今回はタイトルにある通り。
「優秀なビジネスマンに共通していたこと」として面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
先に結論から伝えておくと、
- 同定
- バイアス
- 調査
- 推論
- 欲求
- 好奇心
この6つが優秀なビジネスマンに共通していたことだということが分かっています。
それぞれくわしく解説していこうと思います。
優秀なビジネスマンに共通していたこと
ではさっそく。
- 同定
- バイアス
- 調査
- 推論
- 欲求
- 好奇心
この6つのスキルがなぜ優秀なビジネスマンに共通していたのか。
その根拠から解説していくと。
これは2018年にラスムーセン大学が行った研究がもとになっていて。
優れた「クリティカルシンキングの持ち主」を対象にして調査を行い、「クリティカルシンキングが得意な人の共通点」を見つけていきました。
クリティカルシンキングというのは、いわゆる「批判思考」と呼ばれるもので、「様々な視点や角度から物事をとらえられる人」のことを指したりします。
上記記事で詳しく解説していますが、クリティカルシンキング力が高いと、トラブルに会いづらくなったり、トラブルをうまく回避することが出来るということをカリフォルニア大学が報告していた。
はたまた、「悩む力」という本の中では「今アメリカの就活生に対してかなり重要視している能力」として紹介されています。
さらに言えば、クリティカルシンキングと年収に関しての相関性が報告されたりと、かなり重要なスキルなのがこのクリティカルシンキングということ。
そして、優秀なビジネスマンには、すべからくこのクリティカルシンキングが備わっているわけです。
話を戻して。
今回のラスムーセン大学の研究では、優れたクリティカルシンキングの持ち主の共通点を見つけていったわけですが、それが冒頭に上げた
- 同定
- バイアス
- 調査
- 推論
- 欲求
- 好奇心
この6つを自然と行っている、ということが見えてきたわけでした。
習慣にしたい6つのスキル
言葉や単語だけを見てもさほど意味が分からないと思うので、1つずつ解説していくと。
同定
まず一つ目の同定に関してですが、これは「今抱えている問題は何か」ということをはっきりさせる、という意味になります。
これって当たり前のようですが、結構できていないケースも多い。
何が問題で、どこに躓いているから、何をすれば前に進めるのか。
このために「問題」を改めて認識する必要がある、ということですね。
それが1つ目の「同定」の意味になります。
バイアス
2つ目の「バイアス」。
これは「自分は今思い込みに飲み込まれていないか?」ということを確認する作業になります。
僕自身も経験がありますが、人は本当にバイアスにかかりやすい生き物で、最も厄介なのは「思い込みにハマっている」ということを自分ではなかなか気づけないという点。
この思い込みを常に「自分は何かバイアスにとらわれていないか?」ということをチェックするのが優秀なビジネスマンに共通していたことでした。
調査
その次の「調査」。
これは言葉の意味そのままですが、優秀なビジネスマンは思い込みにとらわれず、きちんとしたデータでもって検証します。
そのためのデータを集める「調査」を欠かしません。
調査をしなければ、データは集まらず、データが集まらなければ正確な判断ができない。
そのためきちんと調査をする、というのが優秀なビジネスマンに共通していたことでした。
推論
推論は、今ある情報のなかで、どういった選択肢が取れるか?ということを考察する力のこと。
これも優れたビジネスマンに共通していたことでした。
欲求
次の欲求ですが、これは少しそのままの意味とは違い、「欲求の罠にはまっていないか」ということを確認することを指しています。
手段が目的化していないか、ということを確認することと言い換えるとビジネス的ですが、まさにこのことで。
「何を達成したいのか」を明確にし、手段と目的を分けること、その欲求を確認するのが優秀なビジネスマンに共通していたことでした。
好奇心
そして最後が好奇心。
これはそのままの意味ですが、クリティカルシンキングの持ち主に共通していたことは「興味関心が強い」ということでした。
この好奇心というのはかなり強い力のことで、好奇心が行動力や恐怖心をなくしてくれる、ということをレディング大学が報告していたりします。
はたまた好奇心と年収との間に相関性があると報告されているケースもあったりするので、優秀なビジネスマンとして共通していたことなんでしょう。
まとめ
少し長くなったので、最後にまとめておくと。
優秀なビジネスマンに共通していた6つのスキルは、
- 同定
- バイアス
- 調査
- 推論
- 欲求
- 好奇心
この6つ。
言い換えると
- 問題は何かを把握する
- 思い込みにとらわれていないか確認する
- きちんとデータを集めて、根拠に基づいて考える
- 今あるデータの中で、様々な選択肢を考える
- 手段が目的化していないか、改めて確認する
- 好奇心を持って取り組む
こう言い換えることが出来ると思います。
そして優秀なビジネスマンに多く備わっているこのクリティカルシンキングというのは、後天的に鍛えることが可能です。
知能を示すIQなんかは生まれつきの影響が強く、後天的に鍛えることはかなり難しいとされていますが、このクリティカルシンキングというのは後天的に鍛えることが出来るとされています。
なので、上記の6つのフィルターを通して物事やビジネスにおいて考えて「批判的思考」を養ってもらえるといいんじゃないかなと思います。
ぜひ参考にどうぞ。