今回はタイトルにある通り。
「集中力がない人」でも、集中力を高めるための効果的で面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
その方法っていうのが、タイトルにもある通りで「ランニング」をすることによって、集中力が35%も上がることが判明しています。
またこのランニングですが、長時間やる必要はなく、たったの5分程度でも効果があることがわかっているので、集中力がない人ほどオススメな方法。
ぜひ試してみてください。
根拠
まずは根拠から。
これはサンパウロカトリック大学が出した2015年の論文が元になっていて。
(※参考文献)
この論文では10歳〜16歳の被験者56人を集め、4つのグループに分けました。
一般的な研究においては、被験者の数が少ない感じがしますが、この半数は集中力が圧倒的に欠けているとされているADHDと判断された子供達が占めていて。
若干被験者数が少ないので、データのサンプルに見張る部分はあるものの、かなり「集中力が欠如している人」が集まっているので、面白い部分もある研究になっています。
そして4つのグループというのが、
- ADHD症状があり、5分間ランニングをしてもらった後にゲームをするグループ
- ADHD症状がなく、5分間ランニングをしてもらった後にゲームをするグループ
- ADHD症状があり、ゲームをしてもらったグループ
- ADHD症状がなく、ゲームをしてもらったグループ
この4つのグループに分けていきました。
違いとしては、ADHDいわゆる「集中力がない子達」と、ランニングの有無。
この違いと効果を知るために、4つのグループに分けて、ゲームのスコアを確認していきました。
その結果わかったのは、ADHD症状がある被験者は、「ランニング」を5分間しなかった子達に比べ、集中力=ゲームのスコアが35%も高まっていることがわかりました。
要するに、ADHDと診断され集中力がない被験者は、ランニングをした方が集中力がより高まる、ということがこの研究で判明したということ。
当然、ADHDと診断されていない被験者もランニングありとなしのグループでは、「ランニングあり」のグループの方が、スコアは高かったものの、その差は2.5%という形に終わりました。
なので、集中力が低い人ほどランニング=運動の効果は高く、集中力を高めたいその前に運動をしておくことによって、集中力を高めることができる、ということがこの研究により判明したことでした。
当然、これは10歳から16歳の年齢の子供たちを対象としているので、この集中力アップの数値が大人に完璧に適応するかはわかりませんが、その効果は期待できると言っても過言ではないでしょう。
応用方法
この研究のほかにも、運動や筋トレといった体を動かすことへのメリットは、いろいろな文献や論文によって明らかになっていて。
何も「集中力を高める」だけにフォーカスした効果ではありません。
この記事にもある通り、頭を良くするということにも効果があることがわかっていますし。
「朝に20分だけ運動すると得られる効果がエゲツない件について。」
この記事にもある通り、やる気やモチベーションの源になるアドレナリンやドーパミンが自然と放出されやる気やモチベーションアップにもつながりますし。
さらにはBDNFと呼ばれる脳が成長するために欠かせない物質も分泌されるので、どんどん頭がよくなり、学習効率も高まる。
上記記事で詳しく解説していますが、もっと言えば、遺伝子の働きさえも変えるのが運動だというような研究もあったりします。
その結果「売上げ130億ドル企業の超優秀なCEOの驚きの時間の使い方がやべぇ。」
この記事でも紹介している通り、1兆円規模の売り上げを誇る大企業の社長でも、どれだけ忙してくても1時間弱の時間を「運動やトレーニング」に費やしていることもわかっています。
ですから、筋トレやランニングを筆頭とした運動をすることは、ただ単に集中力を高めるだけではなく、やる気やモチベーション、頭の良さや回転、さらには健康や遺伝子などにもいい影響を与えるのが運動だということで、一石二鳥どころの騒ぎじゃないのが「運動」なんですね。
「10日間運動不足が続くと精神的に悪影響を及ぼすことが判明。」
一方で運動をしなければ、どうなるかってことをこの記事でも伝えていますが、精神的に悪影響を及ぼすこともわかっていますし、ある研究者は「運動をしないというのは、鬱になる薬を自らで投与しているのと同じこと」という風にいう研究者もいたりします。
それぐらい運動をすることと、しないことに関する影響は大きいってことで、集中力を高める以外にも、人生のおいて多大なる影響をもたらすのが運動ってことですね。
まとめ
つまりまとめると。
集中力を高めたい場合は、事前に運動をすると集中力が高まる。
そのほかにも多大なる影響が運動にはある。
だからこそ、体を動かす、ジムに行くなどの運動を「習慣化」することが、脳にも体にもいい影響をもたらす。
まとめるとこんな感じ。
ぜひ運動が日常の生活からごっそり抜け落ちていってしまっている方は、生活習慣を見直してみてください。