今回はタイトルにある通り。
子供のある特徴を見ると、その子が成功しやすいポイントっていうのがあることを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
一応タイトルでは「子供の○○」ということでぼやかしてしまいましたが、結論から言ってしまうと、
- よくしゃべる
- 我慢強い
- 適応力
この3つを持った子供というのは、将来成功しやすい傾向があることが分かっています。
144人の幼稚園児を40年後に再調査した結果
具体的にどういうことかを解説していくと同時に、その根拠をお伝えしていくと。
これはカリフォルニア大学が2010年に行った研究がもとになっていて。
この研究では、「子供時代の影響を、大人になってどこまで受けるのか?」ということを調べるために研究が行われました。
実際に144人の被験者を集め、幼稚園の年代であるその子供たち全員にパーソナリティチェックを行っていきます。
このパーソナリティチェックというのは、要するに行動傾向であったり、正確であったりを調べることを指します。
ですから、「活発な子供」だとか、「おとなしい子供」だとか。
そういったことを性格や行動とともに調査をしていきました。
そのあと、40年後に再度調査を行い、「子供のころの特徴」が大人になった今、どれぐらい変わっているのか?ということを調べていきました。
(40年後に再度調査するって普通に考えてヤバイわw)
そこで判明したのは、「大方子供の時のパーソナリティが大人になっても影響を及ぼしている」ということでした。
簡単に言えば、「大人になってもそこまで変わっていない」ということで、子供時代の性格は大人になった今でも面影を残していた、ということだったんですね。
成功しやすい子供の特徴
より具体的に見ていくと。
まず幼稚園の頃に「おしゃべり」だった子供というのは、面白い研究が出ていて。
「大人になってから、知性が高い傾向にある」ということが判明しました。
これは様々な理由が考えられていますが、おそらく言語と脳機能とが密接な関係にあることが、影響しているものだと考えられます。
だから、「よくしゃべる子供」というのは、やっかむことなく。
また注意することもなく「頭がよくなる」と思えると、どこかほっとする親も多いんじゃないかな。
次に、子供の時に我慢強かった子供は、大人になっても衝動的な行動をする傾向が少なく。
逆に、子供の時に衝動的だった子供は、大人になってからも衝動的である傾向が高いことが判明しています。
要するに、よくケンカしていた子供や友達を泣かせてしまうような子供は、大人になってもその傾向を引き継ぎやすい、ということ。
そして次に。
子供のころに適応力が高い子供というのは、大人になってからの知的好奇心のレベルが高い傾向にあることが分かりました。
適応力が高いというのは、引っ越しをした先ですぐに友達ができたり。
旅行などで別の土地に行った際に、すぐに慣れ親しんだり。
そういった事柄を適応力が高い、という風に考えてもらってよくて。
適応力とは、この知的好奇心がもとになっているため、子供のころに適応力が高いと知的好奇心が高いことに結びついているわけです。
ちなみに言っておくと。
知的好奇心が高い人ほど、成功しやすい傾向にある、ということが分かっているため、これは皆が想像するよりも、大人になってからもはるかに必要な能力の1つだとされています。
そして最後に。
子供のころに謙虚性が高い子供は、大人になってからも謙虚である割合が高いことが分かっています。
これは少し意外でしたが、謙虚なことはいいことですが、それだけではなく「謙虚すぎる」ことによって自分に自信がない傾向であったり、自分自身の能力を低く見積もる傾向にあることが分かっています。
だから、子供の時に「この子は大人っぽいなぁ」っていう謙虚さを見せた場合は、もうちょっと子供らしくあったほうが、大人になってから有利である可能性が高い、ってことなんですよね。
要点をまとめると、子供はおしゃべりであるほうがよく、ときには我慢が出来、さらに環境が変わっても適応できる力を持っているといい。ということが言えるわけです。
どういった教育を子供にしてあげたほうがいいのか
じゃあ最後に。
どうやったら自分の子供に「おしゃべりであり、ときには我慢が出来、さらに環境が変わっても適応できる力を持たせることができるのか」という部分ですが、基本的には親が子供に与えられる影響はあまりないといわれています。
子供の成長はおおよそが「遺伝子」とされていて、親が「自分の子供におしゃべりになってほしい」と願っても、それは子供が決めることであり、親が干渉できるのは少ししかありません。
まずそこをわきまえてもらったうえで、できることを探していくと。
手軽にできるのは「家事」ですね。
子供に家事をさせることはかなり将来にとって有益であることが分かっています。
詳しくはこの記事で解説しているので、気になった方は参考にしてもらいたいんですが、「おしゃべり」の根幹である「コミュニケーション能力」を家事をすることによって鍛えられることが分かっています。
ですから、意外に馬鹿にできないのが「家事の手伝い」を子供にさせること。
これはかなり有益だと思いますね。
またこれの逆で。
教育熱心な子供ほど「早期教育」をさせるために、特別な塾や私学に行かせたりする親もいますが、残念ながら早期教育にはあまり効果はないとされています。
厳密にいえば、効果はあることにはありますが、小学生に上がるころにはほとんどのことを覚えていないため、身になることはない、というのが早期教育の現状です。
それよりも上記の記事で書いていますが、「早めのコミュニケーションを行う」ことのほうが、子供のIQにはいい影響があるとされているので、多くのコミュニケーションをなるべく早く取らせてあげる環境に身を置かせるのが、いい教育であり、やるべきことだと思いますね。
この記事でも書いていますが、要するに学生時代にはアルバイトなど「社会」に出させることで、子供に勝手に学んでもらうことが重要であり、子供は大切なことは外で吸収してきます。
親ができるのは、外で学ばせるための「環境」を作ることが意外に干渉できる割合は少ないので、本当に効果のある教育に力を注いだほうがいいと思いますね。
実際に役立ったこと
僕自身、子供の教育をした訳じゃ無いので、教育だとか知育に関して実体験ベースの知識は無いんですよね。
だから、親として役に立つ情報は伝えられない。
ただ、僕自身はおしゃべりな子供だったし、一応今でも我慢強いと言われます。
この自分の幼少期に関してだったら、言えるし、少しでも役に立つ人がいるんじゃ無いかなって思うので、それぞれ役に立った方法を伝えておくと。
習い事で我慢強くさせる
やっぱり僕自身の経験で欠かせないのは、習い事としてやっていたサッカーでした。
このサッカーで僕自身は我慢強さをすごく学べたんじゃ無いかなって思っています。
当然サッカーはかなり激しいスポーツで、基本ずっと走ってる。
当たり前だけど、疲れたら走りたく無いし、休みたい。
試合は楽しいから走るけど、練習におけるランニングは地獄でしかなかった。
っでもやっぱり上手くなりたいし、走らないと監督に怒られるから我慢してでもランニングしていたりしました。
こうして振り返るとやっぱり今僕にある我慢強さと、幼少期の習い事っていうのは無関係では無いと思いますし、本当にやっててよかったなって感じることの一つですね。
家族団欒を作って欲しかった
そしてもう一つのおしゃべりという部分ですが、実は小さい頃はしゃべるのが苦手でした。
これは大人になってから営業マンを経験していくなかでコミュニケーションを学んでいったことで、ある程度喋れるようになっていったんですね。
で。
なんで小さい頃に喋るのが苦手だったのか振り返ってみると、極端に家族とのコミュニケーションが少なかったことが僕としては原因なんじゃないかなって思うんですね。
と言うのも、僕の親は両親が共働きで。
帰ってくるのも、遅いと22時を回る時だってありました。
とすると、上記記事で触れたように家事を手伝ったりしてコミュニケーションを取ることも無ければ、ご飯を食べてすぐに寝るということで、学校であった出来事なんて言うのも話すタイミングが無かったんですね。
家族とコミュニケーションを取れないと言うのも大きなポイントでしたが、こうした触れ合いが子供にとっての自身を身につけると感じるんですよね。
愛されてると言うのが、子供のアイデンティティを育み、それが友人たちへのコミュニケーションにもつながる。
そう考えると、なるべく家族団欒の時間を作り、子供と話し、アイデンティティを育んで行ってあげて欲しいなって感じますね。
まとめ
ちょっと長くなってしまったので、まとめておくと。
将来成功しやすい子供の特徴は
- おしゃべり
- 我慢強い
- 適応力が高い
この3つがポイント。
逆に謙虚すぎる子供は、将来大人になったときに自信がない状態や過小評価する傾向にあるため、謙虚すぎる子供はもう少し子供っぽくなったほうがいい。
さらに親にできる教育というのは、「環境」を用意してあげることが重要で。
家事や早めに友達を作らせてあげる環境などを用意することが重要。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。