判断や決断に迷ったら、あえて何もしない選択を入れるべき理由

今回はタイトルにある通り。

「判断や決断に迷った時の対処法」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

判断や決断とは、小さいところでは「夕飯や昼食」なんかも判断に入るし、大きいところでは「結婚相手」や「転職先」というもの判断に入ってくる。

だれしもが適切な判断をしたいし、間違えない決断をしたいと思っているわけです。

先に結論から伝えておくと、この判断や決断に迷ったときは、あえて「何もしない」という選択をすることが、実は良い決断や判断をすることにつながる、ということが分かっています。

なので、YESかNOかだけではなく、何もしないということを判断材料の一つにこれからは入れるといいんじゃないかなと思いますね。

根拠

ではなぜ、何もしないという判断や決断が良い結果を産むことにつながると言えるのか。

その根拠から解説していくと。

これはラドバウド大学が行った研究がもとになっていて。

この論文では、まず最初にアルバイト被験者を集め、彼らの仕事ぶりを観察していきました。

その仕事ぶりを見た研究者たちは、能力の有無などを判定していき、その観察をもとに、アルバイト被験者たちのプロフィールを作成していきます。

その次に、アルバイト被験者とは違った別の被験者を用意したうえで、プロフィールを見せていき、「どのアルバイト被験者が優秀か?」ということを判断してもらいました。

ただ、優秀かどうかを判断してもらう上で、実は2つのグループに分けて、調査していて。

その2つというが、

  1. じっくりとプロフィールを見てもらい吟味してもらったグループ
  2. 全く関係のないゲームをしてもらった後に判断してもらったグループ

この2つのグループに分けていたんですね。

要するに、「仕事ができる出来ないを判断する時に、どういった状況が適切な判断ができるのか?」ということを、このラドバウド大学は研究していったわけでした。

その結果はかなり意外なもので。

普通に考えたら「じっくりと吟味したグループ」のほうが適切な判断(=仕事が出来る人を見抜く)ことが出来ると想像しがちですが、結果は全くの正反対で。

実は「まったく関係のないゲーム」を行った後に判断したグループのほうが、適切な判断が出来ていることが判明しました。

要するに、「何もしない」ということが、実は適切な決断や判断をするのに効果を発揮する、ということがこのラドバウド大学の研究により判明した、ということなんですね。

なぜ全く関係のないゲームをした人のほうが、正しく判断できたのか

では次に。

なぜ全く関係のないゲームをした人のほうが、正しく仕事ができる人を見抜くことが出来、正しく判断することが出来たのか。

これは「無意識思考効果」というものが原因だとされています。

この無意識思考効果というのは、「無意識のうちに脳がいろいろと考えてくれている状態」のことを指します。

誰しもが経験があると思いますが、実は「何も意識しない状態」の時こそ、実はいろいろと考えているんですね。

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これはワシントン大学の研究でも紹介されている通りで、「ぼーっとしている状態」の時こそ、脳は活発に働いている、ということもわかっています。

話を今回のラドバウド大学の研究に戻して。

「まったく関係のないゲームをする」ことによって、実はこの無意識思考効果が働き、無意識の状態であってもいろいろな角度から考えている状態が作り出せた。

その結果、吟味するよりも柔軟な考えをすることが出来、正しい判断をする割合が高くなった、ということが考えられています。

その証拠に研究者たちは「ゲームをすることで、意識が考えるよりも精度の高い答えを導き出したのだろう」とコメントしているわけです。

正しく判断するために、あえて何もしないという決断を

このラドバウド大学の研究、そして「無意識思考効果」を日常生活に応用していくことを考えると、何か迷ったりだとか判断に行き詰ったとき、僕らはどうしても「YESかNOか」でしか考えなくなってしまいます。

ただ、そうじゃなく。

実は「何もしない」という状態を作ることも、選択のうちの一つに入れたほうがいい、ということが見えてくるわけですね。

「YESかNOかSTAYか」

本当のところは、この3つの中から考えた方が良い、ということになるわけです。

そして厳密に言えば、切羽詰まった状態ではない限り、今すぐに決断ができないということはそれだけ迷っている状態を指すので、「STAY」を選択したほうが無意識思考効果を味方にできるため、いい判断が出来るケースだってあるわけです。

これは「アイデアのつくり方」という本で紹介されている「良いアイデアを生み出す方法」にも通ずる部分がありますね。

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この無意識思考効果を味方につけるためには、「まったく関係のないこと」をすることがポイントで。

ラドバウド大学の研究にあった「ゲーム」をするのでもいいし、「散歩」や「エクササイズ」といったことも効果的でしょう。

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判断や決断に迷った時にはぜひ参考にしておきたいことです。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

正しく判断したい場合や間違った決断をしたくない場合は「何もせず、まったく関係のないことをする」ほうがいい判断が出来るようになる。

それは無意識思考効果が働き、無意識化において様々なことを脳は考えてくれている状態を作り出せるため。

研究者たちやアーティストなどは「仕事とは全く関係のないとき」にいいアイデアや発想が浮かぶのはこのため。

何もしないことや全く関係のないことをやることによって、無意識思考効果を身に着けることが出来るため、判断や決断を間違える割合が減る。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。