【レビュー】世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事を解説まとめ!

今回はタイトルにある通り。

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読んだので、その解説と感想を合わせて書いていこうと思います。

結論から言ってしまえば、「世界一シンプルで究極の食事」というのは、食べたほうがいい食材と食べてはいけない食材に分かれていて。

  1. 黒い炭水化物
  2. 野菜
  3. フルーツ
  4. オリーブオイル
  5. ナッツ類

これらは科学的に証明された「食べたほうがいい食材」たち。

対して。

  1. 赤い肉、加工肉
  2. 白い炭水化物
  3. バターなどの飽和脂肪酸

これらは「あまり食べてはいけない食材」たち

この世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事では、これらが結論として「食材」の中で紹介されています。

あらすじ

結論部分を知ったうえで、続いてこの本の「本題」について触れていこうと思います。

そもそもこの本のあらすじというのは、著者の方が「医学」に精通している人で、かなりポイントを絞った極めて信ぴょう性が高いエビデンスをもとに、解説していて。

その科学的な論文をもとに、「究極の食事」を解説していくのが、本書のあらすじ。

そして導かれた給食の食事というのが、冒頭に伝えた通り、

食べたほうがいい食材

  • 黒い炭水化物
  • 野菜
  • フルーツ
  • オリーブオイル
  • ナッツ類

食べないほうがいい食材

  • 赤い肉、加工肉
  • 白い炭水化物
  • バターなどの飽和脂肪酸

これらを挙げているわけです。

んでね。

この本の面白いところは、なんといっても「科学的な根拠」であって。

本書には、様々な科学的な根拠を提示してくれています。

そのうえで、「根拠の質」に関してかなり注意深く、そして関心を寄せているのが本書のいいところ。

科学誌なんかに論文が掲載されたり、論文が出ていたらすべてが真実だって感じ取る人もいるわけですが、前提やサンプル数、はたまた採取データによっては、まったく結果が異なってきてしまう。

だからこそ、複数の研究結果から、同様の結果になったものや、複数論文が上がっているもの。

こういったことがエビデンスとしてふさわしいと、著者の方は語っていて。

さすがは「医者だな」といったところですが、一言でいえば「エビデンスの鬼」

こういったこともあって、本当に本のタイトルにある通り、嘘偽りのない「科学的に証明された究極の食事」だといえるわけです。

食べたほうがいい食材

では続いて。

「世界一シンプル」と謡っている通り、この本では大きなメインテーマとして「食べたほうがいい=健康的な食材」と「食べないほうがいい=体に害のある食材」の2つがメインテーマになっていて。

食べたほうがいい食材と食べないほうがいい食材を解説しているのがこの本です。

ですから、イエスかノーかのどちらかなので、極めてシンプルな構成で分かりやすい。

そのうちの「食べたほうがいい食材」についてですが、改めて説明しておくと、

  • 茶色い炭水化物
  • 野菜
  • フルーツ
  • オリーブオイル
  • ナッツ類

これらの食材は健康的で、体によく、食べたほうがいい食材だとあげられています。

これって実は、僕自身も以前論文を見ているときに、ほとんど同じ食材が挙げられていて。

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この記事なんかで紹介していますが、ほとんど同じ食材が挙げられています。

やっぱり科学界に精通していて、健康を最先端で追っている人にとっては当たり前の出来事なんでしょう。

具体的な研究なんかは、ぜひ本書を読んでほしいのですが、ピンポイントで「茶色い炭水化物」に絞って解説をしていくと。

そば、玄米、全粒粉パン

茶色い炭水化物とは?ということですが、具体的にはこれらの食材が挙げられます。

多くの人は「炭水化物=悪」だと感じていて、「太るから糖質を抜く」という風なダイエット方法があったりしますが、炭水化物というのは、それ自体が悪だということではありません。

炭水化物というのは、本来大きく分けると「体に良くない糖質」と「体にいい食物繊維」

この2つに分類されるそうで。

食物繊維を多く含んだのが、「そば」や「玄米」などの茶色い炭水化物です。

一方で食物繊維をすべて抜き、糖質だけを抽出したのが「砂糖」。

こう聞くと「砂糖」をそのまま食べているのは、あからさまに健康的に悪い気がしてきます。

このように炭水化物を一つにとっても、体にいい悪いがあり、茶色い炭水化物というのは食物繊維が豊富に入っているので、健康に良くダイエットにも効果的だと、この本では語られます。

さらには糖尿病や心筋梗塞などを予防してくれたり、便秘改善を促してくれる効果も期待されています。

食べてはいけない食材

続いて。

食べてはいけない食材として、挙げられていたのは、

  • 赤い肉、加工肉
  • 白い炭水化物
  • バターなどの飽和脂肪酸

これらの食材でした。

先ほど解説したので、「白い炭水化物」を解説しておくと。

白い炭水化物とは、代表的なのが白米やパスタ、うどんなどの炭水化物。

白米を例に挙げると、玄米などの炭水化物とは違い精米する過程で、ビタミンや食物繊維が失われ、多くの糖質を食べていることに直結します。

そうすることによって、糖尿病などのリスクにも見舞われるため、「白い炭水化物と茶色い炭水化物」とで、2分されているわけです。

本書では、白い炭水化物は砂糖を食っているものだ、という表現が出てきたりします。

赤い肉、加工肉

そして。

食べてはいけない食材として紹介される赤い肉、加工肉を解説していくと。

いわゆる赤い肉や加工肉というのは、牛や豚、ハムやソーセージといったお肉のことを指します。

これらは健康的なリスクが大きくある、ということで、なるべく食べないor量を減らすことを推奨しています。

というのも、世界保健機構whoのがん研究の専門チームが研究したところ。

加工肉や赤い肉には、発がん性のリスクを高めることと相関性があることを発表しました。

また、赤い肉には代表がんや脳卒中、心筋梗塞の原因になることが言われています。

だからこそ、なるべく「魚や鶏肉」を食べることを推奨していて。

豚や牛肉などはなるべく頻度を減らすことを意識することをこの本で入っているんですね。

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この記事でも書いていますが、やっぱり別のところからも「加工肉の危険性」なんかが言われているので、方々から通説化している話なんでしょう。

感想レビュー

とまあここまでこの世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事を解説していきました。

この本が「世界一シンプル」と謡っているのに、レビューであるこの記事がごちゃごちゃになっちゃいけないと思ったので、「食べたほうがいいもの」と「食べてはいけないもの」の2つをかいつまんで解説してきました。

本書では、もっと深くまで切り込んで、さらにエビデンスをかなり盛り込んだうえで解説しているので、結構面白いです。

また、成分信仰の闇を訴えている点も面白くて。

というのも、今までは「成分」を取れれば、その食材を取らなくてもいいという「成分信仰」の側面が蔓延していました。

ビタミンや鉄分といった成分が体にいいから、それらを「サプリメント」でとれればいい、といったように。

ただこの成分信仰は誤った考えであることも指摘していて。

その中での例えとしてニンジンなどに含まれる「ベータカロチン」。

ベータカロテンとも言いますが、この成分は体にいいとされていました。

もし仮にベータカロチンが体にいいのであれば、サプリメントなどでピンポイントに摂取すればいいわけですが、実はベータカロチンのみを摂取してもほとんど効果はなく。

逆に、体には悪く脳出血やがんのリスクが高まるという研究もあったりします。

つまりベータカロチンが体にいいのは、ニンジンなどの緑黄色野菜を含め摂取しているからであって、「成分」事態に効果はないことを指摘しています。

だから、成分ではなく「食品」にポイントを充てることが重要で、食べたほうがいい食品も「成分」だけじゃなく、「食材」にポイントが当たっているのが、本書の特徴だったりします。

僕自身もさほど健康に気を付けていたり、そのために食事を気遣ったりすることがほとんどありませんでしたが、近年「減量」をしていて。

体脂肪を落とすことをきっかけに、かなり食事や栄養に関して考えるようになりました。

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そしてこの記事でも紹介していますが、知れば知るほど「脳」と「食事」に関しての関係性を知ることになって。

「生産性」を高めるためには、脳機能を上げるほかなく。

その脳機能を上げるために「食事」や「栄養」は欠かせないことを知ります。

このことをきっかけに食事や栄養に関して、かなり気を配るようになり、野菜や魚を頻繁に食べるようになりました。

正直「脳機能が向上した」っていうのは、日常生活において数値化することはできないので、実感する機会は少ないですが、食生活を変えて一番実感したのは「下痢がなくなった」ということ。

これは筋トレしている人なら経験があることかと思いますが、筋トレでは大量のたんぱく質を必要とします。

当然食事だけでは補えないので、プロテインを頼ることになりますが、プロテインを飲むとおなかを下す体質なんですね。

ただ、プロテインを飲みながらでも、野菜などの食物繊維を400g以上取るようにした結果、おなかを壊すことがほとんどなくなりました。

正直な話。

がんだとか、脳卒中だとか。

そういった病気を自分事のように考えるのは結構難しい。

そのために「健康的な食事を」といわれても、なかなか実践する気にはならない。

だけどもっと身近なところで、「仕事の生産性」だったり、「脳機能」だったり。

はたまた、「おなかを下さない」ということにおいても、重要な知識であり、役に立つ知識で。

さらには後々の「健康」をサポートしてくれるのが食事なので、「体にいい食べ物」や「食べたほうがいい食材」なんかは知っておいて損がないと思いますね。

長く、役に立ってくれる知識が「食べ物と健康」というジャンルだと思います。

そういう意味でこの本はかなり参考になる本でしたね。

ぜひ参考にどうぞ。