新たな発想や着眼点を見つけることで、IQテストというのは解けるように、答えのない実社会の問題も「別の視点」で物事を考えることが重要になってくる、ということ。

他人のためにと考えるのは、この「別の視点」を持つきっかけを与えてくれると考えられています。

そのため、募金やボランティア活動、相手に感謝の手紙を書く、という他人のためにと考えたグループのほうが、創造性が高くなった、と考えられるわけです。

家族や友人のためを思うと引き起こるメリット

では最後に。

このニューヨーク大学の研究をどうやって生かしていけばいいのか。

それを一緒に考えていこうと思いますが、やはりシンプルに重要なのは「相手のことを考える」という習慣を身に着けていくこと。

これが重要になってくると思います。

「他人」と聞くと見ず知らずの人に親切にするとイメージしてしまうかもしれませんし、見ず知らずの人を思ってもいられないぐらい忙しい、という人もいるでしょう。

その「他人」を家族や友人と考えれば、ハードルがぐっと低くなる。

今回のニューヨーク大学はあくまで「他人」でしたが、家族や友人といった親しい間柄の人たちのために行動することでも十分効果が期待出来ます。

さらにいえば「創造するだけ」でも十分なので、買い物に行ったときに「これおふくろに合うかな?」だとか「親父このお酒好きだったから買っていこうかなぁ」とイメージするだけでも十分です。

また上記でも「他人のために行動すること」と「年収」の関係に触れましたが、実際に他人のために親切にする人のほうが年収が高いことが分かっています。

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さらに言うと他人のために尽くすことで、幸せになれるということもわかっています。

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あと極めつけは「モチベーション」も上がることが、カリフォルニア大学の研究によって明らかになっています。

こう考えてみると、自分勝手でエゴイスト的な考え方や思想というのは、かなり損する傾向にあり、本当に自分のことを思うのであれば「他人のために活動したほうが自分にも得は大きい」と言えるわけですね。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

自分勝手なエゴイストでいると引き起こる3つの恐ろしいことというのは、

  1. 創造性
  2. 年収
  3. モチベーションや幸福度

これらに影響を及ぼしているため、なるべく「他人のために」と行動したほうが、いい影響を得ることが出来る。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。