決断力をつけるために必要なある行動とは。

今回はタイトルにある通り。

「決断力」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

まず先に結論から伝えておくと、決断力を高めたり、決断力を付けるために重要なことは「あえて何もしない時間を確保する」ということで、この何もしない時間を確保することで決断力が高まることが分かっています。

なので今回はそんな決断力を付けるために重要な「何もしない」ということに関して解説していこうと思います。

何もしないとはどういうことか。

では早速。

まず一つ目の疑問として感じるのは「何もしないことで決断力が高まるわけがない」ということだと思います。

この何もしないということについて詳しく見ていくと。

実は何もしない時間を作るorあえて全く違うことに取り組むといった時間を作ることによって、アイデアがわきやすいということが分かっています。

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上記記事でも詳しく解説していますが、大学のキャンパス内でビジネスを行うというシーンを考察してもらった学生は「時間を置く」という行為をした結果、いいアイデアが出やすいことが分かっています。

また「全く関係のない別の行動」としてシャワーを浴びているときが、一番アイデアが出やすく、科学者や発明家などが発送する瞬間はシャワー中が最も多かった、ということも、研究で判明しています。

つまり、「何もしない時間を作る」っていうのは、まったく無駄な時間ではなく、むしろプラスに働くということが言えるわけですね。

それは脳の中でバラバラだった情報が、時間を置いたり、まったく関係のない行動をすることによって整理され、整理されたことによって情報と情報が結び付き、新たな視点が見いだされる、ということが引きおこるためです。

この現象のことを心理学用語で「無意識思考効果」という風に言われていて、科学的に証明された現象なんですね。

そして。

この無意識思考効果が「決断力にも影響しているのではないか?」と考えたのが、今回紹介する研究だということなんですね。

無意識思考効果は決断力にも影響する

では次に。

無意識思考効果と決断力の関係に関する研究を紹介しておくと。

これは2010年に発表された論文がもとになっていて。

(※参考文献

2010年にラドバウド大学が被験者を集めてある研究を行いました。

その研究というのが、被験者にまずプロフィール写真を見てもらい、「どの人がルームメイトに適しているか?」ということを判断し、決めていってもらいます。

簡単に言えば、被験者に「同居人を決める決断を迫る」という状況を作っていったわけですね。

また次も同様に、プロフィール写真を見てもらい「あなたがオーナーならどの人を採用しますか?」というようにバイト面接の判断を行ってもらいます。

そのうえで、被験者を2つのグループに分けました。

そのグループというのが

  1. じっくり考え抜いてもらったグループ
  2. じっくり考えた後に、アナグラム問題を解いてもらったグループ

この2つのグループに分かれて、同居人やアルバイトの候補者を決めていってもらったのでした。

ちなみに「アナグラム問題」を解説しておくと。

アナグラム問題というのはバラバラの文字を組み合わせて一つの言葉にする、「謎解き」のようなゲームです。

例えば「のえき」という言葉があった場合。

並び変えると「えのき」になります。

このようにバラバラの文字を入れ替えて解いていく問題を挟み、「バイト採用」や「ルームメイトの選択」を行ってもらったわけでした。

その結果面白いことが判明して。

このラドバウド大学の研究では「B:じっくり考えた後に、アナグラム問題を解いてもらったグループ」の方が決断力が高く、いい決断ができていたことが判明しました。

なぜアナグラム問題を行ったグループの方が決断力が高かったのか

なぜ普通に考えて決断したグループよりも、アナグラム問題を解いたグループの方が決断力が高かったのか。

これは先ほども伝えた通り、「無意識思考効果」が影響していると考えられています。

繰り返しになりますが、アイデアや発想において「ずっと考え続ける」ということよりも、あえて時間をおいて再度考え直した方が、いいアイデアが出ることが分かっています。

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上記はカリフォルニア大学の研究を紹介していますが、上記の研究においてもやはり時間を置いた方がいい発想やアイデアが浮かぶことが分かっています。

それは時間を置くことによって情報が整理され、整理されたことにより知識と知識が結合することによっていいアイデアが出ることにつながります。

これを無意識思考効果と呼ぶわけですが、今回のラドバウド大学の研究でもある通り、決断力という面においてもこの無意識思考効果が働いたと考えられます。

アルバイトの採用やルームメイトの選択という決断に対して、じっくり1つの問題を考えるよりも、アナグラム問題を解くなどして「時間を置く」ということをした方が、結果的にいい決断につながったわけでした。

つまり、無意識思考効果によって決断力が高まったため、アナグラム問題を解いたグループの方が決断力が上がった、ということが言えるわけです。

とすると、決断力を付けるためには、無意識思考効果を味方にする必要があり、そのためには「時間を置く」ために「あえて別のことをやる」ということが重要になるわけですね。

実際に試してみた結果

んで。

実際にこの研究にある通り「時間を置くといいアイデアや決断力は上がるのか?」ということを僕自身で試してみました。

というか、「時間を置いた方がいい」「あえて別のことをやった方が創造性が高まる」ということは知っていたので、ずっと前から導入していた方法なんですよね。

先に結論から言うと、僕個人の感想として「時間を置く」というのは、かなり効果があるなって感じています。

その証拠といっては何ですが、いまだに何かを決めるときはあえて時間をおいてから考えるようにしていますし、何か問題を抱えたら、あえて別のことに取り組むようにしています。

クリエイティブシンキングが助けてくれる

実際に時間を置くことでどういったことが起こるのかっていうと、クリエイティブシンキングがより強くなるように感じています。

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上記記事でも解説していますが、クリエイティブシンキング力が高い人の方が、人生においての問題や対処力が高いという報告があったりします。

問題を解決しているということは、総じて決断力が高いといえるわけですが、時間を置くことで、クリエイティブシンキングができるようになる。

具体的には「別の視点」から物事を考えられるようになる気がしています。

この別の視点を持つっていうことがかなり重要で。

第3の選択肢が決断力を上げる

実は第3の視点を持つことによって、決断力や判断を失敗しない割合が高まるということが知られています。

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これは上記記事でも解説しているオハイオ州立大学の研究で報告されていることなんですね。

僕らはシンプルにわかりやすくするため、2極化して物事を考えてしまいがちです。

「やるorやらない」

「買うor買わない」

こうしたように、イエスかノーかで物事を考えてしまいますが、実はもう1つの選択肢を持ち「3つの中から選択する」ということをするだけで、失敗する確率がぐんと減ることが分かっている。

クリエイティブシンキングが高まると、別の視点で物事を考えられるという風に伝えたメリットはここにあって。

別の視点で物事を見るようになると、第3の視点が急にわいてきたりします。

2つの選択肢から決断するのと、3つの選択肢から決断するのとでは、失敗する確率が20%も減るという研究もあったりするので、やっぱり決断力を養うには「時間を置く」というのは効果的なんだと思いますね。

パソコンが壊れた

僕はこの「時間を置く」というのを日常的にやっているので、もう当たり前すぎて記憶に残っているシーンが少なかったりするんですが、直近でいうと僕のパソコンが壊れるという出来事があったんですね。

で。

壊れたら修理をするか、また新しいパソコンを買うかっていうところで決断をするわけですが、新しいパソコンを買うっていうのが「これまでと同じMacを買う」という選択肢しかありませんでした。

でもちょっと時間を置いたときに、「もうタブレットと兼用できるパソコンがあれば、一石二鳥じゃないか?」ということで、surfaceも選択肢に入ってきて、「直す」「同じやつを買う」「別のやつを買う」という3つの選択肢に広がりました。

そして結果的にsurfaceを買ったわけですが、今現状めちゃくちゃ満足です。

「そんだけ?」って思うかもしれませんが、アップル信者から別の端末に乗り換えるって本当に選択肢にない人がほとんどなんですよね。

僕もその一人だったし、Macが壊れたらまたMacを買うというように、もう決められたもんだと思っていました。

一種のバイアスがかかっている状態。

「時間を置くことでバイアスを取り除いてくれた」ということが僕の中でかなり大きな出来事だったんですね。

バイアスにかかり、正常な判断ができない状態と、バイアスを取り除き是異常な判断ができる状態。

どちらの方が決断力が高いかは明白だと思います。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

ラドバウド大学の研究において、下記の2つのグループに分けて

  1. じっくり考え抜いてもらったグループ
  2. じっくり考えた後に、アナグラム問題を解いてもらったグループ

プロフィール写真を見てもらい「ルームメイトの選択」や「アルバイトの採用」などの決断を行ってもらったところ、

  • じっくり考えた後に、アナグラム問題を解いてもらったグループ

後者のグループの被験者の方がいい決断を行えており、判断力が高くなっていることが明らかになっている。

それは「無意識思考効果」と呼ばれる心理現象が働いたことが原因だと考えられる。

無意識思考効果とは、無意識的に思考をするというものだが、アイデア出しや発想などに用いられるものだが、時間を置くことによっていいアイデアや発想が浮かぶということが分かっている。

この無意識思考効果によって決断や判断にもいい影響につながるということが、このラドバウド大学の研究によって明らかとなった。

つまり、決断力を付けるには「あえて時間を置く」や「別のことに時間を使う」ことが重要になる。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。