今回はタイトルにある通り。
自分自身や自分の能力を認められないと引き起こる4つの恐怖について知ったので、それをシェアしておこうと思います。
まず結論から言うと、自分を受け入れられず、認められない時に襲ってくる4つの恐怖というのが、
- 年収が低い
- 未来へ悲観的
- 昇進率が低い
- 集中力が低い
この4つ。
一見すると、「自分自身や自分の能力を受け入れられない」からこそ、至極当たり前のように感じますが、これは心理学的に「インポスターシンドローム」と呼ばれるもので。
このインポスターシンドロームというのは、往々にして「能力が低い」から、このインポスターシンドロームになってしまうのではなく。
「本来は能力が高い人」ほど、このインポスターシンドロームになりがちだという研究さえあります。
参考記事:「この記事は「無能な自分が嫌い」だと感じている人には必ず見て欲しい。」
要するに、本当は能力が高く、自分自身を受け入れ認めてあげてもいいはずなのに、そういう人ほど「自分は無能だ」と感じてしまう人が多い傾向にあるということ。
そんな人は、自分を低く見積もっただけではなく、
- 年収が低い
- 未来へ悲観的
- 昇進率が低い
- 集中力が低い
これら4つの恐怖が襲ってくるよっていう、話が今回の話です。
だからこそ、まずはこの根拠となる論文を紹介した後、「インポスターシンドロームを直していく方法」を解説していこうと思います。
根拠
まずは根拠から。
自分自身を受け入れられないor認められない人が、
- 年収が低い
- 未来へ悲観的
- 昇進率が低い
- 集中力が低い
こういった4つの現象を引き起こしがちだということを証明してくれたのは、オーストリアにあるザルツブルグ大学が2016年に行なった研究が元になっています。
(※参考文献)
この論文では、大学を卒業し社会人となった238人を対象に、あらゆる調査を行なっていきます。
その調査というのが、
- 現在の仕事に対する満足度
- 仕事におけるフレキシビルさ
- 人生の成功とはなんだと感じているか
- 今の仕事に対する理解度はどれぐらいあるか
- 現在の仕事における評価は妥当か
- 仕事に対して過大評価をされていると思うか
- 仕事に対してプレッシャーを感じるか
こういったことを238人の被験者に調査して、「インポスターシンドロームの傾向にあるかどうか」を調査していき、その後年収やその人の特徴に関して調べていきました。
そこでわかったのは、インポスターシンドロームの傾向にある人ほど、年収が低く、ミンライに対して悲観的な傾向にあることがわかり。
その上で、昇進率も悪く、集中力が低いことが、判明しました。
つまりこういうこと。
自分自身や自分自身の能力を過小評価している人ほど、
- 年収が低い
- 未来へ悲観的
- 昇進率が低い
- 集中力が低い
この4つの特徴を持っている可能性が高く、それは「自分の本当の能力」ではないところでの評価になってしまっているケースがあるということ。
本当は能力がもっとあるはずなのに、自分自身が「過小評価」していることによって、自身が持てず、積極性などが失われていったため、4つの特徴を兼ね備えてしまったということが考えられるわけです。
そして上記でも伝えた通り。
往々にして「本当に能力がない人」が、「自分は能力が低い」と見積もるのではなく、能力ある人が「自分を認められない」ということが往往にしてあるので、「実力以下の評価」しか得られなていないことが起こり得るということ。
さらに、ある研究では、このインポスターシンドロームを体感したことがあるとした人は、およそ「70%」もいたそうで、ほとんどの人が「自分の実力以下の評価」を自分にしてしまっている傾向にあるわけです。
もちろん「過大評価」だったり、できもしないのに「俺はできる」っていうような、意味のない自己暗示なんて、必要ないですが、「力があるのに、ないと思い込んでしまう」というのは、意味のない行為。
これがインポスターシンドロームの怖いところで、「客観的に自分を判断し、認めてあげること」が重要になってくるわけです。
改善方法
では実際にどうやってインポスターシンドロームを改善していき、自分自身の本当の評価を認めてあげられるようになるのか。
これは上記記事「この記事は「無能な自分が嫌い」だと感じている人には必ず見て欲しい。」でも伝えているので、一読してみてほしいのですが、ポイントは2つ。
完璧主義を捨てることと、セルフコンパッションす。
この2つだとされています。
順々に解説していくと。
このインポスターシンオロームになりがちな人は、「完璧主義者」である傾向が高いとされています。
完璧主義だからこそ、例えばテストで「99点」とれたとしても、「100点以下は0点だ」と捉えてしまい、自分を認めることができなくなっていく。
だからこそ、まずはこの完璧主義を捨てていくことが、インポスターシンドロームを脱却し、自分を認めることができるようになる第一歩だとされています。
その上で「どうやったら完璧主義を捨てられるか?」という部分ですが、それが先ほど出した「セルフコンパッション」
これは「ありのままの自分を受け入れる」という意味で、今の素直な自分能力を認めることが、セルフコンパッションを高めることだとされています。
ではどうしたら「セルフコンパッションを高めることができるのか」
これは心構えでさえ大きく変わるとされていますが「心理学では無理にポジティブになろうとしては絶対にいけない理由。」
この記事にて、その方法を解説していますので、参考にしてみてください。
実際に試してみた結果
んでね。
僕自身も診断してもらったわけじゃないから分からないんですが、よく言われました。
「そんなに謙遜しなくてもいい。むしろ謙遜しすぎはダメだ」
こうやってお世話になった人から、言われたことが何度かありました。
自分にとってはそこまで大したことじゃないのに、人にとってはとても真似のできないことだと。
自分にとって当たり前のことだからこそ、普通だと思っているわけですが、これはもしかするとインポスターシンドロームの可能性だってあるわけです。
行動したことをフィードバックする
この時にすごく難しいなって思ったのは、謙遜とインポスターシンドロームの境目がすごく難しくて。
自信と傲慢のように、かなり密接な関係であることを感じたんですよね。
そこで僕がやったのは、自分自身の中だけで「行動したことをフィードバックする」と言うこと。
というのも、実績や成績というものを相手に言ったりひけらかしたりするから自慢になる。
でもそれって相手に言わなければいい話で、自分の中では大切な思い出かもしれないし、成功かもしれない。
自分に嘘をつく必要はないので、実績や結果と言うのは自分のために言う、相手にはなるべく必要がなければ言わないし、ひけらかさかい。
それだけで、かなり自己肯定感に繋がったなって感じました。
完璧主義はウイルスと同じ
そしてもう一つ注意しなければいけないなって思ったのは、やはり完璧主義。
というのもインポスターシンドロームにおいて、完璧主義を捨てることや受け入れるセルフコンパッションが大切であることは十分に知ってるつもりでした。
ただ、時間が経ってしまったり、案件が変わるとすぐに完璧主義になってしまう。
まさにこれは風邪とかのウイルスと同じで、一回かかったらもう2度とかからないものじゃなく、常に気をつけて予防しなくちゃいけないものなんだって自覚しましたね。
僕の場合、完璧主義になりかけているなって思ったら、とにかくセルフコンパッションを高めるために瞑想をして、散歩を図りメンタル面の安定をとります。
その上で、途中でも良いので、表に出してみる。回数をこなす。
そうしていく中で「現時点で完璧である必要はない」と言い聞かせてやっています。
いつでも完璧主義になり得る可能性はあるので、注意していこうと思いますね。
まとめ
つまりまとめると。
自分や自分の能力を認めてあげれないと、
- 年収が低い
- 未来へ悲観的
- 昇進率が低い
- 集中力が低い
この4つのマイナスな出来事が襲ってくる傾向にある。
その理由は「インポスターシンドローム」という現象。
その現象を改善していくために、
- 完璧主義をやめて、セルフコンパッションを高めていく
ということが重要になってくる。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。